福岡国際会議場で行われている九州ハイエンドオーディオフェアに行ってきました。
去年は九州新幹線開通の影響なのか人が多すぎてまともにオーディオの試聴はできませんでしたが今年は適当に少なくてゆったりと試聴できました。
偶然会場で出会った隼乗りのOさんと話し込んでいる時間が長かったのと今年は商社さんの展示コンセプトが比較的はっきりとしているようで聴く立場のこちらもポイントを絞って試聴することになりました。
試聴したシステムの感想を記しておきます。
D1(CH Precision)→ ALTAIR(Constellation)→ HERCULES→ G1 GIYA(Vivid)
商社の人も言ってましたがG1の音はごく普通の音です。取り立てて迫力があるとか真に迫ってくるなんてことはありません。コンステレーションのアンプは見た目からいかにもお金がかかってそうなオーラを醸し出していますがこちらもごく普通の音です。ただ表現の懐は相当深そうですけどね。一聴しただけではそのすごさがよく分かりませんでした。
System SG-1(spiral gloove)→ PHONO3 MONO(Amphion)→ LINE1(ARION)→ NHB-458(darTZeel)→ ANATⅢ Signature(YG ACOUSTICS)
スパイラルグルーブのアナログプレーヤーの音はシステムの支配力が相変わらず凄まじいです。
アナログ特有の解像度の低さはありますがなんとも破壊力がありドラマチックに音楽をぐいぐい再生してくれます。YGのスピーカーは鳴らないイメージしか今まで持ってなかったのですが今日はアンプがすごいのか十分に熱い再生でした。
HD02(Ayre)→ FM255MkIIR(FM ACOUSTICS)→ MOMENTUM(Dan D'Agostino)→ Q3(MAGICO)
スピーカー間の距離がただっ広いこともあり音場が広大で物腰が柔らかく包容力のある音です。
MAGICOのスピーカーは今までMiniしか聴いたことがなく価格の割には大した音じゃないというイメージしか持っていなかったのですがこのオールアルミエンクロージャーのモデルは音が随分と違って表現力があります。
MOMENTUMは写真のイメージよりも大きさは小さく感じました。クレルの音とはちがい上品でやさしい音のようです。
CDP-202(Classe)→ CP-800→ CA-M600→ 800Diamond(B&W)+DB1
私が使っているプリアンプのCP-65はもう使用9年目ということもありクラッセのニューモデルCP-800には多少興味があります。ただラムダシリーズになってからのクラッセの音はB&W風味のこってり肉厚感が強くて私の好みとは少し合わないように思います。
もともとたっぷりとした量感の低域を持っている800Diamondにサブウーファーを組み合わせてますがどろんとした感触のこの低域はくどすぎて私には駄目ですね。
2012.9.7
Classe+B&Wの展示ではDB1は805Diaとの組み合わせでしか鳴らしていなかったという指摘がありましたので私はDB1のパフォーマンスは体験していないようです。