2020年7月26日日曜日

ルームアコースティックのこと

コロナ禍がなくても連日雨ばかりで巣ごもり気味ですね。
HIVIを見ていて思うのですが巻頭でライター各氏に割り当てられているコラムでご自身が関わっている事業やイベントの告知ばかり書いている人が居ます。
漫画雑誌で作者の漫画の欄外で書いたりするのはもちろんOKですが、代価を払って購入している雑誌なんだから読者が欲しがるであろう情報を書いて欲しいと思う。
そうでなければご自身のブログなどで告知して欲しい。

ハードの情報が薄いのはしようがない面もありますが毎回ソフト1本の特集でページを費やすのも個人的にはうんざり気味です。
「地獄の黙示録」なんて過去何回特集してたかな。アメリカが他所の国に出張っていって国土を焼き払う作品。この国から過去に手痛い仕打ちを受けている末裔がこの作品を手放しで賛美しているのは相当複雑な気持ちです。
とはいえアメリカ視点の戦争映画が全く駄目ではなくて「フルメタルジャケット」なんかは個人的に大変素晴らしい作品だと思います。コッポラ監督も素晴らしい監督さんです。
最近の戦争映画は実写とも呼べない半CGアニメ作品ばかりで評価の対象にすらならないけどそれを言ったらほとんどのアクション映画が当てはまってしまう。なので最近のアクション映画はほとんど楽しめなくなってしまった。(トロンレガシーあたりが最後です。)

さて外出が滞っているこの4連休もこつこつとルームアコースティックの仕上げを進めているのですがようやく今日ほぼ完成しました。
将来なにか思いつけば小さな変更はやるかもしれないけどパフォーマンス的にはほぼ完成ですね。シアター部屋ができてから約3年というところ。いい感じで仕上がりました。

オーディオのパフォーマンスを形作る要素って突き詰めれば家屋であったりそれが建っている環境であったりまで行ってしまいますがやっぱ部屋の要素は大きいですね。
自分であれこれ条件を詰めてみて分かったのは単にスピーカーから出た音の響き方をモディファイするのにとどまらずイメージ的にはコンポーネントを変えたのと同じようなパフォーマンスの変化があります。

視点を広くとることで逆に今まで手を加えてきたオーディオアクセサリーなどがすごく些末なものに思えるようになったのも大きいかな。
実際今の環境で機器のケーブル1本、壁コンセント1個を変えたところでそれほど大きな影響力はないです。分電盤のケーブルなんかは別だけど。

ルームアコースティックに関してはネット上に様々な情報がありますが定番的な情報はほぼ役に立たないですね。
本物のプロの方はほとんど情報を発信しないし、それらしい部屋を作って満足されている方はああそうですかという感じ。
ご自身でいろいろカットアンドトライをされている方のブログなどは貴重ですね。実際いい音出しているんじゃないかと思います。

独断と偏見でシアター部屋作りのコツみたいなものをメモっておきます。
・空間はできるだけ大きい方が有利。当たり前かな。
・平行面に関しては絶対ではないと思う。
・固い木材は音が濁る。
・一聴デッドでも実は定在波の影響で響きがキャンセルされているかも。
・駄目な材料(石膏ボードやコンパネ)も天然木で覆えばOK。
・防音は難しい。特に家の中。良い響きとの両立はなおのこと。音の抜けと反射のバランスが大事。
・一部畳はありだと思う。床の上に絨毯などをひいて吸音している例が多い。
・シアターだと窓無しでいいが音楽を聴く環境としては寂しい。
・部屋の空気の管理。温湿度はもちろんハウスダストなど健康面に留意。
・電源や配線、アースなどは変更がやりやすい方がいい。
・工事業者と打ち合わせるにはきちんとした資料を用意すべし。それには自身も勉強したりして具体的な方法・イメージを確立する必要がある。
・一発でうまくいくことはまずないので後から調整が出来るのがよい。どこかの物件をコピーするとかだったら心配ないかも。

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