2005年9月30日金曜日

SVで転倒

昨日ですがバイクに乗っていて転倒してしまいました。
愛車は去年の12月に購入したばかりのSV650。
転倒したのは出勤の途中で、もう10年以上は走って私にとっては庭のように思っている峠のコーナーの一つです。
(この峠はかの宮崎 敬一郎氏が壁を走ったという伝説があるらしいです(笑)。)


1.長い下りの直線の後のタイトコーナーでアスファルトも古く滑りやすい。
2.標準のタイヤ(D220ST)の限界が欠陥品すれすれの低さ。
3.1ヶ月前に注文していたタイヤが入荷せず、スリップサインの出たタイヤを使っていた。

など転倒した言い訳はいろいろあるのですが、上の条件は既に分かっているのに特に注意せず漫然とバイクを操っていた自分の未熟さが一番の原因だと反省しています。

体のダメージは大した事ないのですが、バイクのダメージは結構深刻です。

アクシデントは忘れたころにやってくるものですので、ライダーやドライバーの皆さんは初心を忘れないで運転するのを心がけてください。


2005年9月24日土曜日

TVアニメーションでもっとも好きな作品

映画鑑賞日記を書いているぐらいなので私は映画を鑑賞するのが大好きなのだと思います。
しかし映画ならどんな作品でも楽しめるかというとそれほど好みの広さは広くありません。

特にジャンルを限定するわけではないのですが、好みの傾向はあると思います。
自分の好みの傾向を分析してみると、人の人生が感じられるものや深層心理を描いたもの、奇抜な展開でオリジナリティを強く感じるものが好きなようです。

しかし自分がもっと若いころ、特に10代のころはそんな難しい事を考えながら作品を見る事はありませんでしたし、TVアニメーションなどもかなり見ていました。

ちなみにTVアニメーション作品でベストをあげるなら、「未来少年コナン」と「赤毛のアン」の二つです。
今では宮崎 駿さんも高畑 勲さんも知らない人はいないぐらい有名なお二方ですが、まだ無名のころに手がけたこの2作品が私に与えた影響はかなり大きいでしょう。

両作品は言って見ればお二人の作品世界の対称性そのものの「動」と「静」の作品だと思います。

「コナン」は一見破天荒なアクションと純粋さが面白さの大部分を占めているように見えますし実際そうなのですが、私が案外魅力に感じるのはモンスリーやレプカなど所謂悪役たちです。
特にレプカはラオ博士とは対照的なエゴイズム丸出しのリーダーなのですが、すごく人間臭さを感じ追い詰められていく過程は今見ても笑えてしまうのです。

「アン」ははっきり言って子供が見てもあまり面白いとは感じないのじゃないかと思うくらい地味な作品です。
対象は中学生以上かなと思います。
光るのはやはり生活描写の演出の巧みさです。
特に、マシュウが亡くなって葬式が行われた時、アンは式に参加し淡々とすごしますが、式が終わり夜部屋に戻って一人になったアンはマシュウが居るべき場所に彼が居ない風景が心に次々と浮かんできて、不意に締め付けられるような悲しみに襲われる。

凡庸な演出家なら、主人公をただ大泣きさせるだけのようなシーンになりがちなのですが、アンのこのシーンは見ている者にも痛みにも似たような悲しみを起こさせます。

案外国内では評価されないアニメーション作品ですが、実写作品でもめったにお目にかかれないくらい素晴らしい演出作品もありますので、「子供向け」として封印するのはもったいないと思います。


2005年9月14日水曜日

3度目の故障

日本製の自動車は本当に良く出来ていると思います。
激しい動きをするメカ部と複雑な電気制御のどちらも併せ持つ工場生産品ですが、ユーザーがきちんとした扱いさえしていれば壊れる事はほとんど無いようです。

私が使用する車も10年以上使っていますが、消耗部品の交換や定期的なメンテナンスを除いて、自分が誤って壊した部分以外で修理をした事はありません。

オーディオ製品は車とあまり価格が違わないものもたくさん存在しますが、果たして安定して動作するという観点からの完成度はどうなのでしょうか?

私の経験では、オーディオではCDプレーヤーが2台、LDプレーヤーが1台、それから現在使用しているパワーアンプが2度故障しました。

そして今日パワーアンプが3度目のダウンとなりました。

プレーヤー2台は比較的安物なので壊れても修理までして使うよりは、この機会にグレードアップしちゃおうという事で即買い替えすることに決めましたが、現在使用しているパワーアンプは軽々しく同じようにチェンジできる金額ではありません。

自動車は故障すればユーザーの命に関わります。
オーディオは壊れたからといって、ユーザーを傷つける事はまず無いでしょう。(火事になるようなトラブルはいわずもがなです。)
自動車と比べるのは見当違いなのかもしれませんが、高価な品物は特にもう少しまともな設計、取扱店のケアを望みたいところです。


2005年9月11日日曜日

CDプレーヤーの音

私がCDを聞き始めたのは19歳の時でした。
CDが登場したのが1982年ならばもう6年ほど経っていた事になります。
それまでオーディオ(ステレオ)は家にありましたが、音源はアナログディスクやカセットテープ、FM放送でした。

初めてのCDプレイヤーはSONYのマルチディスクプレイヤー MDP-201という、LDとCDの両方が再生できると言う代物。
当時の定価で確か129,800円だったと思います。

初めて聴いたCDの音は、当時リファレンスであったアナログディスクの音に比べて圧倒的にSN比が良く、音にも安定感があるように感じ一発で虜になりました。

MDP-201を購入して3年ぐらい経った時に、マルチディスクプレイヤーでない、専用機のCDプレイヤーだともっと音が良いに違いないと考えてケンウッドのDP-8020というCDプレイヤーを購入しました。
当時の定価で80,000円だったと思います。

音は期待したとおりで、SN比がさらに良くなり専用機の貫禄を見るような気がしました。
余談ですが当時はケンウッドのプリメインアンプも使っていて、当時のケンウッドの音は細身で脚色をあまり感じない内省的な音という印象でした。
現在、試聴会等でPASSのアンプを聴くと当時のケンウッドの音の感触と似ていると感じる事があります。

DP-8020が壊れた時に、DENONのDCD-S10というCDプレイヤーを購入しました。
定価は180,000円です。
このプレイヤーはご存知雑誌等では絶賛されていたモデルで、この後もシリーズ化されベストバイの常連となっていたモデルです。

DP-8020と比べると音に厚みがあり情報量も多かったです。



さらに時代が進み、90年代の後半にはDVDが登場しました。
私はCDプレイヤーの他にLDプレイヤーも所有していましたので、当然DVDプレイヤーにも興味がありました。

DENONが初めて作ったDVDプレイヤー DVD-5000は発売当時は最も高価なDVDプレイヤーだっとと思います。
定価は280,000円です。

プレイヤーも持ってないのに既にDVDのディスクは30枚ほど所有していた事もあり、DCD-S10からDVD-5000に買い替えました。
CDの音質なのですが、DVD-5000はDCD-S10よりもわずかに音の分解能が高く優れていました。

DVD-5000を使い続けているうちに、DENONの音に疑問を持つ様になってきました。
楽器や声の質感をリアルに表現するわけでは無く、輪郭を強調した機械的な音に感じ始めました。
長く聴いていると疲れるのです。

CDの音をもっと良くしたい私としては、DVDの画質はそこそこでも良いのでオーディオの部分をしっかりと作っているプレーヤーを探しました。
選んだ結論はゴールドムンドのSR-DVD Evoでした。

この機種はトランスポートで、定価は580,000円。
自宅ではやっていませんが何度か試聴もして楽器の質感を良く再現してくれそうな感触を感じて決めた機種です。

自分のシステムにつないで音を出した瞬間の戸惑いを今でも良く覚えています。
音の質感は良いのですが音がぼけぼけで全然情報量が少ないのです。
高級機に特有の「エージング」が必要なのはなんとなく分かっていましたが、時間によってかなり改善はしたとはいえ最初に感じたどこかボケたような情報量の少なさを払拭する事はできませんでした。

それまで、プレイヤーの購入はグレードアップを期待しての購入で実際グレードアップには成功してきました。
しかしSR-DVDだけは勝手が違ったわけです。

「以前の方が音が良かったんじゃないか?」とたびたび疑問に思い、何度もDVD-5000とトランスポート部の聴き比べを行うことがありました。
その都度、楽器や声の質感のリアリティはSRの方が上だと言い聞かせるように納得して使ってきました。(笑)

結論はSR-DVDの音は情報量は価格が半分に満たないCDプレイヤー並ですが、味付けのセンスでうまく音を整えて聴かせていると言う事です。

ただその味付けも聴き慣れてくるとただの癖であって、現在私が所有しているパナソニックのDVDレコーダーと聴き比べてみると、情報量ではSRが上ですがDVDレコーダーの方が音色はニュートラルだったりします。

そして長く聴いていて疲れないのは意外なことにDVDレコーダーの方だったりするのです。
SR-DVDと付き合いだしてプレイヤーのグレードとは一体どこで決まるのだろう?と常に自問しています。

もちろん全ての項目で文句なしに上位に立てるのが本当に優れたプレイヤーなのでしょう。

2005年9月6日火曜日

台風の中待つ物

接近する台風14号のせいで今日私の職場はお休みになりました。
午後12時現在の台風の位置から見て、今回の台風は私の住んでいる北九州では風の強さはそれ程ではないようです。
私の自宅は比較的高台にあり崩れてくるような土砂の心配も無いので、台風で心配なのはやはり風そのものですね。

しかしニュースで見る限りではどちらかといえばスピードの遅い雨台風のようで、九州各地では水害や土砂災害への警戒が必要なようです。

折角のお休みでも雨戸を閉めた部屋の中に缶詰状態で、あまり音楽や映画を楽しみたい雰囲気ではないですね。

さて、今あるオーディオ製品を注文してその到着を待っている状態です。
自分としては過去最も高額な製品を注文してしまったわけで、不安や期待などいろいろ思うところが多い買い物です。

不安のメインはやはり投資した金額に見合う満足を自分が得られるだろうか?ということ。
自分が所有する車よりもオーディオの単品の方が高価というのは、さめた目で見れば非情にバランスを欠いた買い物でしょう。

この製品が持っているはずのポテンシャルを存分に引き出してやる事ができるだろうか?というプレッシャーのようなものもあります。

到着が待ち遠しかったり、不安だったりで台風の中落ち着かない自分です。