2008年12月13日土曜日

ヒューズの脱着

訳があってオーディオ機器のヒューズを取り出して確認をしてみました。

ΩSACD2とボルダーのパワーアンプは機器の背面から簡単にヒューズを取り出せるのですが、プリアンプのCP-65は電源ボックスの蓋を開けないとヒューズを取り出すことができません。

そして不思議なことにCP-65だけはヒューズを取り出して少し掃除をして戻しただけなのですが再生音ががらっと変わってしまいました。
音の鮮度がものすごく高くなって部屋中をきっちりと満たすくらいに広がりが出るようになりましたが、なんだか腰高な感じで地に足が着いていないような落ち着きのなさがあり定位もどこか違和感があります。

この鮮度の高さと元気のよさを聴いていると、CP-65も導入して5年が経過しているのでヒューズの接点部分が劣化していて知らないうちにかなり枯れた再生音を聴いていたのかもしれません。
ヒューズを脱着したことで新品時のクオリティが一気によみがえったとしか考えることができません。

ΩSACD2とボルダーの方はヒューズの脱着では音の違いが分かりませんでした。
CP-65はヒューズの取り付け方法がこの2台と比べると接触面積が小さく条件が悪いことから劣化が著しいのかもしれません。

機器につなぐ電源ケーブルと比べるとオーディオ機器の内部の配線は相当お粗末と言っていいと思います。
電源のメインスイッチの配線など引っ張れば簡単にちぎれてしまいそうな線ですし、ヒューズは必要悪と言っていいようなものなので案外機器のパフォーマンスのボトルネックとなっている箇所かもしれません。



2008/12/8
上でヒューズの脱着によって音が大きく変わってしまったと書きましたがこれは私の勘違いでした。
一連の作業でひとつミスをしていてそれのせいで大きく変わっていました。
ヒューズの脱着でも多少鮮度の向上は認められますが大した変化ではありません。

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