2008年1月29日火曜日

ラックのアイデア

何か部品を設計して図面を書こうとするとき、その品物をどうやって加工するのか?というプロセスを理解していないと良い図面を書くことはできません。

今までオーディオ関係のセッティングのためにCFRPの部品図を何点か書いてきましたが、私はCFRPの製作工程を正確には理解していません。

そういう事もあって書いた図面は、コストのことも考慮して単純な板モノばかりです。

ラックを自分で設計して作ってみたいなと思って、下の図のようなものを書いてみました。
考慮したのは、

 ・フルカーボン
 ・製作が容易
 ・積み重ねて増設可
 ・スパイクやスパイク受けを取り付け可

というところです。

去年の秋くらいに試しに図面をドルフィンのN岡さんに見てもらったら、この形だと金型代だけで3桁万円くらいするかもしれないとの事。
それから脚部が弱すぎて強度的に危ないとの事です。

Eau Rougeのラインナップの中で紹介されている上位機種はとても金額的に手が出せないので自分でシンプルな形状のラックを考えたつもりだったのですが、甘い考えだったようです。

N岡さんの話では上位の2機種はよく売れるが、下位のER-MRXは全く売れていないそうで仕様も確定していないとのこと。
(私のような庶民にはやっぱ敷居が高いブランドですね。(笑))

今回、ER-MRXのブラッシュアップモデルをドルフィンに一任することにして完成を待っている状態です。
Eau Rougeの看板製品はやはりラックだと思いますので期待は大きいです。


2008年1月21日月曜日

ブレーカの配線

先日行った分電盤→ブレーカー間のケーブル交換の結果が良かったので、パワーアンプ用のブレーカーのケーブルも交換してみました。
とはいえ、適度に細くてよく曲がるケーブルでないと配線は無理なので手持ちのものの中からオルトフォンの完成品の電源ケーブルを使うことにしました。

「7N」と書いてありますが正式な型式は分かりません。作りは安っぽくて、機器に繋いだ感じは付属の電源ケーブルとほとんど音は変わりません。(笑)

しかし、ブレーカーの配線をVVFからこれに変えるとやはり明らかに良い結果が得られました。
前段機器の時に比べると効果の方向が違って、繊細さよりもパワー感が増す感じでゆったりとした余裕がでてくるようです。
使えないケーブルも使い方次第ということでしょうか。

2008年1月15日火曜日

ノイズの不健康さ

私が勤めている会社はメーカーですので工場があります。
去年の秋くらいから、プレス工場のラインを新規に作るために職場を工場のある建屋に移して仕事をしています。

1台のプレスはダンプカーと同じくらいの大きさがあります。
そのプレスに畳と同じくらいの接触面積をもつ金属のかたまりを2台上下に取り付け、車のアイドリング回転の1/4くらいの回転数で連続的に衝突させて金属材料を加工します。
そのプレスが常時何台も稼動していますので、工場内はすさまじい騒音です。

一日中工場内で働く作業者は、当然耳栓着用を義務付けられています。
たぶん美音をこの上なく愛する音楽愛好家ならば裸足で逃げたしてしまうだろう地獄のような職場です。(笑)


私は耳栓非着用でたまに工場内で仕事をします。
プレスの騒音は音圧はすさまじいですが、耳に刺さるような刺激音とは違うので耳へのダメージに恐怖しながらも数時間程度の作業ならば耳に支障をきたすことは無いです。

ただ、そんなプレス工場内にも電話があるのですが、工場からかかってきた電話を静かなオフィスで受け取ったとします。
受話器からはすごい轟音が聞こえてきて相手も怒鳴り声のようなトーンで会話をします。
うるさいので受話器を耳から離し気味に会話するのですが、1分も会話をすれば耳が完全に麻痺してしまいます。

受話器を置いた後数分間、耳鳴りが続きます。
これは騒音が充満している現場よりも、電話の受話器越しの騒音の方が耳に与えるダメージが大きいということです。

機械で加工し、スピーカーから出力させる音はよほど吟味したものでないと人間の健康にものすごく悪影響を与えるんじゃないだろうか?
ノイズや歪まみれの音源って通常の騒音よりもずっと質(たち)が悪いものかもしれません。

音楽を聴いていて健康を害するようになっちゃお終いですよね。
やっぱオーディオの音質は妥協しちゃいかんということで。(笑)

2008年1月14日月曜日

バイクで散歩

久しぶりに良い天気なのでバイクで少し走ってきました。
写真は若松・芦屋海岸です。

「潮騒」ってオーディオ的な聞き方をしてると結構参考になるところがあると思う。
水平180°ほぼ無限に広がる音源。広い空間に拡散する究極の低歪。(笑)などなど。
私は寒くなければずっと海を眺めていても飽きないですね。


年齢(とし)をとると降りていく人が多いですが、バイクは今でも昔と変わらず転がしていると面白い。
やはり一番面白いのは走っているときで、コーナーを気持ちよくクリヤしたり、エンジンのフィールに浸っているときなどは脳内麻薬がぴゅーぴゅー出てくる感じ。(笑)

バイクの面白いところは乗るだけじゃなくて、整備などもある程度自分で手を汚していると愛着は倍増する。
特に難しいことはやらなくても洗車をしたり、タイヤの空気圧を調整したりするだけでも走っているときの気分が違ってくるもの。
古いマシンでもきれいに乗っている人はかっこいいもんです。


オーディオでも同じことが言えると思う。
自分が何か手を加えたり、チョイスしたアクセサリーがうまくいった時に音楽を聴いているとやっぱり脳内麻薬がぴゅーぴゅー出てくる感じ。
適当に選んだ機械を並べて再生するだけでは得られない楽しみでしょう。


2008年1月5日土曜日

大阪ハムレット

去年の夏くらいに、自分のオーディオシステムのパフォーマンスは自分の満足できるレベルになったというようなことを書いたと思います。

満足できたのならばこれ以上何もすることが無いかというとそういうわけではありません。(笑)
最近、オーディオで音楽を聴いているとCDの中に入っている音情報の海に漬かっているような想像をしています。
自分のシステムの再生は音情報の海のこんな深さまで潜ることができるようになったと感慨にふけっているわけです。

これから私がオーディオに対して行うアプローチはこの先さらに深い深度まで潜っていこうとすることです。
海の深さを知るには浅瀬でバシャバシャやっているうちは絶対にわからない。
深く潜ることが出来た瞬間にこの海はこんなにも深さがあったんだと気付くことになる。

ある程度の深度を自覚した現時点が、もしかしたらオーディオファイルにとっては本当の意味でオーディオの出発点かもしれません。
もっともっと潜って自分の未知の世界を探ってみたいものです。


人間、生きていれば嫌なことやどろどろした事にかかわらずに生きていくことはないですが、人の創造力やプラス思考などに限界はないと思います。
森下裕美さんの「大阪ハムレット」を読んでいるとそんなことを考えて、自分もプラス思考を発揮できる人間になりたいなとか他愛も無いことを思ってしまいます。


2008年1月1日火曜日

謹賀新年2008

新年明けましておめでとうございます。

正月の間は何も計画がないので家でごろごろしていることになりそうです。(笑)
年末から天気が荒れていて車やバイクの洗車ができなかったので、正月休みの間になんとか天気が回復すれば洗車したいとか思っています。

さて私にはこの時期だけに帰ってくる弟が家に帰ってきてます。
私はAV機器にそれなりに入れ込んでいますが、弟の方は映画や音楽は人並みに楽しんでいるようですが機器のほうには全く興味がない人間です。

病的(?)な兄と違って微妙な音の違いなど全く感知できません。
今回も私のシステムで音楽を再生しながら、

私: 「どう?なかなかいい感じになっただろ?」
弟: 「え?そう?何か替えたの?僕には分かんないや」

という感じで、音楽を再生していても張り合いがありません。
まだ映像作品の方が再生していて盛り上がります。

もしかしたら私のオーディオ再生ってちんけなものなのか~(笑)とかめげそうになりますが、オーディオ趣味に限らず趣味の世界は自己満足の要素が大きいものだと思います。
ということで今年もマイペースでオーディオ&ビジュアル趣味を続けていきます。

このページを訪れて来られている方々が今年一年無病・息災でありますように。