シアター部屋のルームアコースティック調整は継続しています。
どうもある部分を改善すればまた別の部分が気になって改善するという感じでモグラたたきをやってるような気分になることがあります。
まあそれはオーディオの調整などにも同じ事が言えるのですがもともとシアター部屋の完成度が低いのと自分で手を出せる余地がかなりあることが大きいですね。
立派にあつらえた部屋だと不満があってもなかなかDIYで手を出せるものではないでしょう。だからオーディアクセサリーの市場があるのでしょうけど。
手を加えて結果を吟味できれば大きな経験値となって蓄積されていきます。
まあ残りの人生で一から部屋を作り直すようなことはないでしょうけど。
今回は部屋の出入り口であるドアのモディファイです。ドアは部屋を作った時に工務店経由で建具屋さんに作ってもらったものできれいに仕上げられていますが薄いベニヤの貼り合わせで軽く安っぽいものです。一般的な住宅で普通に使われる仕様だと思いますが音はほぼ筒抜けです。杉の角材を音の拡散目的で取り付けていますがこれは適度な補強にもなっています。びびって鳴いたりすることはないです。
抜けがいいのは音響的には必ずしもマイナスではないですがここは音の一次反射面になるので左右の条件が揃わないと影響力が大きいのです。
音を聴いているともうすこし中低域のボディ感が欲しいなと思うようになってきました。
そういうことでドアの剛性をあげて低域が抜けにくいようにモディファイしてみました。
21×36断面の杉角材(胴縁)を買ってきて切断、塗装しネジ止めしただけです。
塗装は水性塗料で塗膜を作らないタイプです。もともと壁の杉板で使っているのと同じタイプのもの。
色が薄いですが杉材は経年変化で色が濃くなるので問題ないと思います。
取手の周りは材料が足りなかったこともあって未施工です。問題がなければこのままで行きます。ドアがいい感じで重くなって軽薄さが無くなりました。
まだ塗料が完全に乾いていないせいか音はややぼてっとしてますがボディ感はいい感じで増しています。
今回の材料費は塗料や刷毛、計量カップなどを含めても2千円程度でした。
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