2014年10月12日日曜日

800のメンテナンス

昨日、TADのシステムを聴いて改めて感じたのはCDトランスポート メリディアン800の音のよさ。
現在2chオーディオのモチベーションが下がっている私の耳でも再生する音楽の質が他のプレーヤーとはぜんぜん違うのがはっきりと確認できる。

音の分解能が高いとか高域が伸びているとかそういう分析的な聴き方をする必要がなくて音楽をひとつの塊としてものすごく有機的な表現をしてくれる。
初めてステレオの音に感動したときの原初的な感触を思い出させてくれる音です。

たぶんこれからの人生でこのクラスのプレーヤーを手にすることはないので大事に使っていきたいところ。


しかし夏くらいから困っている点が一点。
ディスクトレーをクローズする時は手で押してやれば戻っていたのですが、オープンするときも外のふたに引っかかってトレーが出てこなくなりました。

ふたの動きが硬くなったのかドライブのトレーを押し出す力が弱くなったのか、ふたのトレーとの接触部の摩擦が大きくなったのか原因は良くわからないのですが、一度症状が出たら後はずっと安定して同じ状態です。(笑)

しかたがないので自分でメンテナンスしてみることにしました。
ふたの動きを軽くしたいのでふたのばねを弱いものと交換しようといくつか引っ張りばねを用意して800のケースを開けてみました。



800は外側のカバーを外すと内側にさらにアルミ板できっちりとシールドするように覆われています。
左側面のアルミカバーを外すだけでもねじを20本以上外す必要があります。
フロントパネルを取り付けているねじが一本さびて固着しておりレンチが折れそうで難儀しました。

ふたのヒンジ部のばねは予想と違ってねじりタイプの線ばねでしたのでばねがシャフトにかからないようにしてふたをフリーの状態にしました。



ふたを閉じるのは手で閉じないといけませんがそのうちマグネットシートでも用意してふたの固定はできるようにしようかと思います。


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