今日は地元のオーディオ&ビジュアルフェアに行ってきました。
今回からは門番(体温チェックや入場許可証をくれる人)は居なくなりましたね。
コロナ禍が開けても戻ってこない商社さんもいますし展示即売のオーディオアクセサリーもなんだか物足りないし、昔から馴染みのある商社の方もお歳を召されたなという感じがしますし(自分もそうですが)、この業界もっと盛り上がるといいのですが。
私自身は何か欲しいものが有るわけではないですがオーディオ&ビジュアルのパフォーマンスを体験するのは何よりの刺激なのでイベントが開催される限りは参加させて頂きます。
今日体験してきたシステムを記しておきます。
SA-10(marantz) → PF-1 → DELTA MONO(classe) → 801D4signature(B&W)
D&Mさんのデモ。プリアンプの素性がよく分かりませんでした。なぜこれを使ってるのか。音は寝起きなのかもう一つ。
EIDOS SACD COMPACT(goldmund) → MM Reference → TELOS1800 → Sasha V(wilson)
ステラさんのデモ。プレーヤはアナログで AIR FORCEⅢ premium(TechDAS) も使ってました。全段バッテリのストロームタンクを使ってるせいもあるかもしれないが音場感が独特です。音像が浮かび上がって流れていく川のようなすがすがしさ。オーディオ的な快楽に満ちています。ゴールドムンドはディスクプレーヤももう完全復活なのかな。ウイルソンのスピーカーは歴代商社さんで音が全然違いますが商社のカラーがよく分かって面白いです。
Dsp-Columba(sfz) → L10(CH) → M10 STEREO → MINGUS Septet(MARTEN)
リジェールさんのデモ。スフォルツアートは以前代表の方が何度か来福されてデモされていましたがリジェールさんが代理店業務を担うようになったそうです。プレーヤーは アナログの MODEL12mk2(SME) と CHのフォノイコも使ってました。
部屋が先のステラの部屋と同じで座っている席も同じなので違いがよく分かります。
このデモで面白かったのは
同じ曲で 1.Amazon music 2.Qobuz 3.NASに入れたハイレゾ の再生を比較出来たこと。ソースを伏せてどの順番の音が一番良かったかをお客さんに挙手させるのですが1.が一番多い。どの会場でもおおよそ8割の人がAmazon musicを選択するそうです。私も1.を選択しました。
ちなみに私見では 1.は一番バランスが良い 2.は迫力があるがダンゴ 3.は薄すぎて論外
ダウンロードしたハイレゾに関しては自宅でも同じような感触なのですが会場のNASはサウンドジェニックのようでした。フォーマットとしてのハイレゾは良いのかもしれませんが音源をどうやって作ったか、どの過程を経て再生するかで別物になるんじゃないかな。
リジェールの代表の方はCD音源で十分なクオリティだけどCDプレーヤーは消える運命にあるよと力説しているようでした。
D1.5(CH) → C1.2 → L10(CH) → M10 STEREO → MINGUS Septet(MARTEN)
ゼファンさんのデモ。リジェールさんの後同じシステムでプレーヤを入れ替えてのデモです。ステラさんのデモのような浮世離れしたような感じはなくて地に足がついた馴染みのあるパフォーマンス。再生する曲が特にチェンバロとリュート?の曲などゾクゾクッとするようなはまり具合で引き込まれました。マルテンのスピーカーはユニットの素材がダイヤモンドやベリリウムなど全て統一性がないのですが良く音がまとまってるなと思います。
N10(DELA) → K-300i digital(krell) → TOR(YG)
アッカさんのデモ。この時間帯は評論家が他の部屋で講演をやってるそうで各部屋お客さんがまばらです。シンプルなシステムですがこのサイズのスピーカーはやっぱ鳴らしやすいと思う。YGは設計者が替わったけど以前と大きく変わった感じはしない。ツイータのウエーブガイドは以前のモデルだと一点集中を狙っていたけどこのモデルでは拡散を狙っているそうでスイートスポットが広くなっているということ。確かに以前ほどストイックな感じはなくて朗々と鳴ってますね。
映像のブースでは SONYとマランツのデモを体験してきました。
SONYさんはエリートスクリーンの耐外光スクリーンを用意して明るい環境でも使えるプロジェクターであることをアピールしてました。ただ暗くして投影した方が圧倒的に良いパフォーマンスであることは揺るがない事実ですね。プレゼンの努力は認めるのですが。
マランツさんはAV10とAMP10によるデモ。スピーカーはB&W 700+600 と YAMAHAのトップスピーカ。で9.1ch。
用意しているデモソフトがいつもとほぼ同じで新鮮味がないのとアクション系の映画ソースはSONYさんが用意していた価格1/20に近いアンプでも十分に鳴っていてアンプの違いよりも部屋などの環境の違いの方が大きいことを証明してしまっている。
高級機を使う良さをきちんとアピールできないと苦しいなと思います。