2022年3月26日土曜日

国際会議場のフェア2022

 今日は福岡で開催されているオーディオフェアに行ってきました。

午前中は時折激しく雨が降るような天気で出展しているメーカー、商社の数もお客さんの数も少なめでした。そのせいかいつものような細かい時間でデモが仕切られているというよりはフリータイムが多くてゆるい感じでした。

半導体不足や物流の問題もありAVアンプなんかは受注停止となっていて全体的に物不足、値上がり傾向にあり巣ごもり需要でお客さんからの引き合いは多いのに供給できないという需給バランスが著しく崩れている状態みたいです。

そんな中でのフェアですが開催されたこと自体に感謝したいと思います。

今日体験してきたデモをまとめておきます。


型式不明(fidata) → REFERENCE DAC(MSB) → MOMENTUM HD PREAMPLIFIER(Dan D’Agostino) → MOMENTUM M400MxV → F500(FINE AUDIO)

AXISSさんのデモ。AXISSさんはコロナ禍が始まってから来福されていなかったので久しぶりのデモです。社長さんかな?23万のスピーカーを1500万のアンプで鳴らすというのをことさら強調されていました。AXISSさんらしいボリューム感のある鳴り方です。このスピーカー下面に足を挟んで板が取り付けられていて下面のバスレフダクトに対向して振動板が板に付いています。見たことがない凝った作りです。



QNAP or LP12(LINN) → KLIMAX DSM3 → KLIMAX SOLO → KLIMAX350 Passive

LINN JAPANさんのデモ。ファイル再生の後アナログディスクの再生でした。スピーカーにはウーファー用のアンプは内蔵されていますがその他のユニットを駆動するためパワーアンプが使われていました。このシステムだと部屋を鳴らすようなイメージでスケール感が一気に上がります。ややクールだけど特に高域の解像度はすごいです。




MG-1 PKG(VERTERE) → PHONO-1 MK2 → MOMENTUM HD PREAMPLIFIER(Dan D’Agostino) → MOMENTUM M400MxV → KIM(FINK team)

タクトシュトックさんのデモ。創業してからまだ2年と経たない若い商社さんですがデモの熱意は素晴らしくてシステムも魅力的に感じました(アンプはまだ取り扱いがないそうですが)。個人的には先のリンシステムは現代ハイエンド的な作り込まれ感がやや鼻につくのですがこのシステムの特にスピーカーの音はそれとは対照的で、トラディショナルで素朴な実在感の強さを感じます。同じドイツということでムジークにも通じるところがあるような。。。ここの商社はBDプレーヤーのREAVON社やネットワークオーディオ用のハブなどのEdiscreation社なども扱ってます。



K1X(ESOTERIC) → P1X → M1X → SCALA UTOPIA EVO(FOCAL)
K-01XD(ESOTERIC) → RPA-MGC(SPEC) → RPA-MG5ST → SCALA UTOPIA EVO(FOCAL)

フリータイムで主にエソテリックさんとスペックさんがデモをしてました。音は特にどうと言うところはなく至って普通。スペックさんはDELAのNASでファイル再生したいみたいでしたが音が出せずに仕方なくエソテリックさんのSACDプレーヤーでディスク再生してました。自社のシステムをうまく動作させられないのは印象がかなり悪いので事前準備をしっかりした方が良いと思います。





映像の部屋ではアンプメーカー1社、プロジェクターメーカー1社しか来てなくて私が入室してもデモが用意されているわけでもなくほぼお一人様の貸し切り状態。そういう状況ですがJVCさんはラインナップを全機種持ってきていますし、DENONさんは注文を受けることもできないのにわざわざ福岡までお越し頂きおつかれさまですという感じです。スピーカーはポークオーディオでシステムを組んでいました。トールボーイスピーカーの上にイネーブルドスピーカーのようなスピーカーを置いてあって天井スピーカー代わりのアトモス仕様でした。オーディオ&ビジュアルはお客さんからの引き合いはそれなりにあるようなのですが品物を供給できない今の状況が続くとさすがにまずいですね。将来が不安になってきます。

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