2020年2月1日土曜日

部屋の音

アース線のグレードアップは根本的なクオリティをアップさせるようなところがあって問題ないのですがルーターの電源をグレードアップするのは結果はなかなか悩ましいです。
ネットワーク特有の癖のようなものがあってクオリティのアップは認められても安定感が無かったりチャンネル間のつながりなどが気になったりします。

具体的には右チャンネルに少し引っかかりのようなものを感じる。スピーカーからでる音の分解能が上がるにつれて部屋の条件の悪さが敏感に露呈するようです。
部屋の左右の条件はそれなりに違いがあって特に今まで気にしてきたのは音の抜けの違いです。
フロントとサイドは問題ないですが背面は左側にドアがあるのですがここはほぼ音が筒抜けのように抜けるのに対して右側はもともと漆喰仕上げの石膏ボードに覆われた収納部(押し入れ)。ただ収納部の天井と床はうすいベニヤで音は筒抜け。実際の再生音は右側収納部で低域の定在波が発生します。

収納部は仕切りになっている壁と上の段を取り除いて石膏ボード壁は上から杉板を張っています。要所にカルムを仕込んでもいますがまだ少し低域の定在波は発生します。カルムはそろそろ飽和状態のようでこれ以上増やしてもそれ程大きな効果は得られなくなってきました。

ということで残っていた収納部の下の段も取り除いてみました。1畳ほどの大きさの棚板と考えると分かりやすいかな。これで収納部は完全に無くなってしまいました。
取り除くと再生音はすっきりします。定在波もほとんど無くなった。ただ空いた空間に音が満ちなくて音を聴いているとそこの形状が分かってしまうような不自然さがあります。

収納部の床面は人が乗ると踏み抜いてしまいそうなくらい薄いベニヤ板なのでここは固い合板のフローリング材を置いていたのですがこのフローリング材を別のものと交換することにしました。

壁と同じ12mm厚の杉板をホムセンに買いに行ったのですが在庫が4枚しか無かったので10mm厚の檜の板(100×1960)を10枚買ってきました。実際使うのは8枚です。12mmの杉より安かったですね。杉板と違って檜は固くて音をほぼ反射しそうです。


檜の板はいい具合?に反っていたり曲がったりしていて並べても隙間だらけです。音が適度に透過しそう。この上にゴザを敷いて使用します。

こんな些細な?変更でも出音にはそれなりに影響があって結果は上々です。右側の引っかかりも満たされ無さも無くなりましたね。やはり私の部屋では固い合板や石膏ボードはNGです。音に対しては悪い点しかありません。

部屋が出来た当初は響きの物足りなさから響きの強い板を多用して響きを増やそうとしましたが音が詰まったり濁ったりして駄目でした。
逆に気持ちよく音が伸びるように邪魔になるものを覆ったり取り除くような考え方で取り組んでうまくいっています。いわゆる「オーディオアクセサリー」のようなものは興味がないしお高いので試す気はありません。今日購入した檜の板は2800円でした。

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