2008年12月26日金曜日

仕事納め

今日は今年の仕事納め。
本来は明日まで出勤のはずだったのですが不景気のため冬休みが1日早くなりました。

去年の秋から今年にかけて仕事上は大変充実しています。
仕事が既存の人員だけではさばき切れないため新入社員も入ってきましたし、派遣で入ってきた人もいます。
しかし今日付けで派遣の人は契約満了で終わりで、社員の内一人が精神的にやられてしまって別の部署に転属になりました。
仕事の量は相変わらず多いわけですが人員はマイナスとなってしまいました。

世の中「派遣切り」など雇用の使い捨てが話題になっています。
私の会社で働いている派遣の人たちをざっと眺めてみると、やはり最初から使い捨てとして雇っていると言ってよいと思います。

私は製造ラインの装置を作るのが仕事なので良く分かるのですが、製造ラインで働く人間は本当に機械の一部として働くことを前提とされています。
最初から細かく決められた単純な動作を一日中繰り返し行うだけで「やりがい」などとは無縁な仕事です。

設計業務で派遣されてきた人間も社員と同じ質の仕事をこなせる訳はなく、新入社員に毛の生えた程度のレベルの仕事しか任せられません。
これを半年をスパンとした短期で職場を転々とする分けですから「一人前」としての技能を身につけることは永遠に無理です。

日本だけは西欧を筆頭とする諸外国のような「階級社会」にだけはなって欲しくないと思っているのですが、税金をたくさん納めてもらうための大企業の業務効率アップを目指す近年の目先優先の政策には絶望的な気持ちにさせられます。

来年は「生きる」ということがますます切実なことになってくるのかもしれません。

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