基本、クリーン電源やトランスなどにも興味はなくてオーディオ&ビジュアルの系には優れた素材をシンプルに使用するのが好きですね。直近で導入したラトックのドライブケースは優れた電源装置と言ってもいいですがあくまでドライブケースという認識です。
さて他所のサイトを眺めていて気になるノイズフィルターを紹介されていたので自分でも使ってみたくて取り寄せてみました。TDKラムダの製品です。
許容電流とカットするノイズの周波数範囲で細かく製品わけがされています。私はタップ用に10Aのもの1個と個別の家電用に1Aのもの2個を選択しました。
使用する対象は常に100Vが通電されている箇所ですが私の場合はそういう場所を極力減らしているので数はあまりありません。ノイズ源は使わないのが一番ですから。
過去の経験からノイズフィルターを例えオーディオ&ビジュアルとは違う系で使っても音が良くなることもあれば悪くなることもあったので慎重に進めたいと思います。
とりあえず一番影響が大きそうな冷蔵庫と固定電話が刺さっているタップで10Aのものを使用するつもりで設置しました。しかしヒアリングしてみるとこれは駄目でした。石膏ボード反射みたいなでっぷりした音像。
ここのタップはノイズフィルター付のタップを使っていて2重にノイズフィルターを使うのは駄目っぽいです。なぜだか分かりませんが。
次の候補はモデムとルーターを常時通電している壁コンセントです。ここはたこ足にしてスイッチでOFFにできるタップでPCその他もつながっています。ここはヒアリングはOKでした。音像のほりが少しとクリアさが少し改善します。
1Aのものは1つはシアター部屋の電灯線に挿入します。映像ソフトの再生では電灯使いませんが音楽ソフトの再生では効果が期待できます。
古民家(笑)なので電灯線はむき出しになっていて細工するのは簡単です。
もう一つの1Aのものは監視用のIPカメラの配線に入れます。
結果が良ければエアコンのコンセントにも20Aのものを使ってみようかと思っています。
2019/5/26追記
2個目以降のTDKラムダの追加ではヒアリングの結果があまり芳しくありません。悪くはないですが特に良くもない。というかなんだか不安定です。
仕様上アースを接続するようになっているようなのでアースをとってみることにしました。
とは言ってもオーディオ&ビジュアル用のアースには接続しません。以前2階につないでいた別系統のアースの線が残っているのでこの線をケーブルラックに接続しケーブルラックに落とすようにしました。
ケーブルラックの表面は絶縁されていますがネジ間は導通してます。ケーブルラック全体が接地してあることになるので質はともかく使い勝手の良いアース構造体になります。
出音は特に突出したところのないバランスの良い音です。IPカメラの電源は物置からとっているのでここのアースは今のところ取れない。
ノイズキャンセル効果は確かな製品みたいですがやはり使いこなしはそれなりに工夫が要るみたいです。