2022年8月28日日曜日

最後の奉公

 スイフト(ZC31S)は半年前にエンジンオイルを交換した際に無料でバッテリーの点検を受けて、すぐにでもバッテリー交換した方がいいですよと診断されていました。

バッテリーの寿命は車の使用状況で全く違ってくるので診断が難しいです。私は今まで2輪も4輪も5年に一回のタイミングで交換すると決めていてそれで問題なくやって来ました。

スイフトのバッテリーはちょうど今年で5年になるので交換時期ではあるのですが注文しているジムニーシエラが順調にいけば半年後に乗り替える予定なのでバッテリーをどうすべきか悩みどころなのです。

ちなみにバッテリーは体感的には全く問題ないです。電圧もちゃんと12V以上あるし。スイフトは5月にプラグがかぶりやすくなる持病があるのですがその時も10分くらいセルを回してたけどバッテリーは持ちこたえました。上がったらバイクと直結でしたがその必要はなかった。

しかしこれから日も短くなるしエアコンも使わないと冬は越せないし(クーラーはほとんどつかってないですけど)と考えると不安なのでバッテリーをエンジンオイルと一緒に交換することにしました。GIXXER250を買ってからスイフトはあまり乗らなくなり半年で2500キロ程度しか走ってなくてオイルはもったいないですけど。

バッテリーはパナの立派なのものを今まで使ってきたけどサイズが小さい金額も半額程度のものを選びました。通販で購入すれば随分安く済ますことが出来るけど古バッテリーを送り返すのが面倒でちゃっちゃと量販店で済ませたというところです。

スイフトに関してはもうメンテナンスでお金を使うのはこれが最後になると思います。

今のところ14年8ヶ月で14.6万キロ走行というところです。トータルの平均燃費は13.9km/L。ハイオク仕様なのでガソリン代は無駄に少し高めかな。

普通のコンパクトカーと比べるとタイヤ(AD08R)のせいもあって車体がどっしりとしててステアリングも重いし角度も切れないと思います。ただ前後長が短いので切り返しも全く不安がなくて使い勝手は良いです。

ノーマルのモンローのサスペンションは交換したショーワのサスペンションと比べると乗り心地は悪かったけどここ一番の攻めモードではノーマルの方がポテンシャルは上でした。

車の調子自体は大変良いのでもったいない気もしますが次のジムニーシエラが最後の車というつもりで乗り替えるつもりです。

2022年8月20日土曜日

8耐を観て2022

 録画を観終わったので備忘録として残しておきます。

2輪の鈴鹿8時間耐久レースは20,21年には開催されず3年ぶりの開催となりました。

相変わらず世界耐久選手権(EWC)の中の1戦という位置づけですが鈴鹿8耐はこのレースだけに参戦するスペシャルチーム達との混戦になるのが大きな特徴です。

やはり強いのは日本の2輪メーカーのワークスチームですが今年は前回まで出ていたYAMAHAのワークスチームは参戦せず、新たにHONDAが久しぶりにワークスチームで参戦してきました。あとはディフェンディングチャンピオンのKAWASAKIワークス。SUZUKIとYAMAHAはEWCで戦っているチームが最有力となります。

優勝したのはHONDAワークスのTeamHRC。予選でポールを取ったのは同チームの長島哲太選手でこのチームはカテゴリーが違うかのような圧倒的な強さで完勝でしたね。他の二人は高橋巧とイケル・レクオーナ。


MotoGPを見ても明らかなように近年のHONDAはロードレースで明るいニュースがなかったのをようやく払拭できたかなという感じです。
長島選手はこのマシンを開発するのに鈴鹿を走り込んでいたようですし、ピット作業もHRCはNO.1タイムだったのを見てもこの大会にHONDAがいかに本気で取り組んだかというのがよく分かります。

YART YAMAHAは一時2位を走る激走ぶりでしたが、スタートはまたまたエンジンがかから無いというトラブルから挽回していたのに終盤の転倒がもったいなかったです。それでも貯金があったため6位フィニッシュ。

KAWASAKI Racing TEAMはトップを逃げていくHRCを果敢に追いかけてましたがあのJ.レイをもってしても長島には全く歯が立たず1周差で2位でした。

ヨシムラSERTはS.ギントーリが急遽欠場となり2人体制でしたが予選22位を跳ね返して3位フィニッシュと躍動しました。個人的にはSUZUKIの完全なプライベートチームのエスパルスの4位は大変素晴らしいと思います。前回はSUZUKI勢ではNO.1でしたし。素晴らしい安定感です。SUZUKIのマシンは出走45台中6台しかエントリーしてなくて寂しかったです。

全体でリタイヤしたのはBMWワークスの1台だけでマシンをリカバリーする能力が昔とは比べものにならないような気がします。それとも単にあきらめが悪くなったのかな(笑)。

3度のセーフティーカー出走がありましたがレースは比較的淡々と進行し印象に残るシーンは青木宣篤選手がこのレースで引退ということを発表していたことでしょうか。


青木三兄弟はWGPにそろって参戦していましたし長男の宣篤氏が一番長くロードレースを続けていてさすがにもう十分だろうとは思うのですがご苦労様です。

同じ日にイギリスでMotoGPが開催されたので現役のMotoGPライダーが走るようなことは物理的に不可能だったのは少し寂しいかな。TV解説は中野真矢さんと岡田忠之さんが交代で担当されてましたが、8耐が終わった後MotoGPでも中野真矢さんがごく普通に解説をやっているのを見るとすごいなと思いました。

2022年8月13日土曜日

漆喰はまだ塗ってます

 ここのところ暇さえあれば漆喰を塗る作業を進めています。

前回はシアター部屋周りの外側の、土を塗ってる石膏ボードを壊して炭化コルクボードと入れ替え、その上に漆喰を塗ってました。

その後は寝室の壁や天井に貼ってあるビニールクロスを剥いで全面漆喰を塗ったり、居間の土壁の上にそのまま漆喰を塗ったりなどしてます。

漆喰は塗ろうと思えば大概のところに塗れるけど下地の状態によってはアクが浮き出てきて汚くなったりします。特にベニヤ板は濃い色が浮き出てきますが気になるところは漆喰の2度塗りなどで対処してます。土壁もうすい色が出てくるけど誰かに見せるわけでもないので気にしないことにしてます。

3年ほど前に施工したビニールクロスに覆われた寝室はまんまビニールハウスみたいなもので夏はものすごく不快でした(壁から熱が放射されるような感覚が)が漆喰仕上げは感触は全然違って不快さがないです。クロス貼りではタバコのにおいみたいな妙な匂いがすることもあったけど(竹炭を置いたら随分解消したけど完全には消えない)漆喰仕上げでは磯臭さが微妙に残ってるくらいで無問題です。硬化が進むにつれて完全に消えるでしょうし。本当は下地からこだわった方が良いと思いますがそこは妥協してます。

漆喰の銘柄で仕上げはそれなりに違うみたいです。最初に使った漆喰は何も表記がなかったけど仕上がりが少し樹脂っぽいし刺激臭があるので自然素材ONLYをうたっている製品に変更してます。特に塗りにくいということもないし仕上がりもこっちの方が本物っぽくて以降それをずっと使っています。

さて夏休みに入ってからはシアター部屋のドアの外側に漆喰を塗ることにしました。

マイシアターはドアは建具屋さんに作ってもらったごく標準的なプリントベニヤを使ったペナペナなドアです。シアター部屋側は塗装した角材を縫い付けたりしてゴツゴツな状態ですが、外側はそのままプリントベニヤです。音漏れもここが一番大きい箇所で漆喰を塗って少しは防音ドアになるかなと期待してます。

しかしそのまま塗ったのではドアの開け閉めなどで簡単に剥がれると思うので少し工夫してます。

まず下地として「寒冷紗 綿」を「こんにゃく糊」でドア全面に張り付ける。

市販のシーラーはどう見ても化学物質なので使用は避けたい。ネットで調べてみると同じように考える人がいて実践しているのを真似してみました。こんにゃく糊は少しのこんにゃく粉で大量に糊が作れるのでこういう用途には向いてますができあがりが分からないので作るのは結構難しかったです。ペットボトルをひたすら振り続ける必要が。。。。

ドア外周には木枠を作って漆喰を塗ります。

ドアの隣の小さな壁ももともと引き戸があったところなので壁が薄いということで同じように漆喰を塗ってます。

ただ照明スイッチの周りに糊が染みこむのを嫌って多めにマスキングテープを貼っていたのですがそのまま漆喰を塗ってしまって失敗しています。

まあ次回漆喰を塗る時についでに補修しましょう。次は涼しい季節になってから再会しますけど。。。

ドアは重くなって水分を吸っているせいもありますが立て付けが悪い。まあ防音ドアっぽくていいかも。(笑)

2022年8月11日木曜日

とうとう昭和館が

 4月に大規模な火災があった小倉の旦過市場ですが昨晩再び火災があったそうです。

前回の火災で無くなってしまったエリアの南側のエリアで、前回被害を受けなかった映画館の小倉昭和館も焼けてしまったそうです。

火災の原因ははっきりしているようでこんな短期間で再発させてしまったことから個人的には残念という気持ちよりは怒りの気持ちの方が強いです。

地元の人からは顰蹙(ひんしゅく)を買うかもしれませんが個人的には旦過市場そのものにそれ程大きな魅力は感じていません。

スーパーでは手に入らない珍しい食材が売ってあるのは良いのですがすぐ隣に汚いドブ川が流れているし衛生面が気になって私はここで食材を買う気にはならない。昔ながらの市場の形をそのまま残してあるのは文化的には価値がありますがこんな密集した場所で火事が起きたらそりゃ延焼での被害は計り知れないでしょう。

だけど小倉で数多く存在した中で最後の一館として残っていた映画館がなくなってしまうのはものすごく哀しい出来事です。

もちろん商業施設などに入っているシネコンはあるので劇場に映画を観に行くことはできますが昭和館には独特の魅力があって気に入っていたのです。

1200円という低料金で2本立ての上映。

いわゆるメガヒット作品ではないけど内容を選んで上映しているのでハズレが少ない。

音響も映像も最新の技術とはほど遠いかもしれませんが映像作品への没入感は映画館独特のもので自分のシアターの調整には大変参考になっていました。

復活するとしてももうあの伝統を感じさせる古めかしいシアターは戻ってこないでしょう。

重ね重ね残念です。

2022年8月7日日曜日

ツーリング2208

 今日はバイクでツーリング。暑いので早朝出発して大分県九重の山の中を走ってきて早めに帰ってこようというところ。

集合は5:45。国道322号線を南下していき日田を抜けて小国で朝食を頂いてから九重の寒の地獄温泉で体を冷やして帰ってこようというシンプルな行程です。山の中は比較的涼しくて26℃くらいしかなかったりしたのですが午後から帰路につく時は遅い車の後ろについて走っていると気を失いそうなくらい眠かったですね。家に帰り着いたころには滝汗という感じ。

帰着は14:40。今日の走行距離は305km。

今日の走行メンバーは

・V-STROM1050XT

・V-STROM650(赤)

・SV650X

・NC750X

・V-STROM650(白)

・GSR250(青)

・CB1300SF(青)

・CB1300SF(黒)

・GSX-R1000(06)I

・T-MAX

・GSR750(私)



今日は久々GSR750でのツーリング。排気デバイスが修理できてFタイヤも新品なのでご機嫌です。排気デバイスはまともな状態だとよく使う回転域でトルクが太い感じです。音も「ズオオッ」て感じで迫力があります。まあそれが普通なんですが。写真は日田のコンビニ駐車場で。途中雨にはつかまらなかったけど道路がヘビーウエットでバイクはドロドロな感じです。

朝8時くらいですがこの時間でこのあたり(小国町)でまともに朝食が食べられるお店ってホントに限られてます。今回も定番の岡本豆腐店。豆腐定食(1300円)ですが朝食べると意外とボリュームを感じます。


以前GSR250(青)のオーナーだった方が乗り替えたSV650X。セパハンといい全体的な車体のまとまりが良いと思います。だけどセパハンはツーリングがつらそう。(笑)


おみやげはやはり南小国の味来コーン。いつのまにか砂利の駐車場が舗装されて看板も新しくなってます。


さて九重町の寒の地獄霊泉に到着。私は初めての体験です。


我々の他にはお客さんが居ませんが混浴なので水着着用です。「寒の地獄」名の通り冷たすぎてとても長く入ってられません。特に手の指先が痛くなってきて耐えられない。ここから出て服を着たあとも1時間くらいは涼しくていい感じです。

手前は小川が流れていて硫黄分が川底に付着してなんともきれいな色合いです。

囲炉裏も使っているみたいですね。

2022年8月6日土曜日

オーディオの経験

 ここ最近の私のブログでは以前と比べて「オーディオ&ビジュアル」カテゴリーの話題が激減しています。オーディオ&ビジュアルに関してはほとんど取り組むことが無くなったので当たり前なのですが。

なぜ取り組むことが無くなったかというと機器やアクセサリーに注力するより部屋や家などの環境に注力することが多くなったからです。

機器に関してはシステムが「完成」していると思っているので壊れたりしない限り変更はないと思っています。もう業界の新しい提案に対して一喜一憂するほど若くはないというところ。

アクセサリーを試してみるのは面白いと思うのですが過去の経験からアクセサリーは所詮アクセサリーで必要なものではないです。これも業界の提案に対して一喜一憂するほどもう私は若くはない。廉価でお手軽なものなら手も出しやすいけど高価なものは確かに音は大きく変わるけどそれを手に入れたらもう終わりっていう品物は世に存在しない。他にやることあるでしょ?という感じです。

自分のオーディオの取組は目先を変えるようなことには興味がなくていつもパフォーマンスの向上を考えています。そして現在のパフォーマンスはやはり過去最高の状態です。

機器やアクセサリーに投資しなくても環境の整備は当然パフォーマンスに大きく貢献します。音ばかりではなくてなぜかプロジェクターで映される映像もきれいになっているので電源環境になんらかの改善効果があるのではないかと思っています。

自分史上パフォーマンスは最高なのですが世間一般のこの趣味の世界の中で自分の立ち位置ってどうなんだろうと考えると自分のオーディオ&ビジュアルの経験は長いけどその浅さからそれはよく分からないということになります。ジコマンなのかなと。

この趣味を振り返ってみると

我が家に初めてオーディオセットが導入されたのは私が小学6年生のころ。父親がステレオを買いに電気屋に私を連れて行って選ばせてくれました。私は当時友達の家にあるパイオニアのシステムコンポを良く聴いていてそれに影響されて同じシリーズのパイオニアのシステムコンポを選びました。

中学生に上がってからは友達の家に行くこともなくなったのですが大学生に上がると同じサークルの友人で好き者がいて彼は1ルームのアパート暮らしでしたがバラコンのシステムを組んでいてよく聴かせてもらいました。彼はサンスイやナカミチのファンでビデオはベータ1択という感じで個人的にはいいセンスしてるなあと思っていました。

それからアルバイトで稼いだお金で少しずつコンポを購入しては家のシステムコンポと入れ替える形で自分独自のシステムを組んでいくようになりそれは社会人になっても続き今現在まで続いています。(笑)

90年代までは雑誌を読んでそこから得られる知識を元に購入するコンポを選定しシステムを組んでいました。同好の志と呼べるような友人もなくて自分だけの世界です。

2000年代に入りインターネットを利用するようになるとそこからの情報に頼ることが俄然多くなったように思います。それからある程度高額な機器に興味を持つようになったので輸入機器を視聴できるイベントに積極的に参加するようになりました。

この頃から現在までフェア会場とショップでの視聴が自分ち以外のシステムを聴く主な方法で私以外のオーディオファイルがどんな音を出しているのかほぼ分からないんですよね。それが今の自分にはコンプレックスかもしれない。

フェア会場での視聴は他の人の意見を見ていると参考にならないという方が多いように見えます。しかし私にとってはあれ以上の環境であれだけの高額な機器達を無料で視聴できる機会ってどこにもないですね。もちろんパフォーマンスも素晴らしいことが多いです。あれ以上のパフォーマンスで個人宅が鳴らせているとはどうにも考えにくい。東京とかだと人が多すぎて楽に視聴できないのかな。

それから2000年代に入って関東のショップと親密な付き合いをするようになって自分の知らないことを色々な意味で勉強させてもらえたと思う。最終的には良いところと悪いところを天秤にかけて後者が勝ると判断しています。

この趣味は実際に音を聴く、映像を観るという体験が千や万の文字を追うよりはるかに大事です。どんなに立派な御託をならべていても実際に出している音が納得出来なければ無価値です。気になるショップがあればお金を出す前に実際に音を聴くべきでしょう。納得出来なければその程度の腕前・経験しかないです。品物を手に入れたいだけならその限りではないですが。

それからコンサートホールで生演奏を聴いてその音をリファレンスとすべしというのはもっともだと思う。ジャズ喫茶でオーディオの音を聴いてそれをリファレンスにするのとは根本的に違う。だけどコンサートホールで音楽を聴きたいとは個人的には思わなくなりました。この疫病が蔓延した近年なら尚更ですが、見ず知らずの他人と一緒に効率的に押し込まれて音の悪い席で聴かされたりするとプライベートで好きなだけ聴ける環境を持っていたら苦痛に感じることが多い。著名なコンサートホールで著名な演奏家のプレイを苦痛を感じながら聴くよりも気軽にアマチュアが演奏する屋外のコンサートの方が私は好きです。

音楽に関しては雑食ですがお金を出してソフトを手に入れるのは映像に関係するものが多いです。クラシックや吹奏楽も好きですが放送やネットラジオがメインかな。まあアコースティックな響きもPCの中で完成させられる音楽もどっちも楽しめる人間です。もちろんどっちも良く鳴ってくれるシステムでないと駄目です。

音源の音質に関しては経験した中ではオープンリールのテープが最高ですが手に入るソフトもハードもないし使い勝手も悪いので最も手に入れやすいCDをファイル再生させるのがベストと思っています。ファイル再生がテープの音に最も近いと感じる。

生の演奏と自分の部屋で聴く音楽がイコールかと問われれば否ということになりますが、それなりにいい線行ってるかなと。ジコマンですが(笑)。ただ自分の中では自分のオーディオ&ビジュアル趣味はほぼ完成していて次の一手が何も浮かばないというところです。