2018年1月16日火曜日

父と観た映画

12日に父が亡くなり昨日葬儀が終わりました。
自分の家族を送るのも喪主を務めるのも初めての経験でそれなりに疲れました。
私の中ではこの半年以上彼はもうすでに亡くなっているのとあまり違わないというふうに考えてきましたが小さな箱に入ってしまうとさすがに寂しさがあふれてきたりもします。

まだ事後処理はそれなりに残っていますがこうして文字として記すと自分の気持ちが整理しやすいので書いています。

さて父に対しては特に晩年に近い年月はマイナスのイメージの方が割合としては大きくてそれでは良くないので楽しかった思い出として映画に関することを思い出してみます。

ほぼ趣味らしいものを持っていなかった父ですが映画を観るのはそれなりに好きでした。
家で21時から放送していた「~ロードショー」というTV番組はよく観ていましたね。
私は中学生くらいまでは「~ロードショー」を最後まで観る時間までTVを見ることを禁じられていたのですが「2001年宇宙の旅」はどうしても観たくて(あれは2時間より長かったですね)父に頼み込んで最後まで観ました。
父はこの作品に関しては「これ大した映画じゃないぞ」という感想でしたが私にとっては今でも至高の逸品ですね。

私が中学生の頃、父が「ディア・ハンター」のディアはどういう意味だ?と聞いてきたとき何気なく「親愛なる」とかだと思うよと答えたのですが後になってあれはどう見ても鹿狩りだということに気付いたのですがそれを父に伝えることはなかったですね。

「ミシシッピー・バーニング」を観た時は「よくこんな映画をアメリカが作ったもんだ」と感心していました。「ルーツ」が放送されていたときも興味深そうに観ていましたね。

小学校高学年からは私は一人で映画館に映画を観に行くようになりましたが、父に映画館に連れて行ってもらった作品は思い出せるのは4作品だけです。

・キングコング(1976)
家族全員で観に行きました。コングが死んでしまうシーンを観て父は大泣きしていました。子供心になぜ泣いているのかよく分からなかったですが改めて見返してみると父らしいなと思います。

・のび太の恐竜(1980) 
確か正月に家族全員で観に行きました。ドラえもんの劇場版第1作目の作品ですね。当時私はドラえもんの単行本を全巻揃えていました。

・ロッキー3(1982)
父と二人で観に行きました。父は腕が太くて「俺とどっちが太いかな」とか冗談を言ってました。帰りには父の行きつけの餃子屋さんに連れて行ってもらいました。

・蛇鶴八拳(1983)
父と私達兄弟とで観に行きました。当時ジャッキー・チェンは大好きで公開された映画は全て観に行きましたがこの映画に関しては特に印象が残っていません。

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