2024年9月14日土曜日

調整あれこれ2409

・BDプレーヤの電源ケーブル修繕

BDプレーヤーのUB9000でBDを読み込むときに失敗する症状が出てきました。使用4年くらい。故障かな?とも思いながらチェックしてみると電源ケーブルのインレットプラグが抜けかかっていました。なぜ抜けかかっているかというとプラグの把持力がなくてゆるゆるでケーブルの自重で勝手に抜けるのです。なぜゆるゆるなのかというと以前使っていたBDレコーダのBW970改のインレット部の寸法が大きすぎてプラグが入らないのを無理矢理ねじ込んでいたから。要はプラグのコネクタ部が塑性変形してちゃんとつかめなくなっているということ。

BW970改も電源ケーブルも同じショップで作られたものです。最初から不具合があるのですがまあパフォーマンス優先で問題があってもショップには文句を言わずに使ってました。こういう雑な仕事は他にもあって自分で手直しをする機会は多かったですね。


仕方がないのでインレットプラグを交換します。ついでにケーブルの綿被覆化も試してみようかとも思ったのですがそれなりに高価な完製品なのでつぶしてしまうのはやめておきます。将来、ACプラグと壁コンセントを使わなくする可能性もあるので最小限の変更にとどめておこうというのもあります。

取り寄せたのはフルテックの無メッキのプラグ。もともと付いてたのはマリンコベースのEauRougeの銀メッキ品ですね。線は銅線に半田処理?してあるのかな。
しかしプラグも値上がりが激しいですね数年前なら金メッキ品が買えた値段が無メッキ品になってます。パフォーマンスの違いは私の耳と目ではよく分かりません。ここに投資する必要は個人的には無さそう。
マニアックなこだわりより工業製品としてまともに作られていることの方がよっぽど大事です。


・共鳴管開口部の変更
リスニングポイント後ろ側の壁には7つ共鳴管タイプの吸音装置を施工してますがそうちの一つがどうもあまり仕事してるようには見えないので手直しというところ。

床ぎりぎりのところにあった開口部を600mm上にずらしました。
吸音装置は定在波対策で大きな成果を上げてますが定在波がゼロになったわけではないです。
リスニングポイントで音楽を聴いていて音の流れに違和感があれば低域を吸う目的で調整しています。


・空き瓶の活用
空き瓶はこれも低域を吸う目的で以前から使ってましたが室内ではメリットが出ないので室外の音が通り抜ける箇所に設置してみようというところ。

スイープ音でチェックしていると以前設置した天井裏の竹束がびびることが分かってこれの対策にその近くに空き瓶が置けないかと吟味してみました。
ここは低域がたまるポイントらしくて以前からなかなか共振を完全に克服できないところ。
部屋の外に低域を逃がしても戻ってきたら意味がないですからね。
結果が良ければどんどん増やす予定。

コンサートホールや映画館のようなしんとしたスケール感を望むには空間容量が絶対的に足りないですが吸音の工夫はいくらでもできるのでこれからも取り組んでいくことになるでしょう。


・共鳴管の追加
空き瓶を追加すると部屋の癖がさらにはっきりと出るようになったので必要を感じて後ろ壁の共鳴管を追加で製作しました。音道8mタイプ。だんだんこいつの工作も慣れてきて完成度が上がってきました。
低域を吸うには吸える場所に吸えるものを設置する必要があります。低域を吸えば部屋の再生可能な最低域が拡張します。最低域が拡張されればスケール感が出るという寸法です。部屋の容積が足りないならこれしか方法はないんじゃないかな。狭い部屋でピアノのキーを順番にたたいていっても音が出ないキーがあるそうです(部屋の周波数特性ですね)。システムの能力にいくら頼っても無駄になるかもというわかりやすい例えです。空き瓶も含めて必要があれば今後も検討していきます。



・ハイトスピーカーのディレイ変更
某Auro-3D友の会サイトで提案されていたハイトスピーカーのディレイをなくしてしまうというのを試しにやってみました。
フロントLRやサラウンドLR真上にあるハイトスピーカーのディレイをそれぞれ真下のスピーカーと同じ距離設定にするだけです。
が結果は全然駄目ですぐに元にもどしました。「ただ鳴っている」だけの状態に近くなります。ディレイは正確に設定してやった方がフォーカスがきちんと合いますね。
ちなみに私のところではAuro-3Dではなくて5.1chベースのPLⅡz-Heightがメインですが。

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