奏者は
テナーサックス:NAO TAKEUCHI
ピアノ:TOMOKO SONODA のデュオです。
日頃、オーディオでばかり音楽と対峙しているとたまには生演奏を聴いてみたくなります。
このコンサートではMCの時のみマイクを使い演奏ではマイクを使いません。
聴衆は40人程度でテーブルについて飲み物を飲みながら演奏を楽しむという趣向です。
部屋は広さからすればやや天井が低いですが床は多分コンクリートの上に板張りしてあるようでかなりしっかりしていますし、壁や天井もしっかりした作りです。
演奏はアメリカのスタンダードナンバーや日本の曲、オリジナル曲も交えながら、最後は滝廉太郎の「荒城の月」でしめるなどバランスのよい選曲でした。
日頃自分のシステムで聴いているジャズ演奏と比べて生演奏だからと特別に何か強いインスピレーションを感じることはありませんでした。
これは喜ぶべきなのか残念に思うべきなのか良く分からないところです。
ただ、ピアノは固定してありますがサックスは基本的にピアノから距離をとった位置で演奏することでその両者の存在感を際立たせながら、時にはピアノに寄り添うような位置まで近付いて両者の音をうまく混在一致させるようにして巧みに盛り上げたりしている様などはライブ演奏でしか味わえない視覚的な面白さだと感じました。
曲数は10曲にアンコール曲がプラス1でCDと大差ないのですが、演奏時間は間に20分間の休憩を挟んで3時間弱あることもありオーディオで演奏を楽しむのに比べると結構しんどかったです。
もう年なのかな。(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿