自分のオーディオシステムを眺めてみてコンポーネントの中で一番の弱点は、CD/DVDトランスポートのSR-DVDだと思う。
このトランスポートは購入した直後からあれこれ不満たらたらで、実際買い替え(買い足しかな)を決意して品物を注文したこともある。
(諸々の事情でご破算になっていますが。)
オーディオの音は聴くたびに微妙に音が違います。
音が違う理由はいろいろ考えられますが、聴く人の問題ではなく間違いなくスピーカーから出てくる音が変化していると思っています。
良く鳴っている時はやはり大変上機嫌な気分になりますが、どちらかと言えば「ベストではない」鳴り方をしている機会の方が多いのではないでしょうか。
そういうこともあって、私はこの「ベストではない」鳴り方でも必要最低限の鳴り方が出来るようにシステムを調整するようにしています。
調整の方向としては、
1.出来るだけ音色に癖を持たせないこと。
2.音楽を解剖学的に分解してその構造を視覚的に提示させる。
3.スピーカの存在を消せるように音離れを良くすること。
というところでしょうか。
SR-DVDの音は情報量控えめでどちらかと言えば野暮ったい音です。
あまり良く鳴っていないときは、「プラスチック臭い音」と感じてSR-DVDだからしょうがないかな、とあきらめモードになる時もあります。
しかしどういう条件でそうなるのかよく分かっていないのですが、ときたま音楽を素の質感に近い状態で表現してくれることがあります。
情報量や音色が違うわけではないのですが妙に生々しく鳴る時があるのです。
そういう鳴り方をする時は、「これがゴールドムンドの音なんだな」と勝手に解釈するようにしています。
(SRごときのユーザーがえらそうなことを。。。と思われる方もいるかもしれませんが)
弱点だと分かっていても、わずかでもMAX状態の音の魅力を認めていると大事にしてしまいたくなります。
ベストでない状態の音でもそれを言い訳にするのではなく、「これだけ鳴っていてベストではないの?」と第3者から評価される音を目指してます。(汗)
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