2019年1月14日月曜日

アースについて

他所のサイトでアースについて試行錯誤している方がいるので刺激になって自分ちのアースも見直してみようと思いました。
と言ってもオーディオ&ビジュアル専用のアースは10年以上前から接続してあって今のシアター部屋を作った時に新たに自分で接地極を埋めてアースを接続しています。

接地抵抗は最初に設置した時は40cmのアース棒を2本使った2系統のアースで80Ω程度でした。自分で施工した今のアースでは接地抵抗は測ったことはないです。測定器を持っていないですし庭の中心付近に接地極があるので隣の敷地でも使わない限り土のある場所に測定に必要な10mの距離を取れないというのもあります。知りたい気持ちはありますがまあ値を知ったところでそれ以上何もしないです。

最初にアースを取った時にパフォーマンスが激変したため満足して個々の機器へのつなぎ方に関してはあまり試行錯誤はしていません。環境が変わったりして多少変更はあるのですが結果を見て悪ければ元に戻すというような感じです。
例えばfidataのNASがインレット端子にアース端子がなくてアースが接続されていないので試しに筐体アースを取ってみたことがありますが結果が良くなかったので元に戻しています。

それ程システムのSNが悪いとは感じていません。試しにシステムの電源を入れてAVプリのボリュームをMAXにしてツイーターに耳を近づけてもノイズはほぼ聞こえません。わずかに気配を感じる程度です。(私の耳では)

私の環境では電源コンセントごとにアースと接続しています。機器は大きく分けて3つの群があり、それぞれの群にタフピッチ銅のブロックをターミナルとしてそれぞれを3芯の電源ケーブルで接続しています。

A群:パワードスピーカー(RL940×3)+サブウーファー(BASIS13K×2)
B群:AVプリ+NAS+BDドライブ
C群:BDレコーダー+プロジェクター+パワードスピーカー(RL940×2)

A→B→C→接地極 という風に上流から下流に水が流れるようなイメージで線の太さや長さを変えて逆流しないように留意しています。

それぞれの群にあるターミナルブロックには壁コンからのアースを自在につなぎ替えることができます。
まず現状の状態で機器はつないだままで電源を一つずつ入れていき筐体電位を測ってみました。
一番電位が高かったのはサブウーファーで1V以上ありますが残りはあまり差がなくて0.9V程度でA群のRL940だけは0.1V程度です。

さていろいろつなぎ替えてみてベストな条件はB群のAVプリを単体でアースにつないだ状態でした。音楽を再生しながらつなぎ替えたのですがこの条件は一聴してはっきり分かるくらい音が良いです。普通アースの切り替えは時間をかけないと良否を判断できないことが多いのですが分かりやすい反応でした。

この条件でのAVプリの筐体電位は0.7V程度とそれ程数字が違うわけではありません。
ただしBDレコーダーの電源を入れると1.2Vぐらいまで上昇します。
逆にAVプリをアースから切り離すと2V以上に上がります。fidataのNASは接続する壁コンをAVプリから離したのですが電位はAVプリと全く同じになります。
一番低い機器はA群のRL940で0.1V未満(ほぼゼロ)になりました。C群のRL940は0.8Vくらいあります。

やってみるものですね。私にはコネも財力もないのでない知恵をしぼってあとは労力をかけてコツコツとやるしかないのですが今回みたいにうまくいくとうれしいものです。
素晴らしい再生パフォーマンスです。

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