2009年12月20日日曜日

電源ケーブルのリニューアル2

パワーアンプの電源ケーブルは付属のものを使い続けてきたのは確かなのですが、一度長さもグレードも違うドルフィンのAmatiグレードのケーブルをつないでみたことがあります。

その時の音は付属のものとは全然違って表現力はアップしたのですが、音の芯のようなものが感じられなくて再び付属のケーブルに戻してしまった記憶があります。

今回導入した電源ケーブルはその時のばらばらAmatiの時とは違ってあっけないほど付属のケーブルと音色が変わりません。
音色は変わらないのですが表現力は大きく向上しています。

まずモノラルアンプの特徴なのかもしれませんが聴感上のチャンネルセパレーションがはっきりと向上しています。
その結果音場が自分を取り囲むように拡大するのですが、一音一音がにじまずにかちっと定位する感じでボーカルの口もやや小さくなったように感じます。

例えばスピーカーケーブルの Dolphin SP XP が弱音成分を引き出して音楽のファンダメンタルを優雅に表現するのとは対照的に、今回の電源ケーブルはパワーでグリップするような質実剛健なところがパワーアンプの電源ケーブルとして相当優秀だと感じます。

パワー感を強く感じますがCNT複合銀メッキに通じるような表現力の余裕も備えていて、音を暴れさせずに安定したトルクでぐいぐいグリップさせるような弾力感が心地よいです。

自分が電源ケーブルに求める要素としてはほぼパーフェクトといえる製品です。


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