今日は夕方からMAXオーディオさんのところでTADのデモがあったので参加してきました。
プレーヤーからスピーカーまでシステムを組めるオーディオメーカーはそう多くはないですがTADはその一つになります。
組んでいたシステムは
D600 → C2000 → M600 → R1 ですが プレーヤーとしてノートPCも用意されそちらの方が多用されました。
プリアンプのC2000にはUSB入力が付いていてPCからダイレクトに接続できます。
評論家の小原由夫氏にナビゲートされた視聴会はTADのデモというよりはPCを使ったハイレゾ音源の再生に重点が置かれていました。
過去何度か聴いたことのあるTADシステムですが、今回は自宅でTADを愛用している小原氏が3時間ほどかけてセッティングしてあるせいか過去最高のバランスで鳴っていました。
小原氏の話からPCで音楽を再生するメリットとして出たのは様々なハイレゾ音源を再生することが出来るということ。
例えば、
・ネットからダウンロードした音源。
・死蔵と化したDVD-AUDIOからリッピングした音源。(小原氏はDVD-AUDIOのかなりのコレクターだそうです。)
・HDCDの24ビットエンコード。(パッケージに表記が無くてもHDCDで作られていることもあるそうです。)
実際にハイレゾ音源のPC再生をそれ単体でTADのハイエンドシステムで聴いた限りは特に違和感なく楽しめます。
今回使用したPCは小原氏がプライベートで使っているもので、
・OS WINDOWS7
・内蔵、外部ドライブ共にSSD
・音楽再生用のアプリケーションしかインストールしない
・USB接続は2系統使用し、電源と信号を分離している
などなど再生には相当気を使っている仕様です。
ただPCのハイレゾ音源再生とD600でのSACD再生とを比較すると、PCの方が聴きやすく音が丸い感じでD600の方はダイナミックで切れがある感じです。
悪く言えばPCは音像がやや平坦でBGM的、D600はアタックなどの強さがしっかり出るがメリハリ調。
途中PCの電源コードを引っこ抜いてバッテリー駆動で再生したりしてましたがよりその傾向が強くなるように感じました。
私の好みはD600の方です。
今回の視聴会では2曲ですが同じ曲を使ったハイレゾ音源とSACDとの聞き比べがありなかなか貴重な体験ができました。
PCオーディオをアピールされてもオーディオショップさんにはうまみが無いと思いますが新しいものを積極的に紹介する今回のようなイベントは歓迎します。
0 件のコメント:
コメントを投稿