2022年8月6日土曜日

オーディオの経験

 ここ最近の私のブログでは以前と比べて「オーディオ&ビジュアル」カテゴリーの話題が激減しています。オーディオ&ビジュアルに関してはほとんど取り組むことが無くなったので当たり前なのですが。

なぜ取り組むことが無くなったかというと機器やアクセサリーに注力するより部屋や家などの環境に注力することが多くなったからです。

機器に関してはシステムが「完成」していると思っているので壊れたりしない限り変更はないと思っています。もう業界の新しい提案に対して一喜一憂するほど若くはないというところ。

アクセサリーを試してみるのは面白いと思うのですが過去の経験からアクセサリーは所詮アクセサリーで必要なものではないです。これも業界の提案に対して一喜一憂するほどもう私は若くはない。廉価でお手軽なものなら手も出しやすいけど高価なものは確かに音は大きく変わるけどそれを手に入れたらもう終わりっていう品物は世に存在しない。他にやることあるでしょ?という感じです。

自分のオーディオの取組は目先を変えるようなことには興味がなくていつもパフォーマンスの向上を考えています。そして現在のパフォーマンスはやはり過去最高の状態です。

機器やアクセサリーに投資しなくても環境の整備は当然パフォーマンスに大きく貢献します。音ばかりではなくてなぜかプロジェクターで映される映像もきれいになっているので電源環境になんらかの改善効果があるのではないかと思っています。

自分史上パフォーマンスは最高なのですが世間一般のこの趣味の世界の中で自分の立ち位置ってどうなんだろうと考えると自分のオーディオ&ビジュアルの経験は長いけどその浅さからそれはよく分からないということになります。ジコマンなのかなと。

この趣味を振り返ってみると

我が家に初めてオーディオセットが導入されたのは私が小学6年生のころ。父親がステレオを買いに電気屋に私を連れて行って選ばせてくれました。私は当時友達の家にあるパイオニアのシステムコンポを良く聴いていてそれに影響されて同じシリーズのパイオニアのシステムコンポを選びました。

中学生に上がってからは友達の家に行くこともなくなったのですが大学生に上がると同じサークルの友人で好き者がいて彼は1ルームのアパート暮らしでしたがバラコンのシステムを組んでいてよく聴かせてもらいました。彼はサンスイやナカミチのファンでビデオはベータ1択という感じで個人的にはいいセンスしてるなあと思っていました。

それからアルバイトで稼いだお金で少しずつコンポを購入しては家のシステムコンポと入れ替える形で自分独自のシステムを組んでいくようになりそれは社会人になっても続き今現在まで続いています。(笑)

90年代までは雑誌を読んでそこから得られる知識を元に購入するコンポを選定しシステムを組んでいました。同好の志と呼べるような友人もなくて自分だけの世界です。

2000年代に入りインターネットを利用するようになるとそこからの情報に頼ることが俄然多くなったように思います。それからある程度高額な機器に興味を持つようになったので輸入機器を視聴できるイベントに積極的に参加するようになりました。

この頃から現在までフェア会場とショップでの視聴が自分ち以外のシステムを聴く主な方法で私以外のオーディオファイルがどんな音を出しているのかほぼ分からないんですよね。それが今の自分にはコンプレックスかもしれない。

フェア会場での視聴は他の人の意見を見ていると参考にならないという方が多いように見えます。しかし私にとってはあれ以上の環境であれだけの高額な機器達を無料で視聴できる機会ってどこにもないですね。もちろんパフォーマンスも素晴らしいことが多いです。あれ以上のパフォーマンスで個人宅が鳴らせているとはどうにも考えにくい。東京とかだと人が多すぎて楽に視聴できないのかな。

それから2000年代に入って関東のショップと親密な付き合いをするようになって自分の知らないことを色々な意味で勉強させてもらえたと思う。最終的には良いところと悪いところを天秤にかけて後者が勝ると判断しています。

この趣味は実際に音を聴く、映像を観るという体験が千や万の文字を追うよりはるかに大事です。どんなに立派な御託をならべていても実際に出している音が納得出来なければ無価値です。気になるショップがあればお金を出す前に実際に音を聴くべきでしょう。納得出来なければその程度の腕前・経験しかないです。品物を手に入れたいだけならその限りではないですが。

それからコンサートホールで生演奏を聴いてその音をリファレンスとすべしというのはもっともだと思う。ジャズ喫茶でオーディオの音を聴いてそれをリファレンスにするのとは根本的に違う。だけどコンサートホールで音楽を聴きたいとは個人的には思わなくなりました。この疫病が蔓延した近年なら尚更ですが、見ず知らずの他人と一緒に効率的に押し込まれて音の悪い席で聴かされたりするとプライベートで好きなだけ聴ける環境を持っていたら苦痛に感じることが多い。著名なコンサートホールで著名な演奏家のプレイを苦痛を感じながら聴くよりも気軽にアマチュアが演奏する屋外のコンサートの方が私は好きです。

音楽に関しては雑食ですがお金を出してソフトを手に入れるのは映像に関係するものが多いです。クラシックや吹奏楽も好きですが放送やネットラジオがメインかな。まあアコースティックな響きもPCの中で完成させられる音楽もどっちも楽しめる人間です。もちろんどっちも良く鳴ってくれるシステムでないと駄目です。

音源の音質に関しては経験した中ではオープンリールのテープが最高ですが手に入るソフトもハードもないし使い勝手も悪いので最も手に入れやすいCDをファイル再生させるのがベストと思っています。ファイル再生がテープの音に最も近いと感じる。

生の演奏と自分の部屋で聴く音楽がイコールかと問われれば否ということになりますが、それなりにいい線行ってるかなと。ジコマンですが(笑)。ただ自分の中では自分のオーディオ&ビジュアル趣味はほぼ完成していて次の一手が何も浮かばないというところです。

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