プリアンプ CP-65のカバーをCFRP化して1ヶ月半ほどたちました。
最初の3週間くらいは可能性はすごく感じるものの、音が伸びきらないまどろこしさや嫌な音色も出していて一旦元のアルミカバーに戻してみようかしらと思ったこともありました。
しかし3週間を過ぎた辺りからは、破綻したところはなくなり音が伸びきってくるようになりました。
特に、まるで音楽のレイヤー(階層)構造が噴出してくるような圧倒的な空間的表現が素晴らしく、オーディオ的な微細なスペックをほとんど気にすることなく音楽を聴くことに没頭できるようになりました。
聴くCDがあれもこれも優秀録音盤に聴こえて困ってしまいます。(笑)
そんなこんなで今回はDVDトランスポート SR-DVDの天板と側板をCFRP化しました。
ゴールドムンドの製品はまるでいじってもらうことを前提としているかのようなシンプルな作りなので、天板や側板の図面を書くのは簡単です。
CP-65と違って板同士をつなぐ部品を考える必要もありません。
CFRPの仕様はCP-65と同じ厚さ2mmで、弾性率24tと60tのハイブリッド仕様です。
寸法はCP-65のときに比べて2/3に満たないのですが、材料の定尺の関係で金額は同じでした。
もともとSR-DVDはコンパクトで軽いのですが、今回のCFRP化でさらに推定300gくらいは軽くなったかな。
少しだけDVDとCDを再生してみましたが、絵に関してはデジタルハイビジョン放送のような高精彩さではなく、絵画的な方向で色に奥行きが感じられて魅力が深まったのを感じました。
音楽は音の反応が軽く速いという感じで、機械が再生しているというイメージからますます乖離していきます。
低音の雄大さと弱音が染み出してくるようなふるやかさも感じられます。
今後の一ヶ月間が楽しめそうです。
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