2012年5月30日水曜日

新藤兼人監督


4月に日本映画専門チャンネルで放送された新藤兼人監督作品特集では「人間」、「裸の島」、「原爆の子」、「落葉樹」、「裸の十九才」を鑑賞しました。
最後まで観たのは裸の十九才だけなのですがどの作品も印象に残る作品でした。
・人間 お盆休みに軽い気持ちで小遣いかせぎに船で沖に出た人々が遭難し追い詰められていく姿を描く。
・裸の島 ある家族だけが本土から離れた小さな島で暮らしている。手こぎ船で子供達を学校に送ったり農業用水を毎朝運んだりして畑を作っている。
・原爆の子 日本の市井からの視点で原爆を描いた貴重な作品。乙羽信子さんが若々しく新鮮です。
・落葉樹 中年男が幼少の頃のお母さんとの甘〜い思い出を綴る。
・裸の十九才 映画鑑賞日記に記しました。
100才の最期まで現役を貫いた新藤監督は現在存命中のどの映画監督よりももっと注目されるべき監督だと思います。
ご冥福をお祈りします。

2012年5月25日金曜日

メールソフトの故障


メールソフトはJUST SYSTEMの「Shuriken 2009」というソフトを使っていますがこれがどうも壊れてしまったようだ。
ある人に写真付きのメールを送ろうとしていた時になにやらアップデートを反映させるかどうかというようなメッセージが出たのでOKを選択するとメールソフトが勝手に落ちてしまった。
その後ソフトを立ち上げてもメールの送受信ができない。
アカウントやサーバーの設定は当然どこもおかしくはなくソフトを再インストールしても状況は変わらない。
どうもアンインストールしても前回の設定状況をどこかに保存していて再インストール時に勝手に読み出しているので意味がないみたい。
Shurikenはアカウント別のメール管理などがやりやすくて使い勝手はかなり良かったのに使い勝手が良すぎてトラブったときの融通がきかないという印象です。
仕方がないのでまたあのやぼったい「WINDOWSメール」にソフトを戻すことになりそう。

2012年5月23日水曜日

究極の壁コンセント4

壁コンセント XP-PS Flare Limited に一昨日行ったアップデートは直後から申し分ない結果となってます。



このコンセントは音の純度や瞬発力などポテンシャルが高いのは2ヶ月以上前の使い始めの頃から感じられるもののどこかオーディオ的に面白い音であって現実の生演奏的自然な空間描写能力などの点で自分の中では不満がありました。
少しずつエージングが進んで今でもまだ上昇傾向ではあったのですが今回のアップデートで一発で不満が解消しこのコンセントは完成したと言って良いです。
このコンセントのパフォーマンスはあまりにとんがりすぎていてほんの些細な要素でも出音に対する影響力が半端ないことから、多分私の所とは違うオーディオ環境ではまた全然違った鳴り方をしているのではないかと思います。

2012年5月20日日曜日

ツーリング201205


今日はバイクでツーリング。
昨日の午前中はすっごくいい天気でしたが昨日の午後から今日にかけてずっと曇りではっきりしない天気。
今日の行き先も阿蘇方面。4月のツーリングとルートが一部重なりますが先月は大分経由だったのに対し今日は うきは→星野村→黒木→竹原峠→鯛生金山→兵戸峠→菊池渓谷→阿蘇グリーンロード→・・・と西側から南下するコース。
昨日はバイクに乗っていると汗ばむくらい陽気だったのに今日は途中温度計を見ると11℃しかなかったりして春ジャケットでは寒くて雨が降っていることもあり途中からカッパを着ました。

道の駅 うきはで最初の休憩

たまご庵で親子丼を食す

おみやげはやはり「味来コーン」で決まり

私は焼いたものを2個ゲット(600円)

午後はほぼずっと小雨が降り続きました
今日の走行距離:398.4km
今日の走行メンバーは
AX−1:次に購入するバイクはほぼ決まっているそうです。使い切れて燃費の良い250ccのバイクの良さを再認識してるみたいです。
インパルス400:一緒にツーリングに行くのは初めて?だったかな。おまんじゅうのあんこを作る仕事をされているみたいです。
XJR1200:今日は味来コーンを3袋も購入されていました。自分ちの分以外は人に頼まれていたり配ったりするそうです。
GSX−R1000:途中で給油しなかったため370kmを無給油で走りました。途中変なセダンに絡まれたりしてすごいプレッシャーだったような。。。
SV650(私):ナイトロンのリアサスペンションは取り付けてから3年ほど経過しましたがつい最近セッティングを初めて変更しました。ダンパーを2段階弱くしただけですけどずっと乗りやすくなりました。サスがちゃんとストロークするのは気持ちが良いものです。

2012年5月3日木曜日

月子まんだら



「まんだら屋の良太」で有名な畑中純さんは北九州市の小倉出身で良太の舞台も小倉の「九鬼谷温泉」という架空の温泉街になっています。
モーニングに連載していた「百八の恋」が20年くらい前に有害指定となった影響からかまんだら屋の良太を含め畑中さんの作品は全て市場から姿を消してしまいました。
もう一度きちんとした単行本で全巻読んでみたい作品なのですがその願いは叶わないですね。
版画家としてもたいへん優れた作品を発表している同氏の作品に妙な指定を出して結果的に氏の仕事を奪ったお役所の仕事には憤りを強く感じます。
さて最近まで知らなかったのですがまんだら屋の良太番外編とも言える単行本「月子まんだら」が出版されています。
九鬼谷のおなじみの面々が昔と全く同じ絵柄で登場し活躍してます。
地元の私にとっては「きさん」とか「しゃあしい」などの台詞の言葉一つ一つにうれしくなってくる作品です。

2012.6.13
畑中さんは6月13日に亡くなりました。
良太は私が自分自身の一番足りないものを持っているキャラクターだと思っています。
もう畑中さんの新作を読めないのは残念です。
ご冥福をお祈りします。

2012年5月2日水曜日

サラリーマン金太郎

ゴールデンウィーク期間中に予定していた仕事やイベントが全てキャンセルされてしまったため久しぶりに何も予定のない連休を楽しんでいます。
ということで本宮ひろし氏の「サラリーマン金太郎全30巻を取り寄せて読んでみました。




お世話になっているタイヤ屋さんに置いてあって待ち時間中にさわりの部分だけ読んでいたのですが面白いのでちゃんと全部通して読んでみたくなったというところです。
昔から本宮氏の作品はけんかの強いスケールの大きな男を描く話が多いのですが、この作品もまあおよそサラリーマンらしくないその本宮ワールドの主人公がサラリーマンの世界で活躍する話です。
ただのエンターテインメント作品と違って作中出てくるキャラクターの姿を借りて随所に作者の強烈なメッセージが熱く語られるところが他作品と比べて個性的なところでしょうか。
もう10年以上も前に完結している作品ですが作中描かれている元気のない日本の姿はあまり変わっていませんしそれを打開する作中登場するアイデアもなかなか興味深い内容です。
国境をなくしてしまう「地球国家」の実現に相当思い入れがあるようですが個人的にはこの点には強く反対したいところです。
金太郎のサラリーマンとしての活躍はやはりスケールの大きな仕事ばかりで必ずしも成功するわけではないのですが困難をぶち破りながら金太郎はどんどんキャリアを積んで成長していきます。
サラリーマンの世界では一人の人間としての能力がどうというよりは自分の仕事をすすめるのにどれだけの人間を使うことができるかがその人のポテンシャルというのが私の持論ですが金太郎はその点においては超一流の人間で痛快な人間ドラマになっています。