2015年4月26日日曜日

BDオーディオ

BDオーディオがフォーマット上優れたメディアであることは間違いないのですが問題が2つあります。

・優れたBDプレーヤがない
・再生にディスプレイが必要

プレーヤに関しては2chオーディオ用ではハイエンドと呼ばれるクオリティを突き詰めたプレーヤがあるのに対してBDプレーヤではそれに比肩するものがない。
私の環境ではBDプレーヤとして使っているレコーダーはドルフィンチューン版DMR-BW970です。
2chCDを4.1ch再生しているCDトランスポート MERIDIAN800 と比べると800の方がやはり圧倒的に魅力的な再生ができます。

ヤマト2199のサウンドトラックBDをBW970で再生してみるとはっきりしたサウンドで5.1ch録音のよさは分かるもののデジタルっぽい薄っぺらさがどうにもだめですね。プロジェクターを落として音声だけで再生するとそのしょぼさが際立ちます。(ドルビー TR HD再生です)

800のCD4.1ch再生の方がアナログっぽいというかより生演奏に近く表現の深度が違います。
これは今話題になっているハイレゾ再生にもそのまま当てはまると思います。
ソースがいくらハイクオリティでも再生装置のレベルが低いと結果は逆転してしまうでしょう。

まあハイレゾにしてもBDオーディオにしてもソースが普及したとしても再生スタイルが多様化してしまってハードの先鋭化が結構難しいような気がしますね。


以前レビンソン氏がデモしていた「マスタークラス」とかゴールドムンドのデジタルプロセッサのようなソースのクオリティにこだわらずハイパフォーマンスをアピールするプロセスの方が私は取り組みやすいような気がします。マスタークラスはMP3を使ってたしムンドはYOU TUBEの音源を使用してデモしてました。
現存のCD資産を思いっきり活用できることが私には重要ですしね。

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