2024年8月5日月曜日

8耐を観て2024

 録画を見終わったので備忘録として記しておきます。

今年の優勝は TEAM HRC。HONDAのワークスチームです。3連覇ですね。

危なげなく最初のスティントから最後までトップを走ってました。勝因はやっぱ誰が乗っても早く走れそうなマシンに仕上げているのと速いのに燃費もよくて終盤は入る必要のないPITINも安全マージンを見て行っていました。最後のPITストップでペナルティ40秒をもらっても大丈夫だったのは運もあるかな。

MotoGPライダーのJ.ザルコ選手が参加してくれたのはうれしかった。暑くてとってもつらそうだったけど(笑)。ザルコ選手はバトルになるようなシーンがほぼなかったですね。
今年はペースカーが一度も入ることがなくてたんたんとレースが進みました。ラップ周回も最高記録の220周。コース改修前の219周が今までの最高でした。高橋巧選手が8耐最多勝(6回)を記録しました。宇川さんのように日本のトップライダーというわけではないので印象は薄いかもしれません。いずれにしてもメーカーの看板ライダーでないと達成が難しい記録です。第3ライダーは名越鉄平選手。

2位の YART YAMAHA は8耐表彰台は初めてというのは意外でした。EWCではディフェンディングチャンピオンで今年も現在1位。8耐の予選もポールをとりました。例年スタートでエンジンのかかりが悪くて失敗するのですが今年は大丈夫でした。序盤カネパ選手のスプリントレース的攻めが印象的でした。その後危なげなく2位を独走してました。

3位の YOSHIMURA SERT は4位の TEAM KAGAYAMA と常に競っていてどちらも応援したい自分としては終始ハラハラしてました。例年ならガツガツトップを狙うような走りですが今年は燃費を重視した安定感のある走り。1給油での周回もHRCより1周多い感じでした。YOSHIMURAにはMoto2ライダーのアレナスが参戦していて意外でした。彼のことは今まで興味なかったのですが見直しました。昨年までエスパルスで参戦していた渥美心選手の走りが激アツで感動しました。チームがペナルティでピットスルーをもらったのでKAGAYAMAとの勝負は終わったと思ったのですがシャリーンとのバトルを制して3位を決めたのは本当に素晴らしかったです。



4位の TEAM KAGAYAMA はSUZUKIのチームの印象が強かったのですが今年はDUCATIで参戦してきました。速いけど完走は無理だろうと思ってたのですがほぼノントラブルで走りきりました。本国からのサポートも手厚かったようでセミワークス的なチームのようでした。

5位の BMWワークス はスタート直後のホールショットを決めました。外国車がホールショットをとったのは初めてらしいです。5位までのバイクメーカーがすべてバラバラというのも珍事。それだけ相対的に外国車の力が上がってきているということでしょう。

その他気になったチームとしてはSUZUKIで オートレース宇部 は昨年初参戦で見事なレースを披露しましたが今年も終始7~9位あたりを走っていながら終盤転倒PITINで順位を大きく落としました。ベテランのA.ウエスト選手は暑い中お疲れ様でした。Moto2ライダーのバルタス選手が速かったですね。

それからSUZUKIはワークスチームで参戦してきましたが勝負するためというよりはサステナブルを意識したマシンでアピールしていました。しかしそれでも結果は8位なのでさすがのワークスチームです。これからのワークスチームは勝負だけではなくてこういう取り組みもありかもしれません。

HONDAの ハルクプロ は事前のアクシデントで2人ライダー体制で臨んだのにBMWと5位を争う位置を走ってました。しかし終盤ライダーが力尽きてPITIN時間が長くなり順位を落としました。何年か前にトップを争うライダーがダブルスティントをやったことがありましたが命に関わることなのでライダーファーストのレースをやるのは良いことだと思う。優勝したHRCは3人をきちんと使い切るような形で優勝しました。無理のないレース運びも耐久レースでは大切でしょう。

HONDAの有力チームは多いので明暗を分けるシーンも出がち。EWCを戦うTSRは何度か転倒してしまい残念な結果になってます。昨年は序盤の転倒から巻き返してたので対照的なレースでした。

最後にKAWASAKIはどこに行ってしまったのかな?台数も少ないようで前の方を走っているチームも皆無で残念。

直前まで分からなかったけどBS12さんが 放送してくれたのは助かりました。

放送はまだ不慣れな点が多くて特に北川さんのピットレポートは面白くないのでやらない方が良かったと思います。来年も放送期待してます。

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