2012年11月29日木曜日

MotoGPを振り返って2012

今年も第18戦バレンシアGPを最後にMotoGPは閉幕しました。
最終戦を待たずに各クラスチャンピオンは決定してましたがそれにしても最終戦はいつになくおもしろいレースでした。

特にMoto2クラスのマルケスは予選のペナルティで最後尾33番グリッドでスタートしたのに終わってみればトップでフィニッシュ。
しかもウエットコンディションで成し遂げました。

リプレイを見るとスタートから第一コーナーまでの間にマルケスは10台以上抜いています。
エンジン性能にそれほど差がないはずのレースでこれが出来てしまうのは最初からレースにかける気迫が下位のライダーと上位とでは全く異質のものであるということでしょう。

こんな芸当が出来るのは私の記憶の中では最盛期のロッシくらいでマルケスのポテンシャルがずば抜けて高いことが証明されたレースでした。
このレースではシモンやテロルといったシーズンを通じてぱっとしなかったライダーが見せ場を作り、そして最後は役者がしめるといった非常にドラマチックなレースでもありました。


Moto3クラスはサンドロ・コルテセが年間チャンピオンを獲得しました。
今年はエンジンが250cc 4スト単気筒となり2スト125ccのマシンよりスピードが遅くなったように感じましたが最高速は230km/h近辺まででるみたいですね。
昔乗っていたグース250が最高速140km/h程度しかでなかったのでやはりレーサーは別物のポテンシャルですね。

コルテセは速いというよりは手堅いライダーでシーズン序盤の調子からすれば本命はヴィナレスと思っていました。
ヴィナレスは早さは一番あると思うのですが悪い意味でまだ若すぎるライダーですね。


Moto2クラスはマルク・マルケスがチャンピオンを獲得しました。
ポール・エスパロガロも第17戦ではぶっちぎりの優勝したりと善戦してましたが役者が違うところを見せつけてました。

マルケスは昨年の最終戦で目を負傷して一時は今期のレース活動が危ぶまれるような観測もあったのですがそれを見事に杞憂で終わらせてくれました。

来期はMotoGPでレプソル・ホンダ入りが決まっています。
初年度からがんがん行くことになるでしょう。


MotoGPクラスはホルヘ・ロレンソがチャンピオンを獲得しました。


ストーナーが5月に今期限りの引退を宣言してから走りの精細を欠いたこともありロレンソが最初から最後までシーズンをリードしました。
ただしシーズンの終盤7戦ではペドロサが完走したレースはすべて彼が制しチャンピオンをとったとはいうものの最新の速さではペドロサに完敗というところです。

ロッシは今期限りで引退かなと思っていたのですが来期は古巣のヤマハ・ワークスに戻ってくることが決定しています。


今期は全クラス通じて日本人ライダーが最終戦まで一人も表彰台に立てないということで、1986年から続いていた記録が途絶えることが予想されたのですが、最終戦MotoGPでスポット参戦の中須賀選手が2位でフィニッシュ。

まるで奇跡を見ているようでした。
1位ペドロサで3位がストーナーですからね。
今期ほど勝てるライダーが限定されているシーズンで荒れたコンディションとはいえ2位フィニッシュはかなりの快挙と言えます。


MotoGPではないですがビアッジ選手が今期限りでWスーパーバイクを引退するそうです。
2度目のチャンピオンを獲得しての引退でかつて90年代に250ccクラスで原田選手と競りあっていた時代もあったわけで今年まで現役でトップライダーであるというのは驚異的なことですね。


バレンシアGPに訪れていたビアッジ選手。



これでMotoGPでの勇姿は見納めとなってしまったストーナー選手。

2012年11月27日火曜日

政治のこと

衆院解散を宣言してからというもの世の中の選挙に向けた動きが慌ただしくなっていますね。
私は政治に関しては特に詳しくも関心もありません。

特に注目を集める争点の中でも経済政策や対外政策に関しては複雑なので自分自身は何ら具体的な意見を述べることは出来ないですね。

特に自分の意見をあげるとすれば

・原発は即時停止
・TPP参加は論外

と2点くらいです。
これを本気で実行する気がある政治家がいれば応援します。

政権を担当した政党が連続して駄目なのは明確なので第三極?に政権を取ってもらうことを望みます。
駄目だったらふさわしい政党、ふさわしい政治家が出現するまで何度でも選挙しましょう。
盛り上がれば投票率もそのうち上がるかもね。

2012年11月25日日曜日

お気に入りの整理

自宅で使っているPCのブラウザはgoogle chromeです。
7月にPCをリニューアルした時にHDDを取り替えたのですが、バックアップをとった時にWINDOWSの「お気に入り」をバックアップしてました。

このお気に入りをバックアップしてもchromeのお気に入りをバックアップできません。
当然なのですがうっかりやっちゃいました。

IEのお気に入りは何年か前のものですが仕方なくこれをchromeに取り込んで使っています。
意外とあまり不自由はしてないです。

しかし無駄な項目が多いのでそろそろ整理したくなったので少しずつやっています。
オーディオ&ビジュアル関連でもすでになくなっているサイトが結構ありますね。

特に気になったのは「BOULDER」の本国サイト。
パワーアンプ 850 を使用しているのでメーカーが消滅したとしたら結構ショックなのですが探したら見つかりました。
http://www.boulderamp.com/

それからオーディオショップさんでリンクが切れているのが

・k’sラボ
・DEAR AUDIO

店を閉めちゃったのでしょうか。

リンク関連整理すると結構シンプルになってしまいました。
新しいサイトやブログがほとんど増えていないのですよね。
なんだか寂しいですね。

2012年11月17日土曜日

スパイクの活用

サブウーファーのセッティングは微妙なところもあるけれど得られるものの方が大きく差し引きプラスということでこれでOK。
今回このベースとは他にA7075製のスパイクをもう8個用意しました。

コンセントブロックの底面にクリアバンボンもどきの小さなゴムを貼り付けて脚として使用していましたがここをスパイクと入れ替えようというところです。
コンセントブロックは2個あるのでスパイクを8個用意したのですがオーディオ前段に使用しているラック EauRouge の ER-X に使ったらどうだろうと思い立って試してみました。

私が使用するER-Xは2段でコストの兼ね合いから純正のスパイクとスパイク受けを使用しておらず、1段目ラックの支柱が即床面と接触する形で2段目のラックは1段目と接続して使用しています。
もし純正のスパイクとスパイク受けを用意すればラックをもう一段買える金額になるので手が出せないでいます。




さてコンセントボックスとラックにセットしてみたスパイクですが結果だけを判定すれば、

・コンセントボックス・・・○
・ラック・・・×

となりました。
コンセントボックスでスパイク受けとして使用する予定だったリプラスのインシュは音がゴージャスになりすぎてギラギラするので外して様子見してます。
高さが4個そろわないのもマイナスですね。

ラックにスパイクを入れるとカーボンの良さがスポイルされる感じで音が丸くなります。
コンセントボックスでは音が立つ方向に変化したので逆の傾向となりました。
2つのCFRP間に異物を入れるのはどうだろうという懸念は最初からあったのですが、スパイクの効果とどちらが勝るのかなという興味から今回テストしてみたのですがNGとなりました。

ラックではスパイクを使用せずコンセントボックス2個に取り付けて作業完了となりました。

2012年11月12日月曜日

サブウーファーのセッティング

ムジークエレクトロニク・ガイザインのサブウーファー Basis13K は出音の質に対して特に不満があるわけではないのですが作りが業務機そのものでやや安っぽい。
出音に関係ないところにお金を使うのは反対なので全体的には特に問題ないけれど脚部の安っぽいゴム足だけは変更したいところ。

どうせ変更するならということで以前メインアンプのセッティングで用意したアンプベースと同じものを再度製作してもらった。





木質のがつんとくる低域が金属質のごつんとくる感じに。
ホールトーンなどは前よりよく出る気がしますがちょっと固すぎかなあ微妙な感じです。
エージングで良くなるかな。

2012年11月10日土曜日

KMMビルのフェア2012

今日は地元のオーディオ&ビジュアルフェアに行ってきました。
最近は新しいオーディオ機器に対してなかなか魅力を感じる機会がなくなってきました。
自分のオーティオに対する関心が薄れてきたのか市場が枯れてきているのかそのどちらともなのかよく分からないところです。

今日視聴してきたシステムを記しておきます。
JBLやTADなどの大型システムはいつも長い時間を使ってデモやっているような気がしますが自分の嫌いな音なのでパスしました。




SCD-DR1(SONY) → TA-DR1A → SS-AR2






CX-7emp(AYRE) → NHB-18NS(darTZeel) → NHB-108model one → QUAD(型式不明)





 D600(TAD) → C600 → M600 → FC4500(TAOC)





TD550 SME309(THORENS) → TEP302 → C-600f(LUXMAN) → ME901KA(MEG)

ムジークエレクトロニク・ガイザインのスピーカーは私の好きな音をいつも奏でています。
組み合わせる再生機器がいつも違うものですがスピーカーの魅力が損なわれることはないですね。
プリアンプを使ってこのスピーカーを鳴らしているのは今回が初めての体験かもしれません。
そのくらい過去のデモはシンプルなシステムばかりでした。






Spacedeck+Stradivari(NOTTINGHUM) → JPA66(EMT) → FM255MK2R(FM) → MOMENTAM Mono(DanD'Agostino) →  Q1(MAGICO)

再生はアナログディスク。今回のフェアでオーディオ的に最も素晴らしい音でした。
マジコのスピーカーは非常にシンプルな作りですがその表現力はハイエンドそのものです。
今一番自分にとって刺激を受けるのはこのマジコのスピーカーのパフォーマンスかもしれません。
古くはクレルのスピーカーとも共通するものですがこの包容力のある鳴り方は自分のシステムに加えたい要素ですね。






ID100(Cambridge) → DacMagic100 → PRE32(PRIMARE) → A34.2 → Performance6(Mordaunt-Short) 

iPodをDOCに差してDACとの組み合わせによるプレイヤーは非常にコンパクトですが操作も含めて意外とめんどくさそう。
音は元気闊達でよく鳴っていますがどこかカーオディオの延長のような印象を受けます。



ビジュアルの方ではJVCとSONYのデモを体験してきました。
SONYの4k2kプロジェクターを観たかったのですが時間の都合で見逃してしまいました。
プロジェクターは2k1kモデルなら下位機でも価格差ほどは性能差はないと感じます。
JVCのデモで使っていた「ドライブ」という映画作品はおもしろそうです。

AVアンプのデモで2チャンネルでのデモをやるメーカーがありますが個人的にはかえってマイナスになるのでやめた方が良いと思う。
音楽の再生をアピールするならDSPを駆使してマルチチャンネルで勝負すべきだと思う。

2012年11月9日金曜日

スパイク受けのリニューアル

AV機器用のラックに使用しているスパイク受けを他に流用することにしたので新しいスパイク受けを取り寄せました。


品物は CROSS POINT の XP-SB。

元々スパイク受けというアイテムはスパイクを使用する時に床やボードを傷つけないために使用するもので積極的にパフォーマンスアップを狙うアイテムではないでしょう。

実際中途半端なスパイク受けを使用するくらいならボードの上にスパイクを直接載せた方が音が良いです。
例外は今まで使用していたオーディオリプラスの製品でこれはスパイクの間に入れた方がずっと音が良くなります。

そして今回リニューアルしたCROSS POINTの製品はさらにそのはるか上を行く製品。
比べるとリプラスは情報量がどばっと増えるのですがピーキー。
反面CROSS POINTは雑味がなくなり音像が浮かび上がる良質なカーボンそのものの音という感じ。
エア感がよく出ます。

ラックの下に入れたのでラックに載せているBDレコーダー、AVプリ、プリメインアンプの3台分のパフォーマンスアップに繋がり使い方としてはかなりお得な使い方と言えるかもしれません。

「最後の感謝祭」がやっと「聴ける音」になりました。うれしいな。(笑)