2017年10月28日土曜日

ネコと鴎の王冠

中村哲也さんの漫画作品「ネコと鴎(かもめ)の王冠(クローネ)」を読みました。


ドイツでビール造りの修行に臨む日系の若者と現地の幼なじみの女の子との物語。
登場する人たちがみんないい人ばかりですごく居心地の良さそうな世界です。
ややひねくれ者の私だと普段あまり読まないタイプの作品ですがビールは大好きですしディアンドル(ドイツの民族衣装)を着た女の子もかわいいです。

ビール造りがテーマになっていますがそれほど学習漫画っぽいうんちくはあまりないですね。
それでも大麦がそのままでは食べることができなくて麦芽にしてパンやビールなどに加工していくという工程など分かりやすく説明されています。

ビール造りをテーマにして単行本1冊の作品を続けて行くみたいです。次巻は「キツネと熊の王冠」。

2017年10月22日日曜日

自作拡散板の再利用

2階の部屋で使っていた自作拡散板は今の部屋では不要かなと思っていたのですが今の部屋の音がこなれるに従ってやや面で来る音圧が気になって使うことにしました。


工務店さんが壁板の塗装で使った塗料を少し置いていってくれたので同じ色で塗装しました。

拡散板を取り付ける位置は経験上スピーカーの真後ろの壁か、反対面の壁が最も効果的でした。求める効果は団子に感じる音像をほぐして奥行きを表現できるようにすることです。自作拡散板では中高域に効果がありました。

調子にのってたくさん作りましたが上記以外の箇所に使ってもさほど効果はありませんでした。部屋にそのまま残していた拡散板を4枚取り外して再利用です。

2017年10月21日土曜日

映像とオーディオの共存

明日予定していたバイクのツーリングが天気が悪いので流れてしまい暇な週末になりそうです。ツーリングが流れたのはこれで3回連続。なにげに雨が多い9月、10月ですね。

さてこうしてブログを書いているくらいなので趣味としてオーディオと映像に並々ならぬ関心があるのは当然ですが両者を高度に両立させるのは難題だと思います。
私の場合はどちらかといえばオーディオ重視の映像との共存というところです。
なのでオーディオは妥協できないけど映像はまだ妥協できるかなというスタイルです。

オーディオ(音声)が妥協できないので今までスクリーンサイズは妥協せずにいられなかったし、長い時間2チャンネル音声で映像もやってきました。
あと映像機器は進化のスピードが速くて高級品に投資してもすぐに陳腐化してしまう側面も無視できない。

オーディオと映像をまるっきり違うシステムで追求できる恵まれた財力と環境なら問題ないですが庶民の私には無理ですね。ただ手に入る中で自分の最も好きな音を出すスピーカーでオーディオも映像もやりたいとは思うのでひとつのシステムに集約するのは当然の流れだと思う。そしてひとつのシステムに集約するのに問題になる点をあげてみると

・オーディオ的にベストなスピーカーセッティングで大画面を設置する。
センタースピーカーは無視してフロントスピーカーを後ろの壁から思いっきり離して手前にセッティング出来れば大きな直視型ディスプレイやスクリーンを壁に設置できますがこれは物理的にも音のパフォーマンスの点でもNGです。好みの問題になりますが私はある程度壁に近いところにスピーカーをセッティングしないとダメです。近すぎてもダメですが。そういうこともあってスピーカーの前に設置できるサウンドスクリーンはやはりベストなアイテムとなりそうです。センタースピーカーも難なくフロントと同じものが設置できますし。サウンドホールでどのくらい音質が損なわれるかとプロジェクターとの投射距離が短めになるのが気になるかもしれませんが。

・2chオーディオに比べると音の良いアンプが少ない。
海外製品などで高級AVアンプはありますが2chオーディオとして使って満足できるクオリティのAVアンプは数少ないでしょう。すべのフォーマットに対応した製品を導入しても5年後には多分最新フォーマットには対応できてないというライフの短さも哀しい。私が使っているHP5509は音はかなり良いですがAVアンプとしてはさすがに古さは否めないしリセールバリューなども望めないでしょう。私の場合は音楽再生もHP5509を使った4.2ch再生の方が2chよりも好ましいので正直2chオーディオには全く未練がない。ファイル再生やインターネットラジオの再生などに対応しているので使い勝手も最高ですね。これでコントロールアプリなどに対応してくれれば無敵のような気がしてます。2ch再生は音を先鋭化させるには最新の機器を導入出来ていいのですが2chとマルチでは音像の骨格自体が別物なので2chを追求するのはどうしてもミクロ的な視点に感じてしまいます。これはモノラル音声に対してステレオに慣れた人が抱くのと同じような感想ではないかと思っています。

・スピーカーをたくさん使うマルチチャンネルはたいへん。
2つのスピーカーをセッティングするだけでも奥深さは真剣にオーディオをやっている人なら経験したことがあると思います。マルチはスピーカーだけでなくアンプもたくさん使う必要があります。以前の6畳間ではリアスピーカーのセッティングまでがギリギリでした。クオリティにこだわらなければ別ですが。昨今はやっている天井スピーカーなんてどれだけの人がスムーズに設置出来るんだろう。フォーマットにこだわらずに基本のステレオセッティングからクオリティを詰めていくのが王道かなと思っています。しょぼいマルチより上質な2chの方が絶対満足度は上なので。その延長で上質なマルチこそ個人的には最終目標ではあります。現状のパワードスピーカーを使ったシステムはパワーアンプを置く必要がないのでセッティングが楽なのとスピーカーケーブルを使う必要がないのが気に入ってます。たまたま音に惚れ込めてマルチを組みやすいスピーカーブランドを見つけることが出来たのは幸いでした。いつになるかは分からないけれど質と状況を見極めながら少しずつch数を増やしていこうと思っています。

費用や設置スペースは置いといて実質映像とオーディオを共存させるのに問題となるのはこんなところかな。個人的にはほぼ解決している事柄を並べてみた形であしからずでした。

同居人のこと

同居人の父が入院してからの事後処理は全て私が行っていますがなかなか大変でした。
母の時の経験もあるのでなんぼかは流れが分かっているのですが今回はさらに色々ありました。
大まかな流れを記してみると

・5月26日に病院の集中治療室に入院。2週間は仕事を定時で切り上げて毎日病院通い。16日間居て一般病棟に移りました。今でも毎週1度病室には顔を出します。後遺症で同居人は今でも意識が戻っていません。

・父の保険関係の清算。
私の知らないところで高額でほぼ意味のない保険契約を1年前に2件結んでいてこれを解約する手続きをしました。この保険は郵便局の外交の人間が自宅を訪問しaflacのがん保険と住友生命の入院保障の保険を契約していました。二つ合わせて年間60万円の掛け金です。aflacは10年、住友生命は終身の契約です。うちの家系でがんになった人は一人も知らないしこの掛け金では絶対に元が取れない保証内容です。解約はaflacはあっさり終わりましたが住友生命は難儀しました。代理人が母になっていて母はもう8年間廃人同様の寝たきり状態。私が解約手続きを進めるには「便宜後見人」として認めてもらう必要がありました。この手続きの為に仕事を休んで必要書類を用意したり保険会社の人間と面談(計3回)したりなどで2ヶ月ほどかかりました。全ての相続人の同意書のサインが必要など嫌がらせのような手続きもありました。
入院保障の請求も医師に診断書(約7千円必要)を書いてもらったりする必要があり面倒です。

・車関係の処理
車の廃車は電話一本ですみますが滞納していた税金の払い込みや保険契約の解除(書類の作成)などは少し面倒。

・障害者手帳の申請と交付
母の時に一度は経験しているのですが手続きはやや面倒です。こちらから希望しなければ病院は一切動いてくれませんし手続きも知識がなければ戸惑うことが結構あります。医師に診断書を書いてもらう用紙をとりに区役所に行くと「どの障害ですか」と聞かれるのですが父は意識が戻らない状態で四肢も全く動かせない状態でどこの障害?ってなります。結局2度手間で区役所には2度書類を取りに行くはめになりました。
手帳を交付された後も税金の免除などの手続きがあるのですが市民税と所得税(国税)では管轄が違うし窓口で結構長い時間説明してもらうことになります。これも手続きに母の手帳の写しなどが必要だったりでかなり面倒でした。手帳は病院の窓口に見せると医療費免除となります。

・病棟が変わると
最初の病棟は循環器科だったのですが内科に変わると担当医が変わるので仕事を休んで面談に行き状況の説明と今後について話し合いました。

今日会社を午後から早退して障害者手帳関係の処理を終えてほっとしています。とりあえず今の病院から出ていくことを促されるまでは一息付けそうです。

2017年10月8日日曜日

部屋完成後のいろいろ

部屋が完成した後もいろいろ気になる点があって悩んだり更新したりしてます。
部屋自体の問題は意外と音が壁を通り抜けることくらいですがこれはどうしようもないので諦めてます。
いろいろ取り組んだ項目を記しておきます。

・スクリーンの更新
現状の16:9 70インチスクリーンはサイズが寂しいのでこれはすぐにでも更新したいところ。サウンドスクリーンで140インチクラス、電動昇降タイプを狙っています。

現状はOSのマットタイプ手動スクリーンを使ってます。ちなみにOSはコンシューマ向けを発表した直後からの付き合いで地元のオーディオショップでOSを購入した第一号のお客さんでした。
なのでまずはOSのラインナップ検討ですがサウンドスクリーンは自社で作ってないみたいで特にこのブランドを選ぶメリットはなさそうです。

次に気になったのはイーストン。国内ブランドでサウンドスクリーンをメインで作っているのでここの特に最新の「E8K」はかなり気になる製品ですが高価すぎですね。
120インチくらいまでなら頑張ったら買えますが130を越えると売る気があるのか分からないくらい金額が上がりますね。ネット上にE2Sでモアレが発生するという情報もありますのでここはパスです。

さて次に目にとまったのはエリートスクリーンです。アメリカのブランドです。
私の条件に合う製品は135インチで価格もイーストンの半分くらいであります。
http://www.elitescreens.jp/fs/elitescreens/sakerTension/SKT135H2-E12-AUHD
この製品は4K対応でサイドテンションも付いていて魅力があります。サイドテンションのせいで横幅が大きめなので135インチというサイズでちょうどいいくらいの大きさ。

ただこのブランドは国内に代理店はありますが取り扱うショップがほぼないですね。インストーラがいないのでスクリーンの取付、調整などは全部自己責任で行う必要があります。低価格にはちゃんと理由がありますね。私は部屋作りの際ドアの位置を決めるのに最終的にはスクリーンの搬入が出来るかどうかで決めました。3メートル以上あるので意外と狭い廊下やドアでは干渉して部屋に入らないと思います。

まあ自分で取り付ける覚悟さえあれば製品は良さそうなのでこの製品の導入を決めました。納期は受注生産のようで2ヶ月かかります。

・壁時計の設置
工事前の部屋では壁時計も含めて3個時計が置いてあったのですがいずれも音が出るタイプのもので今の響きやすいホームシアター環境では音が気になって使えません。時計がないのは不便なので新たに設置することにしました。
電波時計で連続秒針、インテリアにもマッチするものを探したら良いものが見つかりました。4千円強と価格も安くて大変満足しています。

・遮光カーテンの設置
基本スクリーンで映像を観るのは夜限定なので昼間に部屋を暗くする必要はありませんがサウンドスクリーンは音だけでなく光も透過するのでスクリーンの後ろの窓にも映像を映してしまいそうです。
オーディオ的にはカーテンの設置は音が丸くなるので避けたいのですがそこは我慢して遮光カーテンを設置することにしました。
これもインテリアを考えてチョコレート色のものをチョイス。遮光1級なので光は全く通さないですね。カーテンを開けていてもオーディオへの影響はありますが許容範囲みたいで良かったです。

・玄関の鍵を交換
これはオーディオ&ビジュアルとは関係ないですが40年以上使っている玄関の引き違い戸の鍵を防犯が気になるのでそろそろ最新のものに交換することにしました。
付け替えるだけだとたかをくくっていたのですが引き戸の角穴のサイズを大きくしたり、意外と微妙な位置合わせに手間取って1.5時間くらいかかりました。ドアの前で音を立てて作業するのは近所の目が気になって冷や汗をかく気分です。
さすがに新しいものはいろいろ工夫されてあって信頼性は高いです。まあ防犯を本気で考えるなら複数の予備錠を付けるのが一番みたいですが。

・外灯の交換
これは本来なら必要ないのですがリフォームで外灯に付けたタイマースイッチが毎日のようにアラームが出て使い物にならないので原因を調べると外灯が勝手に消灯しているからだと分かったので新しいものと交換になりました。外灯の取り寄せと交換作業は電気やさんにお願いしました。このタイプのスイッチはOFFでも100Vが来ているそうでなぜ電流が流れないのか私には理解できません。
交換後は全く問題ないです。LEDの電灯は明るすぎるくらい明るいです。任意の時間にON・OFFできるので便利です。

2017年10月1日日曜日

Fate/Zero  サントラ CD


梶浦由記さん作曲のFate/Zero サウンドトラック CDが発売になってますので取り寄せて聴いてみました。
ずっと欲しかったのですがBDのおまけとしてしか発売されておらず放送から5年も経過してやっと単品で発売されました。

Fateシリーズはその後もいろいろ製作されていますが個人的に観賞に耐えうるのはこのFate/Zeroだけですね。他はちと幼いというか対象年齢が低くて合わない感じです。まあこの作品だけが例外でやや鬱展開なところがいいのかもしれません。でもサーバント達が真に「英霊」と呼べるのはこの作品だけだと思うけどどうなんでしょう。

3枚組CDで2枚は劇伴、1枚はライブ音源のもの。
録音は空間が広く感じていいです。マルチチャンネル映えする録音です。
ライブ盤はそれほど音が違うとは感じないです。ライブらしさというよりは骨格がしっかりした録音でより真に迫るような感じ。
私がデモで使うならライブ盤の方を使います。

内容的には短い音源まで網羅されていて充実してますがボーカル曲は全く収録されていません。ライナーノーツには梶浦由記さんの所感も載っています。