・部屋の抜けを拡大
3回目の電源配線方法を変えてから音がすごく強力になった。そのせいか中低域のこもりが気になるようになった。音場が狭くいわゆるダンゴ状になるのはよろしくない。調べてみるとFハイトスピーカー近辺に存在する定在波が以前に増して強力になっている。
試しに竹束をその近辺に吊してみたら低域は吸えるけど上の帯域も吸ってしまうし見た目は悪いしデメリットの方が大きいので却下。SWのレベルを少し下げても効果なし。フロントの共鳴管を追加で設置することも考えたけどその前に天井中央付近に設けている抜けの調整をやってみた。
かぶせてある檜の板を2枚取り外したらバランスがとれていい感じ。どうせならと3枚目も外して少々薄味の状態で様子を見ることにした。
うちみたいなスカスカなシアター部屋でも油断すると音がこもるんですよね。まあ引き算で対処できるからラッキーだけど。何か足して解消するのは部屋が狭くなるし副作用はあるしで大変です。特に低域は難しい。
・電源ケーブルの銅スパイラル追加
電源配線を変えた時に作り替えた電源ケーブルはKaNaDeさんのやり方を参考にさせてもらってますが外周に巻き付ける銅線スパイラルはやってませんでした。
単線を引き回すのにそんなものを最初から付けてしまったら面倒だというのもあるのですがそれほどパフォーマンスに影響しないだろうという目算もありました。
しかし折角なので引き回しも落ち着いたし単線も余っているしスパイラルを作って付けてみました。
これ見た目があれだし侮っていたのですが音はかなり変わります。これが無い状態だと音がつまった感じだったことが分かる。綿被覆だとシールド効果はないようなものなのでこのケーブル限定の効果のような気がするけどここまでやってこのケーブルは完成だと理解しました。
プラグが8千円くらいなので1本1万円くらいはするのですがコスパは最強じゃないかな。単線はホームセンターで売ってるメーター数百円のものをばらして使ってます。音はハイエンド系の音色を求めるなら違うけど素直で脚色のない音数だけを求めるなら相当レベルが高いと思う。少なくとも自分史上ではベストな音。ただちゃんと作って安全に運用しないと危険なので他人には勧めません。
・共鳴管のやり直し
初期の頃に作った後ろ壁に付けている共鳴管をばらして作り直しました。回を重ねるごとにスキルアップしているのでもっと丁寧に作り込むためです。
地味な取り組みだけどリスニングポイントの真後ろということもあって効果はなにげに大きいです。音楽や声のおいしいところがぐいぐい迫ってくる感じ。
・音叉を試してみる
部屋の残響改善として5kHz以上の残響を増やしてやるのがこつのようなのでどうしたらそれができるのか思案しています。壁反射に石材を取り入れたりするのが手段として有効そうですが私の環境ではそれはやりたくない。共鳴周波数がそのあたりにあるような材料があればいいですが材質だけじゃなく寸法なども絡んできそうで難しい。
最近ヒーリング用途で音叉がはやっているようで4096Hzの安価な音叉を試しに取り寄せてみた。
プラセボに近いような気もしますがほんの少し高域特性が良くなるような。(笑) 経過観察してみます。
マニア的にはツィーターを追加したりするのでしょうがパッシブにこだわりたいところです。機材を増やしたくないし再生周波数ではなく部屋の残響の追求なので。
・QAAの再配置
フロントSPの直上あたりに低域だまりが出来ているのでQAAをそのあたりを中心に集めてみた。低域に影響力はほぼないがこれはこれで音像をうまく攪拌してくれる感じはある。しばらくこの位置で行けそう。