録画を観終わったので備忘録として残しておきます。
2輪の鈴鹿8時間耐久レースは20,21年には開催されず3年ぶりの開催となりました。
相変わらず世界耐久選手権(EWC)の中の1戦という位置づけですが鈴鹿8耐はこのレースだけに参戦するスペシャルチーム達との混戦になるのが大きな特徴です。
やはり強いのは日本の2輪メーカーのワークスチームですが今年は前回まで出ていたYAMAHAのワークスチームは参戦せず、新たにHONDAが久しぶりにワークスチームで参戦してきました。あとはディフェンディングチャンピオンのKAWASAKIワークス。SUZUKIとYAMAHAはEWCで戦っているチームが最有力となります。
優勝したのはHONDAワークスのTeamHRC。予選でポールを取ったのは同チームの長島哲太選手でこのチームはカテゴリーが違うかのような圧倒的な強さで完勝でしたね。他の二人は高橋巧とイケル・レクオーナ。
長島選手はこのマシンを開発するのに鈴鹿を走り込んでいたようですし、ピット作業もHRCはNO.1タイムだったのを見てもこの大会にHONDAがいかに本気で取り組んだかというのがよく分かります。
YART YAMAHAは一時2位を走る激走ぶりでしたが、スタートはまたまたエンジンがかから無いというトラブルから挽回していたのに終盤の転倒がもったいなかったです。それでも貯金があったため6位フィニッシュ。
KAWASAKI Racing TEAMはトップを逃げていくHRCを果敢に追いかけてましたがあのJ.レイをもってしても長島には全く歯が立たず1周差で2位でした。
ヨシムラSERTはS.ギントーリが急遽欠場となり2人体制でしたが予選22位を跳ね返して3位フィニッシュと躍動しました。個人的にはSUZUKIの完全なプライベートチームのエスパルスの4位は大変素晴らしいと思います。前回はSUZUKI勢ではNO.1でしたし。素晴らしい安定感です。SUZUKIのマシンは出走45台中6台しかエントリーしてなくて寂しかったです。
全体でリタイヤしたのはBMWワークスの1台だけでマシンをリカバリーする能力が昔とは比べものにならないような気がします。それとも単にあきらめが悪くなったのかな(笑)。
3度のセーフティーカー出走がありましたがレースは比較的淡々と進行し印象に残るシーンは青木宣篤選手がこのレースで引退ということを発表していたことでしょうか。
同じ日にイギリスでMotoGPが開催されたので現役のMotoGPライダーが走るようなことは物理的に不可能だったのは少し寂しいかな。TV解説は中野真矢さんと岡田忠之さんが交代で担当されてましたが、8耐が終わった後MotoGPでも中野真矢さんがごく普通に解説をやっているのを見るとすごいなと思いました。
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