2017年7月16日日曜日

げんしけん

アフタヌーンの購読を始めたとき木尾士目さんは「ちごぷり」を連載していて「げんしけん」については「2代目」しか読んでませんでした。
2002年から連載がスタートしていた「初代」が新装版となって発売されていますので1,2巻を購入しました。


げんしけん(現視研)とは現代視覚文化研究会という、大学のいわゆる架空のオタクサークルの事です。
萌えな内容の作品ではなくて萌えな文化にどっぷりと浸かっている人たちの生態を描いている作品と言っていいでしょう。

2代目から読んだわけですがオタクといっても女装娘(じょそこ)の波戸君などキモさとは無縁の美しいオタクを中心に持ってきているあたり抵抗なく作品世界に入っていけるところがいいなと思っていました。

初代はやはりこの作品の歴史を最初から読むという意味で大変興味深い。
2代目だけ読んでいたら分からなかったのですがこの作品にとって斑目と春日部さんはやっぱ中心となるキャラクターなんだなというのがよく分かります。
2巻の表紙の大野さんのなんとも幸せそうな笑顔が素敵です。


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