今年もいろいろありましたが中でも最も残念だったのは、バイクのロードレースの最高峰MotoGPの放送が私の視聴環境では見れなくなったことです。
もう10年以上毎年観戦を楽しみにしてきただけに至極残念です。
もともとWOWOWで放送していたのですが、日本人で続けてタイトルを獲得するライダーが登場してきたこともありNHKがWOWOWに代わって放送を始めました。
実況がへたくそなど言いたいことはいろいろありましたが、ライブで放送してくれるのはありがたかったです。
しかし2003年の開幕で加藤選手が逝ってしまってからは、日本人で特に注目できる(タイトルをとる可能性がある)選手がいなくなってしまったこともありNHKはさっさと放送を撤収したというところでしょうか。
夏の風物詩の一つであった鈴鹿8時間耐久レースも普通に観ることが出来なくなってもう5年くらい経つでしょうか。
モーターサイクルフリークスとしては厳しい時代になってきたな、と痛感しています。
2005年12月25日日曜日
2005年12月16日金曜日
さようなら仰木さん
私が初めてプロ野球の試合を観に行ったのは大学生になってからでした。
自分の住む町に野球場がありそこで試合が行われていたわけですから、環境的には恵まれていたのかもしれません。
対戦カードはダイエーホークス 対 近鉄バッファローズ。
当時のダイエーは田淵監督が近鉄は仰木監督が率いていました。
北九州に住む私はもちろん地元のダイエーを応援していたわけですが、近鉄の先発ピッチャーの野茂のピッチングが素晴らしく、ダイエーのバッター陣がきりきり舞する姿をよそに野茂のピッチングに見とれていました。(笑)
試合の流れの機を逃さずにそつなく采配を振るう仰木監督の姿と、打つ手がないのか大味な野球をやっていたダイエーの監督との差もあったのか試合の結果ははっきりしたものでした。
仰木監督自身は地味な印象のある方でしたが、イチローをマウンドに立たせてみるような誰も考えないような事をして見せたり、人を楽しませるサービス精神のようなものは他のどの監督さんも持ち合わせなかったような素晴らしい方でした。
仰木さんは北九州の郷土の星でもあります。
これからも空から育てた選手たちの活躍を眺めて楽しんでください。
ご冥福をお祈りします。
自分の住む町に野球場がありそこで試合が行われていたわけですから、環境的には恵まれていたのかもしれません。
対戦カードはダイエーホークス 対 近鉄バッファローズ。
当時のダイエーは田淵監督が近鉄は仰木監督が率いていました。
北九州に住む私はもちろん地元のダイエーを応援していたわけですが、近鉄の先発ピッチャーの野茂のピッチングが素晴らしく、ダイエーのバッター陣がきりきり舞する姿をよそに野茂のピッチングに見とれていました。(笑)
試合の流れの機を逃さずにそつなく采配を振るう仰木監督の姿と、打つ手がないのか大味な野球をやっていたダイエーの監督との差もあったのか試合の結果ははっきりしたものでした。
仰木監督自身は地味な印象のある方でしたが、イチローをマウンドに立たせてみるような誰も考えないような事をして見せたり、人を楽しませるサービス精神のようなものは他のどの監督さんも持ち合わせなかったような素晴らしい方でした。
仰木さんは北九州の郷土の星でもあります。
これからも空から育てた選手たちの活躍を眺めて楽しんでください。
ご冥福をお祈りします。
2005年12月11日日曜日
茄子
映画鑑賞日記で作品を紹介する時には監督さんと役者さん2名の名前しか記していません。
映画を作り上げるのに必要なスタッフは他にもたくさんいるわけですが、私も含めてその他の人たちがどんな仕事をしているのかなかなか知る機会がないように思います。
黒田硫黄さんの漫画作品「茄子」の2巻では映画作りにかかわる現場の人たちの雰囲気をちょっとだけ味わう事ができます。
黒田さんの作品で普通に手に入るものはだいたい読んでいるのですが、もともと彼の作品は非常に映画的なのです。
画の構成が映画の絵コンテのような雰囲気で、特に絵が上手という訳ではないのですが一コマ一コマのカットに濃い魅力があり惹きつけられてしまいます。
茄子は3巻完結の作品ですがその中で特に気に入っているのが今回取り上げた2巻の冒頭の作品「39人 前編・後編」です。
弟と妹を連れて3人で親戚の家で田舎暮らしを始める事になった女子高生の高橋 綾は、親戚の家に借りを作りたくないと思いできるだけ自力で生活するためにお金をこまめに稼ぎたいと思っている。
そんなところにこの土地に撮影のためにやって来た映画製作の人々とのやりとりを描く。
綾が発揮する「生きる」ためのたくましさやエネルギーは見ているだけで元気をもらえそうですし、なぜだかちょっぴり泣けたりもします。
一枚の画から映画的な感傷を充分に味わえる黒田作品は映画ファンに是非観て欲しい作品です。
映画を作り上げるのに必要なスタッフは他にもたくさんいるわけですが、私も含めてその他の人たちがどんな仕事をしているのかなかなか知る機会がないように思います。
黒田硫黄さんの漫画作品「茄子」の2巻では映画作りにかかわる現場の人たちの雰囲気をちょっとだけ味わう事ができます。
黒田さんの作品で普通に手に入るものはだいたい読んでいるのですが、もともと彼の作品は非常に映画的なのです。
画の構成が映画の絵コンテのような雰囲気で、特に絵が上手という訳ではないのですが一コマ一コマのカットに濃い魅力があり惹きつけられてしまいます。
茄子は3巻完結の作品ですがその中で特に気に入っているのが今回取り上げた2巻の冒頭の作品「39人 前編・後編」です。
弟と妹を連れて3人で親戚の家で田舎暮らしを始める事になった女子高生の高橋 綾は、親戚の家に借りを作りたくないと思いできるだけ自力で生活するためにお金をこまめに稼ぎたいと思っている。
そんなところにこの土地に撮影のためにやって来た映画製作の人々とのやりとりを描く。
綾が発揮する「生きる」ためのたくましさやエネルギーは見ているだけで元気をもらえそうですし、なぜだかちょっぴり泣けたりもします。
一枚の画から映画的な感傷を充分に味わえる黒田作品は映画ファンに是非観て欲しい作品です。
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