HP-5509はオーディオ用のプリアンプとして使って相当に高いパフォーマンスを発揮することができますが、その高いパフォーマンスをビジュアルの音声再生にもそのまま発揮させることが出来るところが本当にすばらしい。
安物のビデオケーブルでデジタル音声接続を行っているせいかBDの再生ではやや辛口の薄味なのですがWOWOWなどの放送で新しい映画作品を再生すると以前の再生に比べて格別のクオリティだと思う。
そしてさらに最近のAVアンプとしては当たり前なのですが5509にはデジタルファイル再生プレーヤーとしての機能も搭載されています。
PCをプレーヤーとして使うことはできないがネットワークなどで接続されたデジタルファイルを再生することが出来るのでUSBメモリを使ってWAVファイルを再生してCD再生と比較してみました。
結果はΩSACD2改の勝ちです。
ΩSACD2は立ち上がるのに時間がかかるようで初っぱなはUSBの方が一音一音がはっきりとしていてこりゃなかなかやるなと思わせるのですが、30分もすればもう圧倒的。
ゲインは同じくらいですが比べるとΩSACD2改は空気の粘りのようなエア感がよく出ていて音楽の迫力が断然上。
USBは思っていたより質的な差はなく健闘しているのですが線が細く音楽よりも「音」を聴いている感じになる。
それからUSBで再生する際、フォルダやファイルネームが5509のディスプレイではまともに表示されずアスタリスクで表示されるので使い勝手が悪すぎる。
再生する時は何番目のフォルダの何番目の曲という感じで指定しないといけない。
この辺はまだファイル再生に関してはおまけ機能的な扱いかなという感じで将来に期待というところでしょうか。
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