古谷実氏の漫画作品は「稲中卓球部」の頃から愛読しています。
「稲中卓球部」は純粋にギャグ漫画でしたが「僕といっしょ」以降の作品はギャグの要素もあるもののシリアスな作品として読めるものです。
近年は日本の若者のどちらかといえば「草食動物系」の無害でお人好しな性格だが、どこか劣等感に悩まされる主人公を描いた作品が続いているようです。
現在「ヤングマガジン」で連載中のヒメアノ~ルも平穏な日常と紙一重のところにある暗くて非日常的世界が主人公の周囲に迫ってくるような緊張感のある作品です。
それにしてもさえない主人公がいきなりべっぴんさんにもてる話には食傷気味ですが、これがないとただのくら~い話に終始してしまって救いようがない作品になるかもしれません。
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