2014年7月25日金曜日

リヤCH用アンプの到着

手配していたリヤCH用アンプは ROTEL RB-1582MKⅡ を座間ドルフィンでチューンアップした製品です。
今日到着しました。

例えば私の趣味のひとつであるバイクでは、同好の志と呼べる仲間が身近にいて一緒に走ったり話したりすることで刺激になったりうまい人からは勉強させてもらったりすることも出来ます。

しかしこのオーディオ&ビジュアル趣味に関しては身近に刺激しあえるような友人や先輩がいるわけではなくほぼスタンドアローンな状態です。

地元のショップとの付き合いは長いですが「いい音(絵)を出すにはどうしたらいい」というような根本的で最も大事な話が出来るような雰囲気ではないですね。

座間ドルフィンのN岡さんを知ったのは彼が宇都宮のショップで店員さんだったころでネットの書き込みから私が思ういい音とこの人が主張するいい音が近いと思ったことと単純に面白い人だなという興味からです。

そして宇都宮で開店してまもなくお付き合いを始めたというところです。
私は勝手に師匠認定していて本音のオーディオ(&ビジュアル)トークができる唯一の相手ともいえます。

しかし一度はお会いしたことがあるものの、関東エリアがお店の本丸としたら私は完全に外様でしかも大名ですらない平民というランクでしょう。

そんな関係ですがこうして手間のかかる割にはそれ程売り上げに貢献するわけでもない仕事を氏にやってもらえるというのは大きなステイタスだと思っています。


前置きが長くなりましたが パワーアンプの RB-1582MKⅡ改 はまずメインチャンネルにつないで2chで音出しして素性を見てみます。

システムは 800 → HP-5509 → RB-1582MKⅡ改 → InCognito




結果から書くと4割の項目でレギュラーアンプの ボルダー 850 より優れています。

ボリューム感のなさから来る線の細さがありますが音像の描き方が巧みで立体感があります。
音色がボルダーより緻密で例えば ClariS のボーカルは 850 だと年齢よりも大人びて聞こえるのですが 1582MKⅡ改 だと年相応の声に聞こえます。

ゲインは850より低めに感じます。ボリュームは3dbくらい上げました。

N岡さんのブログからROTELの音はクラッセの音と似ているという記述がありますので、クラッセで音決めされたInCognitoが良く鳴らせるのは不思議ではないかもしれません。

しかし30分くらい鳴らしているとだんだんとボリューム感が出てきてこのままだとメインアンプに迫りそうな気配がしてきたのでこの辺りでリヤCHに持って行くことにしました。

価格からすれば1/5程度のアンプでここまで鳴らせてしまうと逆に少し困ってしまいます。(汗)




マルチチャンネル再生でリヤが有るのと無いのとではやはりまるで音の密度が違います。
展示会レベルの再生だとメインCHとその他が完全に分かれて鳴っているのが分かってしまったりするのですが、ひとつの音場としてまとまって再生されるこの4.1chの再生はやはり圧巻です。

2chステレオではまず得られない魅力です。
以前使用していたアンプと音の傾向は似ているのですがさらに濃密な感じですね。

私が使用しているリヤスピーカーは B&W CM1SE なので ROTEL のアンプは純正組み合わせと言えます。
この辺の見識もN岡さんのセンスの良さといえるでしょう。



2014年7月20日日曜日

リヤCH用アンプのダウン

システムのパフォーマンスは絶好調だったのですがリヤCH用のプリメインアンプがダウンしてしまいました。

故障はこれで2度目なので今回は修理せずに手放すことにします。
代わりのアンプをどうするかが問題なのですがよいあてができましたので到着を首を長くして待つのみです。

リヤCHなしで聴く映像ソフトは全然物足りないですね。
パフォーマンス的には悪くないアンプだったのですが安定して動かないものは手元に置いておきたくない。

メインCHの ボルダー 850 は使用9年目になります。
電源投入動作は新品時から不安定ですがそのパフォーマンスは非常に安定感があり、内部の配線なども美しくて改造などしようという気が起こらない製品です。(ヒューズのみ交換してますが)
その点、ゴールドムンドやクラッセなどは適度に緩い作りで手を入れやすい製品といえるでしょう。

ボルダーの前に使っていた本国では「20年保証」をうたっていた製品も4年間で3度目の故障を機に手放してますので個人的に「はずれ」を引く確率が高いのかもしれません。

2014年7月17日木曜日

XP-PS SEの調子は上々

使い込んでいた ER-PSZ と違って新品の XP-PS SE の方はなかなか立ち上がってこない感じです。
しかしそろそろ十日ほどたったこともありいい感じで上がってきました。

やはりBDレコーダーとプロジェクターでこの壁コンセントを使う威力は大きいですね。
映像も音も濃いです。
芳醇だけど切れがありなんとも陰影感に富んだ表現です。

バージョンアップ前の Flare LIMITED を超えているという製作者さんの言ははったりではなさそうです。






2014年7月6日日曜日

電源周りの強化

CDトランスポートとしてメリディアン800を導入してからはシステムの音を特にどうこうしたいとは思わなくなりました。

映像系の方も2chオーディオ以上に充実感があり同様です。
これは壁コンセント XP-PS Flare Limited のバージョンアップ後の音が大変に素晴らしいからです。
このコンセントのバージョンアップからもう4ヶ月以上になるのですが今でもシステムのパフォーマンスが何もしなくてもすこしずつ上がり続けてます。

私のシステムの電源環境を見回してみると壁コンセントでもう10年以上前から使っているものもあるのでそろそろ交換してみたくなりました。

それで取り寄せたのが CROSS POINT の XP-PS SE。


それから壁コンセント同士を接続するケーブルと、100Vの引き込み線を壁コンとつなぐための端子も同梱してもらいました。
いずれも座間ドルフィンのN岡さん製作の逸品です。


ケーブルに付いているCNT複合銀メッキ付の端子はメッキ厚が極厚でそのままでは壁コンセントの穴に入らないので穴の拡大加工が必要です。
(XP-PS SEは加工済で送ってもらってます。)


上の写真は ER-PSEX ですが大変スマートな接続が出来ています。
平端子なので接触面積が大きいしスペース効率も優れものです。

XP-PS SE はBDレコーダーなどで使用している ER-PSZ と入れ替えます。
浮いたコンセントは順次ローテーションして行きます。


現状の電源環境をブレーカーから順に記しておきます。

・XP-BR → XP-PS Flare Limited → CDトランスポート
                       → AVプリアンプ

・HR-BR(Z版) → XP-PS SE → BDレコーダー
                  → プロジェクター
         → ER-PSX → リヤCH用アンプ
                 
・HR-BR → ER-PSZ → パワーアンプ(モノ2台)
      → ER-PSEX → サブウーファー    


2chオーディオでは ER-PSEX → ER-PSZ とパワーアンプの壁コンが変わっただけなのですが音は素晴らしくゴージャスですね。思わず音楽に聴き入ってしまいます。

映像系を再生した日には一体どんなクオリティなのか想像するとわくわくしてきます。



2014年7月5日土曜日

ましろのおと

月マガはもう20年以上購読していますが現在の連載陣で一番好きな作品は羅川真里茂さんの「ましろのおと」です。


最初から読み返してみたくて単行本を購入しています。

三味線の師であり育ての親でもあったじっちゃが亡くなったのをきっかけに青森から東京に出てきた16歳の雪(せつ)を中心に人間関係を丁寧に描いた作品。

マンガで音を表現するのはなかなかに冒険的な作業だと思います。
古くは上條淳士さんの「TO-Y」あたりが先駆けでしょうか。

正直連載が始まったばかりのころはただの少女漫画にしか見えなくてそれほど面白いとは思っていなかったのですが、民謡居酒屋編になってからは俄然面白くなりましたね。

個人的には男キャラはそれ程でもないのですが女性キャラがすごく魅力的に感じます。
女流作家さんで男性をきちんと描ける人はまずいないので問題ないですけどね。

雪の三味線以外のことはほとんど見えていない生き方がシンプルで少しうらやましくもあります。