2009年9月1日火曜日

マンガを楽しむこと

麻生内閣が誕生したときに危惧していたとおりにこの内閣も短命に終わってしまいました。
しかも自民・公明の連立与党の終焉というおまけ付きで。

日記では素っ気ないことを書いていましたが私は実は麻生首相には人間性の部分で期待していました。
首相にもなる人がマンガを愛読していることを公言するのは実は勇気がいることだと思います。
案の定そこをついて随分とマスコミから中傷されることになりましたから。

世界的にマンガがたっている地位は低いものですが、個人的にはマンガはその他の文化と比べて劣っているとは全然思っていません。

例えば日本映画はすべてが優れているわけではなくて、むしろ傑作と呼んでいい作品は一握りの数しかない。
逆にマンガはすべての作品がくだらないわけではなくて一握りの作品には確実に傑作が存在している。
特に日本国内には「マンガ」で生み出される傑作の数が世界的に見て傑出していると思っていますし事実でしょう。

マンガの表現が活字だけの表現と比べて劣っているところってどこなんでしょうか?
絵のセンスが問われる分求められる才能と労力のシビアさではむしろ上だと思っています。
(情景や心情描写などの詳細表現は小説の方がより細かくできますが。)

マンガ界ではゴーストライターは絶対に通用しないでしょう。

最近は活字はおろかマンガも読まない人が増えているようで、出版界はお寒い状況のようです。
せっかく自国が生み出したオリジナリティの高いな文化なんですからそんなに見下さないで楽しんでほしいものです。

自分にとって活字だけしか読まない人とはたぶん友達にはなれないけれど、マンガしか読まない人だったら友達になれる可能性はあります。

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