正直ここ数ヶ月前までは炭に関しては全く興味がありませんでした。
単に除湿だけを見ればエアコンや除湿機の方が圧倒的に性能が上ですし過去の経験からもほぼ効果はないと思っていたからです。
きっかけは自分のアレルギーを何とかしようということからいろいろ調べているうちに改めて炭に興味をもち実際に使用してみてこれは素晴らしいアイテムであることを認識しました。私は何か商売をやっているわけではないのでここで何かを褒めたとしても自分が得をすることは多分なにもないです。むしろ嫌な思いをすることの方が多いかもしれません。
炭の優れているところは環境を改善するのをメインにいろいろな効用があるところとほぼデメリットと思われるところがないところです。ただメリットを感じるには用途に適した炭を必要な量使う必要があります。よく見かける固形の炭を広い場所に少量置いただけでは消臭などの効果は期待できないと思います。
私が今回使ったのは床下に敷くのに800℃以上で焼いた竹炭を砕いたものと庭に埋めるのに1000℃以上で焼いた竹炭をさらに細かく砕いたもの。宮崎の業者さんに3度発注しましたが2度目は私宛のブツを大阪に送られてしまい余計な手間を掛けさせられました。3度目は同梱するはずだったマニュアルなどを入れ忘れたと電話がありました。なんともとぼけた感じの業者さんですが炭の質などには問題なかったです。
防湿シートを入れた段階で部屋の湿度は上がりにくくなりましたが炭を入れた今の状態はさらに安定しています。施工前は長雨のあとはシアター部屋の湿度は70%以上下手をすると80%近くまで上がってましたが、今では最高で65%で60%をこえることがほとんど無くなりました。床下の状態も非常に良いです。これから夏にかけてどうなるかは分からないですが今の感触だと私のアレルギーも症状が出ないと思います。
それから炭はオーディオ&ビジュアルにとってもメリットが大変多いです。
敷炭用の炭を部屋に置くと吸音材として機能するようで響きが整えられます。置き方は理想的には袋に詰めてソーセージのようにぶら下げるのがいいと思います。(私はやらないけど)
私の部屋ではケーブルラックに置いていくといい感じで炭が置けます。
床下の敷炭でなぜか特に低域が力強くなります。コンクリートの反射で低域が打ち消されていたのかもしれません。
先週から一週間しか経っていませんが埋炭の効果も素晴らしいです。
もともと今の接地極は部屋を作るのと平行して施工したのでオーディオ&ビジュアルに対してどのくらいパフォーマンスに影響しているのかは分からないのですがアースをうまく機能させてやった時の効果はとても大きいです。他では得がたいほどに。
生の演奏、特に私は観客の存在をあまり気にしなくていい屋外での中高生の演奏など好きですがそれを聴くのに定位がどうとか高域が低域がとかまったく気にしないと思います。
そういう聴き方が出来る方向に何歩か近づけるという感じです。
アコースティックな演奏もいいですがエレクトリックな団子になりやすいソースも適度にほぐして聴ける方向ですね。
試しにAVプリの筐体電位を測ってみたのですが0.2~0.6Vくらいあり以前より高くなっています。テスターを筐体に近づけただけで数字が上がったりするのでこれはテスターが壊れているっぽいです。安物のクランプメーターだったので新たに信頼性の高そうなテスターを購入しようと思います。
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