2008年12月30日火曜日

スイフト乗りだして1ヶ月

HDDレコーダーの電源ケーブルを導入した時の日記の最後の方でHDDレコーダーがハイテクでオーディオのハイエンド機はローテクというような記述をしましたが、これは語弊があり違和感のある記述でした。

新しい仕事をさせるデバイスを開発するようなものに対して私は「ハイテク」という言葉を使いたがるようで、既存の形を成しているジャンル例えばオーディオ用のケーブルでもその素材や構造、表面処理の仕方など突き詰めればいくらでも「ハイテク」の入り込める余地はあります。

ですのでオーディオのハイエンド機にもその機体の構成要素のどこをとってみても「ハイテク」を取り入れる余地はあるわけで私の日記は少々短絡的でした。


今日の使命は車の洗車とたまった漫画本などの処分。漫画本は2年に一度のペースで古本屋に引き取ってもらってます。
スイフトは購入してちょうど1ヶ月になりました。
デザインに関しては購入前は半ば諦めたような気持ちだったのですがいざ使ってみるとこの15年くらいでやはり車のデザインも進化しているなあと実感します。

丸みを帯びたボディはただかわいらしさを演出しているだけではなくて、微妙な曲線や角の処理などがしてあり設計にハイテク感を感じます。
ホイールのデザインも単純な構造ではなくて良く見ると結構凝ったデザインになっています。

車体が以前乗っていたドマーニに比べると前後長がかなり小さいので町乗りでの使い勝手はすごくいいですね。
走りに関してはボディや足回りが良くできているのでくねった道を走るのは挙動に安定感があって楽しいですが、アクセルを踏み込んで加速したい時などはレスポンスがなぜか鈍いです。

これはパワーがないというよりはパワーの急な盛り上がりを抑えているという感じで、中間加速などはドマーニの方がダイレクトに加速する感じでした。
これは多分燃費などを考慮した結果電子制御でこうなっていると思います。
(しかし燃費性能もドマーニとほぼ互角か負けているようですが)

運転している時のハイテク感はスイフトには感じられるのですが、エンジンの面白さはやはり昔のシビック系のエンジンの方が面白いですね。
ややエンジンに急かされるようにスピードを上げていくのが気持ちが良かったので渋滞などにはまるとストレスを強く感じたドマーニに対し、町乗りの使い勝手では低速域で流せるスイフトのほうが運転が楽ですが。


2008年12月29日月曜日

映像系のアース配線

映像系の機器をつないでいるコンセントにアースの配線を行いました。
配線と言ってもパワーアンプのコンセントのアース端子につなぐだけですけど。
パワーアンプのコンセントは大地アースをとっています。

映像系の機器では3ピンのIECインレットが付いている機器はメリディアンのプロセッサだけですが、HDDレコーダーに導入したDolphinのケーブルは多分シールドがアースピンに接続されていると思うのでこの2つの機器にはアースをとってやるメリットがあると思います。
使ったケーブルは2sqの3芯ケーブルでホームセンターで手に入る汎用品です。

今まではアースループなどでオーディオの再生に悪影響が出ては困るので映像系の機器をオーディオ系のアースとつなぐのを避けていました。
試しにやってみて悪ければ外してしまおうという軽い気持ちでのトライです。

映像用のコンセントは2種類使っていてEauRougeのER-PSXにプロジェクターをつなぎ、そこから分岐させたWattGATEの381にHDDレコーダーとプロセッサを接続しています。
分岐するのに使っているケーブルはJPSのユニバーサルAC 2mです。

今回アースを配線したのは381の方です。
私は映像のほうは微妙な違いを把握するのが苦手なので結果は時間をかけて検証してみようと思います。


2008年12月28日日曜日

餅つき大会

今日はお餅つき大会に参加してきました。

いつもお世話になっているバイクショップ ピットインが主催して毎年行っている(去年はなし)イベントですが参加したのは今年が初めてです。
私が小学生のころは祖父の家に親族一同が集まってきて餅つき大会をやってましたがその時以来の餅つき体験になります。

角材を手斧やナタで割って薪を作るところから始めて、かまどで火をおこしもち米を蒸して臼と杵でついて行きます。
途中、焼き牡蠣(かき)やするめなどもいただいたりしながらアットホームな雰囲気のイベントでした。

私はどちらかというとファミリー向けのイベントは苦手です。(汗)


年末の大掃除

バイクや車、工場の設備だって同じですが機械ものの整備の基本はやっぱり掃除です。

オーディオ好きはたぶん日ごろから機器を磨いているとは思うのですが、きれいにして使ってやると出てくる音もいい音が出るように感じます。

ホコリだらけの楽器とピカピカに磨いている楽器では出てくる音も違うと思います。
特にCFRPはホコリをきれいにふき取ってやるだけで音がクリアになるようです。

年末の大掃除のときはオーディオも忘れずに!!


2008年12月26日金曜日

仕事納め

今日は今年の仕事納め。
本来は明日まで出勤のはずだったのですが不景気のため冬休みが1日早くなりました。

去年の秋から今年にかけて仕事上は大変充実しています。
仕事が既存の人員だけではさばき切れないため新入社員も入ってきましたし、派遣で入ってきた人もいます。
しかし今日付けで派遣の人は契約満了で終わりで、社員の内一人が精神的にやられてしまって別の部署に転属になりました。
仕事の量は相変わらず多いわけですが人員はマイナスとなってしまいました。

世の中「派遣切り」など雇用の使い捨てが話題になっています。
私の会社で働いている派遣の人たちをざっと眺めてみると、やはり最初から使い捨てとして雇っていると言ってよいと思います。

私は製造ラインの装置を作るのが仕事なので良く分かるのですが、製造ラインで働く人間は本当に機械の一部として働くことを前提とされています。
最初から細かく決められた単純な動作を一日中繰り返し行うだけで「やりがい」などとは無縁な仕事です。

設計業務で派遣されてきた人間も社員と同じ質の仕事をこなせる訳はなく、新入社員に毛の生えた程度のレベルの仕事しか任せられません。
これを半年をスパンとした短期で職場を転々とする分けですから「一人前」としての技能を身につけることは永遠に無理です。

日本だけは西欧を筆頭とする諸外国のような「階級社会」にだけはなって欲しくないと思っているのですが、税金をたくさん納めてもらうための大企業の業務効率アップを目指す近年の目先優先の政策には絶望的な気持ちにさせられます。

来年は「生きる」ということがますます切実なことになってくるのかもしれません。

2008年12月15日月曜日

Dolphin PS MEGANE

久々に電源ケーブルを導入しました。
機器側がメガネ型プラグになっているケーブルで接続するのはHDレコーダーです。

メガネが型のプラグで高級なものは見つけられなくてプロジェクターもそうなのですが電源ケーブルをグレードアップしたくてもなかなかできずにいました。
今までは付属のケーブルを切断してACプラグのみをマリンコのものに替えて使っていました。

導入したケーブルはドルフィンのオリジナル品で Dolphin PS MEGANE 1.2mです。
メガネ型プラグで太っといケーブルだったら困るなあとか思ってましたが線の径は13.5というところで特に固くもなく使いやすいケーブルです。

オールージュのIECプラグは恐ろしく把持力が強いですがこのメガネ型プラグは特に強い感じはないですね。
平日は録画したものを鑑賞する暇もあまりないので時間をかけてパフォーマンスを味わってみようと思います。




2008.12.20
デジタル放送が始まりそれを気軽に録画して楽しめる機器が普及したことで家庭で楽しめる映像の世界は一気に飛躍したと思います。
しかしHD放送のくっきりしゃっきりした映像は出会った最初のころにはそのインパクトにノックアウトされてしまい、DVDにも見切りをつけてしまいましたが慣れてしまうと現実とは違う独特な映像世界であることが気になりだして現在ではもう一つ楽しめなくなっていました。

例えば人間をスクリーンに映し出しても毛穴が見えてしまいそうな微細感は表現できてもどこかCGの作り物っぽい感じで、色もにじみはない反面深みがなく薄っぺらく感じてしまう。
まるでデジタルスコープでのぞきながら映像作品を見ているような感じで面白くないのです。


Dolphin PS MEGANEはその辺の不満がかなり解消されるケーブルです。
映像は一言で言うと「現実的な絵」に変わります。
色の深みが増し現実世界の色合いに近い魅力的な色に感じます。「フィルムライク」と言ってもいいと思うのですがHD画質のコントラストの良さを伴って諧調表現の能力が増したように感じます。

副作用ですがプロジェクターの色むらが以前よりもはっきりと分かるようになってしまいました。


音声に関してはEau Rougeのラックを導入してから録画した放送をHDDレコーダーで鑑賞するのと、CDをCDプレーヤーで鑑賞する時の音質差にかなりの開きを感じるようになっていました。
放送の音は薄く、情報もぶつ切り状態に聞こえるのに対しCDの音は豊潤で空気感の再現がよくできますし、低域もしっかりとでます。

音の方も映像の印象と似ているのですが映画のセリフの表現は人の声としてのリアリティが増し、環境音や音楽なども厚みが十分で空間に染み渡るような自然な響きを感じます。

PanasonicのHDDレコーダーはモノとしての価値には十分に満足できるクオリティーを持ってますが、オーディオの高級機が再生するような「深み」を感じることはできません(当たり前ですが)。

ハイテク度では普及機で価格の安いHDDレコーダーの方がはるかに上ですが、ローテクの部分でオーディオの高級機は贅沢を尽くしている?と言えるでしょうか。
HDDレコーダーにローテクの部分でも注力してやればそれは当然に「ハイエンド機」的な風格のあるパフォーマンスを得られると言えるのではないでしょうか。

そういう意味では電源ケーブルやラックは機種が変わってもずっと使い続けることができますしお得な買い物だと思います。

2008年12月14日日曜日

武道の必修化

2012年から全国の中学校で武道が必修となるそうです。
2年生までで月1のペースは少ないと思いますが武道に興味をもつ人が増えるきっかけになるなら良い取り組みだと思います。

しかし子供の「しつけ」の効果を期待するのであればなにも武道でなくて他のスポーツでも十分だと思います。
少年野球の強いチームなどは例外なく礼儀などの面もきちんとしているようですし。
勉強でもスポーツでも真剣に打ち込みたいと思うものがあるなら余計な方向にそれることもないでしょう。

武道が存在するようになったのは明治時代からで、その前の時代は剣術や柔術といった格闘術でした。
後者はひたすらに敵を倒すための技術で「道」を名乗るようになったのは、武士の時代が終焉を迎え国民体育として生き残るために格闘術としての側面を大きくそぎ落として精神論を強く主張するようになったからだと解釈しています。

スポーツと武道の大きな違いは後者には生死の観念が大きく付きまとうことだと思っています。
スポーツの試合で負けてもただ悔しいだけですが、武道で負けた場合は自分は相手に殺されてしまったという風に連想できるところです。

実際の武道では例えばオリンピックで柔道の試合を見ていても制約の多いルールの中でかけひきに終始する場面もあり命の取り合いとはほぼ無縁のものですが。
素手で行う格闘術の側面から見ればやはりUFCに代表される総合格闘技が現代では最も優れていると言ってよいでしょう。
ルールの制約はありますが選手の安全を守るためには最低限必要なものでしょう。

例えば空手道の選手は相手が主に突きと蹴りを使って攻撃してくることしか想定しないで練習するので、タックルや投げなどが認められるオープンなルールの下で戦うのには不利です。

UFCの初期の頃に大道塾のトップだった市原選手が出場しホイス・グレイシーを相手に何もさせてもらえずに終わってしまったシーンは空手道の関係者にかなりのショックを与えたと思います。
市原選手は柔道の心得もあったわけで、このシーンは「武道」が格闘術としては極めて完成度が低いことを露呈してしまったシーンなのですから。
私も当時は真剣にグレイシー柔術を打倒するにはどうしたらいいのかいろいろとシュミレーションしてました。(笑)

正直、武道で説かれる精神論はもう満足に体が動かなくなった老人の指導者が若手を相手に唯一できる指導で、格闘技云々とは程遠いところにあるものです。

格闘技としての優秀性を証明するならばやはりUFCなどルールの制約が小さな試合形式で勝利することでしょう。
しかし武道が格闘技のベースとなるのは間違いのないことで、伝統派空手の道場で育った日系ブラジル人のリョート選手や大山空手から格闘技を始めたジョルジュ・サンピエール選手などはレベルの高い総合格闘技の世界でも最も完成度が高い格闘家だと思います。

寸止めルールの伝統派空手は間合いが深く、ボクシングの間合いでパンチを当てようとしてもリョート選手には全くあたりません。
寝技は比較的短期間で防御を身につけることができますが、立ち技の当て勘などは短期間で習得するのは無理です。
(上にあげた両名は寝技の攻撃に関しても一流ですが)

武道から入った日本人の選手で将来UFCなどの大会でチャンピオンを輩出する日が来るといいですね。

2008年12月13日土曜日

ヒューズの脱着

訳があってオーディオ機器のヒューズを取り出して確認をしてみました。

ΩSACD2とボルダーのパワーアンプは機器の背面から簡単にヒューズを取り出せるのですが、プリアンプのCP-65は電源ボックスの蓋を開けないとヒューズを取り出すことができません。

そして不思議なことにCP-65だけはヒューズを取り出して少し掃除をして戻しただけなのですが再生音ががらっと変わってしまいました。
音の鮮度がものすごく高くなって部屋中をきっちりと満たすくらいに広がりが出るようになりましたが、なんだか腰高な感じで地に足が着いていないような落ち着きのなさがあり定位もどこか違和感があります。

この鮮度の高さと元気のよさを聴いていると、CP-65も導入して5年が経過しているのでヒューズの接点部分が劣化していて知らないうちにかなり枯れた再生音を聴いていたのかもしれません。
ヒューズを脱着したことで新品時のクオリティが一気によみがえったとしか考えることができません。

ΩSACD2とボルダーの方はヒューズの脱着では音の違いが分かりませんでした。
CP-65はヒューズの取り付け方法がこの2台と比べると接触面積が小さく条件が悪いことから劣化が著しいのかもしれません。

機器につなぐ電源ケーブルと比べるとオーディオ機器の内部の配線は相当お粗末と言っていいと思います。
電源のメインスイッチの配線など引っ張れば簡単にちぎれてしまいそうな線ですし、ヒューズは必要悪と言っていいようなものなので案外機器のパフォーマンスのボトルネックとなっている箇所かもしれません。



2008/12/8
上でヒューズの脱着によって音が大きく変わってしまったと書きましたがこれは私の勘違いでした。
一連の作業でひとつミスをしていてそれのせいで大きく変わっていました。
ヒューズの脱着でも多少鮮度の向上は認められますが大した変化ではありません。

2008年12月7日日曜日

Y君の訪問

今日は知り合いのY君が遊びに来てくれたので私の部屋で音楽を聴いたりしながら2時間くらい楽しんでもらった。

彼は2年ほどくらい前に東京の町田から北九州に引っ越してきた人で、自動車のディーラーに勤めている人です。
以前私は町田にはオーディオショップのドルフィンを訪ねて行ったことがあるのでなんとなく不思議な縁を感じる人です。

オーディオを趣味にしている私のような人間がもし他人のオーディオ装置で音楽を再生するのを聴かせてもらうとしたら、かなり身構えた形でまるで試聴するような感じになるかもしれません。

けれでオーディオのことなんて全然知らない彼のような人が私の部屋に入って示す反応は、見たことがない機材に素直に驚き、再生される音楽に素直に聞き入るといったところです。

私もオーディオについてあれこれ説明するようなことはせず、ただかける音楽について「こんなの知ってる?」「ああっそれってあの作品でもやってた人ですよね」みたいな音楽作品に関する会話が交わされるだけです。

私もそろそろ機材に振り回されるのではなく、今回のような気持ちでもっとゆとりを持って音楽や映画作品と対峙出来るようになるべきかな?とか感じました。