2020年2月23日日曜日

床下のカビ対策

先日、床下のカビ対策としてカビが生えている元押し入れの床下地面に防湿シートを張り調湿剤を敷き詰めました。
ついでなので他の部屋(居間と台所)の地面にも防湿シートを張りました。
床下の全ての面が防湿処理したコンクリートで覆われている最近の住宅なら問題ないですが地面から上がってくる湿気の量は半端ないですね。防湿シートの裏側は2,3日で結露してます。
まあ昔の家は床も湿気を通すようにしてますが最近の高気密住宅では湿気の逃げ道がないので湿気の侵入を許すと簡単にカビてしまいそうです。

すでに換気扇も付けてあるのでカビ対策としての環境作りはこれでいいのですが、生えてしまっているカビは勝手に消えて無くなったりはしません。
試しに衛生用エタノール(水分20%)を吹き付けてみたりしましたがカビが消える気配は全くありません。あまり水分を噴霧するのはカビを繁殖させそうで気分的にもよろしくないですね。

ネットで調べて見ると「オスバンS」という消毒剤がカビに有効であるという情報を見つけました。
早速手配しようとしたのですがウイルス性肺炎がはやっているせいかマスクだけではなくてこの手の消毒剤も非常に手に入りにくい状態です。(オスバンSはウイルスには効かないみたいですが)
さらに調べて見るとこの医薬品の成分が同じものなら他にもいくつかあるようです。
で見つけたのが「ザルコニン液P」。


使用法を読むと濃くても100倍に薄めて使用するみたいですがそれよりは濃くして噴霧用の容器に溶液を入れて使います。
床下にもぐりこの液を吹き付けモップのようにウエスを使ってカビを掃除していきます。
下の面ならまだましなのですが狭い床下で上の面のカビを掃除するのはものすごくやりにくいです。
健康へのダメージがものすごく気になります。もともとアレルギーの対策でやっているのですから。。。
しかし今日は湿度が低いのでこの手の作業には絶好の条件です。窓を開け放って換気しながらテキパキと作業終了です。
これでカビ対策はやれることは全てやりました。あとは定点観測をして必要があれば同じように掃除を繰り返したいと思います。

床下基礎部分の概略図を書いてみました。
敷地の真ん中あたりが空気が流れにくいのと押し入れの下は部屋の部分でも空気が流れないので湿気に関しては鬼門のようです。

ザルコニン液Pですが私が購入した後某Amazonでは価格が10倍近くにアップしています。
床下調湿材も私が購入した後大きく値上がりしてますしなんだか嫌な世の中になったなという感じです。

2020年2月22日土曜日

ドアのモディファイ

シアター部屋のルームアコースティック調整は継続しています。
どうもある部分を改善すればまた別の部分が気になって改善するという感じでモグラたたきをやってるような気分になることがあります。
まあそれはオーディオの調整などにも同じ事が言えるのですがもともとシアター部屋の完成度が低いのと自分で手を出せる余地がかなりあることが大きいですね。
立派にあつらえた部屋だと不満があってもなかなかDIYで手を出せるものではないでしょう。だからオーディアクセサリーの市場があるのでしょうけど。
手を加えて結果を吟味できれば大きな経験値となって蓄積されていきます。
まあ残りの人生で一から部屋を作り直すようなことはないでしょうけど。

今回は部屋の出入り口であるドアのモディファイです。ドアは部屋を作った時に工務店経由で建具屋さんに作ってもらったものできれいに仕上げられていますが薄いベニヤの貼り合わせで軽く安っぽいものです。一般的な住宅で普通に使われる仕様だと思いますが音はほぼ筒抜けです。杉の角材を音の拡散目的で取り付けていますがこれは適度な補強にもなっています。びびって鳴いたりすることはないです。

抜けがいいのは音響的には必ずしもマイナスではないですがここは音の一次反射面になるので左右の条件が揃わないと影響力が大きいのです。
音を聴いているともうすこし中低域のボディ感が欲しいなと思うようになってきました。
そういうことでドアの剛性をあげて低域が抜けにくいようにモディファイしてみました。


21×36断面の杉角材(胴縁)を買ってきて切断、塗装しネジ止めしただけです。
塗装は水性塗料で塗膜を作らないタイプです。もともと壁の杉板で使っているのと同じタイプのもの。
色が薄いですが杉材は経年変化で色が濃くなるので問題ないと思います。
取手の周りは材料が足りなかったこともあって未施工です。問題がなければこのままで行きます。ドアがいい感じで重くなって軽薄さが無くなりました。

まだ塗料が完全に乾いていないせいか音はややぼてっとしてますがボディ感はいい感じで増しています。
今回の材料費は塗料や刷毛、計量カップなどを含めても2千円程度でした。

2020年2月9日日曜日

床下調湿材

15年くらい前からですが年2回春の終わり頃と夏の終わりから秋にかけて体調が悪くなるようになりました。
あまり気にしていなくて季節の変わり目なので体調を崩しやすいのかなとか思っていたのですがこの5年間くらいは無視できないくらいに症状がひどくなってきました。
例えば咳が一晩中止まらなくて眠ることも出来ないとか。。。

さすがに自力で回復させるのが困難なので内科を訪ねてみたのですが薬を処方してもらっても効いている感じはしませんでした。何週間か経てばなんとか回復する感じです。

昨年は春に鼻炎がひどくて熱も出ているので今度は耳鼻咽喉科を訪ねてみました。ちょうど耳掃除をお願いしてから数週間後でした。
診断はアレルギーということでアレルギーを抑える薬を処方してもらったらこれは効きました。効くといってもアレルギー症状はなかなか回復しないのですが。
なんのアレルギーなのかまでは調べていないのですが呼吸器系の不調がメインなので空気中の何かの物質であることは間違いないです。
花粉症の症状とも違うのでこれはハウスダストが原因ではないかと思っています。
なぜ季節限定で症状がでるのかは分からないですが。

そして気になるのは自宅の床下のカビ臭さ。
昨年の秋にもアレルギー症状と思われる鼻炎になって病院には行かなかったのですがなかなか直らなくてこまりました。鼻水が耳管まで詰まらせるみたいで耳まで不調になったくらいです。
そういうことでシアター部屋の湿度と床下のカビを対策するために昨年の秋には床下に換気扇を取り付けました。

いつもすごしているシアター部屋は除湿機や空気清浄機を稼働させていれば空気は澄んでいますがこれは対症療法にすぎないでしょう。
アレルギーの原因となる物質は元から絶たないと意味が無いと思います。
換気扇の効果はそれなりにあるようで隣の居間では部屋の匂いがこもることが無くなりました。ただシアター部屋の湿度にはあまり関係ないような気がします。

床下を点検してみるとカビが生えているのはごく一部でちょうどシアター部屋にあった押し入れの下だけです。すぐ隣の床の間の下はなんともないし、台所の下なんかも全くきれいです。
押し入れの下と床の間の下はコンクリートではなくてここだけ土になっています。
シアター部屋を作った時ここだけコンクリートを打設していませんでした。もともとシアター部屋を作る前のこの部屋も年中じめっとしている部屋で床下の状態は良くはなかったでしょう。防湿処理してあるコンクリート部分は乾燥していますがその上の木材の部分は押し入れに近くなるにつれて湿ったような形跡があります。木は一度湿気を含むとなかなか勝手には乾燥してくれないみたいですね。

ということで換気扇に加えてさらに土の部分に調湿剤を敷くことにしました。
用意したのは防湿シートとLOHAS materialの  床下調湿材 EM床下ドライ 20kg を3袋です。日本郵便が配達に来ましたが若いお姉さんがひとりで玄関まで運び込んでくれました。


調湿剤は調べて見ると世の中たくさん出回っています。これを選んだポイントは金額と予想効果のバランスです。まあ安くて効果が高そうだと踏んだからです。オーソドックスな炭なんかは試してみれば分かりますがメンテナンスが必要だったり効果は大したことなかったりします。吸った水分は基本飽和してしまうものなので換気扇との併用は必要だと思います。実際効果があるのかどうかは時間をかけて検証してみます。

今日1.5時間くらいかけて目的の場所に防湿シートを張り調湿剤を敷き詰めました。
春が過ぎてもアレルギー症状が出なければ目標が達成できたと言うことです。
家は築50年に近いので予算があれば本当は立て替えてもいいくらいですがまあ住みよい環境になるようにメンテナンスしていこうと思います。
シアター部屋としても最も大事なのはそこに居るだけで気分が良い空間だと思います。

ノイズ抑制シート

我が家の分電盤には端子台を使っていてそのカバーに何か貼り付けることでノイズ対策ができます。
ここに貼り付けるのにちょうど良さげなシートがあるので取り寄せました。
TELOS Quantum Damping Small という製品です。

実はAA誌で紹介された時に一度発注しているのですが品切れで手にすることが出来ずにそれから半年くらい経って再発注した次第です。

早速オーディオ&ビジュアル用のL2側端子台のカバーに付けてみました。
このシート、シリコンみたいな感触で平滑な面が相手ならそのまま押しつけただけである程度貼り付けることができます。弱いですけど。


ノイズ対策グッズはできるだけオーディオ&ビジュアル関係に直接使わない主義なのですがオーディオ用途として売られている製品なので一応試してみます。

音出してみるとHIFI調で洗練されるのですが力感がごっそり無くなります。
ここで使用するのはあきらめてL1側の汎用配線の端子台に付け替えます。
こちらはすでに3M製のシートを裏面に付けていますのでシート二重で使うことになります。

こちらに付けた音は力感がむしろ増したように聞こえて洗練された感じもあります。
ということで採用決定です。

2020/2/18追記
やっぱり外しました。時間が経つにつれて音が痩せていく不思議なアイテムです。
私のところでは使えないですね。

2020年2月8日土曜日

PCのダウン

家で使っている唯一のPCがダウンしました。こうして日記を書いているのですでに復旧はしていますが。
症状は電源ボタンを押しても何も反応が無い。
この場合考えられるのは

・電源の故障
・マザーボードの故障
・筐体電源スイッチの故障

というところ。
100V配線にスイッチをかませているのですがこれをON・OFFするとたまに通電しただけでPCが立ち上がろうとすることがある。
ということは電源の故障は無さそうです。

試しに以前使っていたマザーボードと取り替えてみると症状は全く変わりません。
ということは筐体電源スイッチの故障ですね。

自作PCなこともあるのですがパソコンの良いところは壊れてもパーツを交換すれば簡単に復旧できるところです。バックアップ無しで失ったデータは帰ってきませんが。
とはいえPCが壊れて使えなくなるのはこの20年くらい全くなかったので本当に久しぶりです。
重要なパーツだけは定期交換している事もあるのですが筐体が壊れるのは意表を突かれた感じです。この筐体は8年弱使ってます。

今日早速筐体を買いに地元のショップに行ってきました。筐体は実物を見ないとよく分からないので近くにショップがあると助かります。
今までAntec製の筐体を優先的に使ってきたのですがこういう壊れ方をしたからにはこだわらないことにしてFSPというブランドのものを選びました。電源無しで税込み8200円。
Antecはなんだか高級ブランド化してるみたいですね。

組立直して動作確認し作業完了です。ブランドが違えば筐体の設計思想が違っていて結構戸惑います。特にドライブベイの取付やレイアウトなどが今回全く違っていて新鮮でした。今の筐体はガラス窓が付いていたりしておしゃれです。




2020年2月3日月曜日

空気録音

座間ドルフィンのブログで空気録音をUPしていたので真似して自分も上げてみました。
他のサイトでもたまにUPしているのを見かけますが私のPC環境では音声は液晶モニターのスピーカーから出力しているので音質はものすごくしょぼいです。
音質の違いなどほぼ分からないです。もちろん私がアップした動画もひどい音だと思います。

もしこんな素材で音質を評価できる方がいるのなら私のオーディオ偏差値を評価してみてください。そんなものはないよという議論は置いておいて。(笑)

撮影で使用したのはデジカメでNIKON1 J2です。2分ほどの動画ですがそのままだと容量が大きすぎてbloggerではUPできないのでフリーソフトで1/7くらいに圧縮してます。
部屋は普通に照明をつけて撮影しているのですが光量が足りないのかすごく暗い映像です。

1曲目はimageから「パリは燃えているか」。2曲目はアクエリオンEVOLのサントラから「愛しきもの、汝の名は」。1曲目はSSD、2曲目はCDの再生です。



2020年2月1日土曜日

部屋の音

アース線のグレードアップは根本的なクオリティをアップさせるようなところがあって問題ないのですがルーターの電源をグレードアップするのは結果はなかなか悩ましいです。
ネットワーク特有の癖のようなものがあってクオリティのアップは認められても安定感が無かったりチャンネル間のつながりなどが気になったりします。

具体的には右チャンネルに少し引っかかりのようなものを感じる。スピーカーからでる音の分解能が上がるにつれて部屋の条件の悪さが敏感に露呈するようです。
部屋の左右の条件はそれなりに違いがあって特に今まで気にしてきたのは音の抜けの違いです。
フロントとサイドは問題ないですが背面は左側にドアがあるのですがここはほぼ音が筒抜けのように抜けるのに対して右側はもともと漆喰仕上げの石膏ボードに覆われた収納部(押し入れ)。ただ収納部の天井と床はうすいベニヤで音は筒抜け。実際の再生音は右側収納部で低域の定在波が発生します。

収納部は仕切りになっている壁と上の段を取り除いて石膏ボード壁は上から杉板を張っています。要所にカルムを仕込んでもいますがまだ少し低域の定在波は発生します。カルムはそろそろ飽和状態のようでこれ以上増やしてもそれ程大きな効果は得られなくなってきました。

ということで残っていた収納部の下の段も取り除いてみました。1畳ほどの大きさの棚板と考えると分かりやすいかな。これで収納部は完全に無くなってしまいました。
取り除くと再生音はすっきりします。定在波もほとんど無くなった。ただ空いた空間に音が満ちなくて音を聴いているとそこの形状が分かってしまうような不自然さがあります。

収納部の床面は人が乗ると踏み抜いてしまいそうなくらい薄いベニヤ板なのでここは固い合板のフローリング材を置いていたのですがこのフローリング材を別のものと交換することにしました。

壁と同じ12mm厚の杉板をホムセンに買いに行ったのですが在庫が4枚しか無かったので10mm厚の檜の板(100×1960)を10枚買ってきました。実際使うのは8枚です。12mmの杉より安かったですね。杉板と違って檜は固くて音をほぼ反射しそうです。


檜の板はいい具合?に反っていたり曲がったりしていて並べても隙間だらけです。音が適度に透過しそう。この上にゴザを敷いて使用します。

こんな些細な?変更でも出音にはそれなりに影響があって結果は上々です。右側の引っかかりも満たされ無さも無くなりましたね。やはり私の部屋では固い合板や石膏ボードはNGです。音に対しては悪い点しかありません。

部屋が出来た当初は響きの物足りなさから響きの強い板を多用して響きを増やそうとしましたが音が詰まったり濁ったりして駄目でした。
逆に気持ちよく音が伸びるように邪魔になるものを覆ったり取り除くような考え方で取り組んでうまくいっています。いわゆる「オーディオアクセサリー」のようなものは興味がないしお高いので試す気はありません。今日購入した檜の板は2800円でした。