2018年4月30日月曜日

機動警察パトレイバー 2 the Movie


1993(日本) WOWOW
監督:押井守
出演:大林隆之介 榊原良子

横浜ベイブリッジを破壊した一発のミサイルを始まりとして首都圏を中心に戦争状態が勃発する。



もともと大好きな作品なのですが2000年代に発売されたBDを購入しようとしたらDVDと抱き合わせ販売になっているのが気に入らなくて購入しませんでした。このタイトルは放送も今までされなかった?のでHDで鑑賞するのは初めてになります。
放送画質はあまり良いとは言えませんが久しぶりに鑑賞して素晴らしい作品であることが再確認できました。
第一作目の方は今観ると脇が甘くてもう一つ楽しめませんでした。
監督が描きたかったのは都会の中に武装した自衛隊が存在するシュールな絵だと思います。日本で内戦が勃発するなんてのは荒唐無稽なように思えなくもないですがこの作品が発表された2年後には某宗教団体が国家に対して戦争を仕掛けた事件が起こっているのですよね。
この作品が放送されるきっかけになった押井監督の最新作の方は私には全く理解できませんでした。スカイクロラからの久々の新作だったので期待していたのですが。。。

2018年4月21日土曜日

エアコンの新調

シアター部屋のエアコンは使用15年になるのですが音はうるさいし冷えないしということで今年新しいものと入れ替えるのを決めていました。
そろそろ発注しようと新しいエアコンは何にしようと少し調べてみました。

日頃エアコンのことなど気にしたことがないのでどのモデルを選んだらいいのかさっぱり分かりません。
私がエアコンに求める条件は電源は100Vでメーカーは三菱かパナソニック。便利機能などは一切求めないので一番ベーシックなモデル。

分電盤内でオーディオ&ビジュアルとその他で相を分けているので両方をまたぐ200Vのエアコンをシアター部屋で使うのはノイズの観点からNG。調べてみると100Vは3.6KWのモデルまでしかない。
約16畳の和室で使うにはパワーが足りないみたいだけれど比較的涼しい部屋なのと暖房を使わないのでまあ良しとしましょう。

メーカーは過去同居人の都合でダイキンを多く使っていたけど私の使用感はよくありません。リモコンの使い勝手一つとっても全く評価できない。
昨年まで自分の部屋で使っていた三菱のエアコンは室外機が西側にあって28度設定であっても冷えすぎるくらい良く効いていたので性能的にはすごく信頼できます。

今日馴染みの電気屋さんに来てもらって機種の選定と現場の確認を行ってもらいました。
この時期エアコンは新製品に完全に切り替わってしまうので型落ち品で3.6KWは残って無いそうでパナソニックの新製品を付けることになりました。


私の希望に沿う機種で安くするためにに長い時間在庫を探してくれたのですが3.6KWはレアみたいでダメでした。あらかじめ決めていた予算は大分オーバーしてしまいましたが仕方がないですね。三菱だとプラス3万くらいです。

現状付いているエアコンは200V仕様でスクリーンの後ろ側にあるのでこれは撤去して違う場所に新しいエアコンを付けます。なので電気工事もそれなりに必要ですが私の環境では100Vの新しい配線を通すのに天井裏に潜る必要がないこともありそれほど金額はかかりませんでした。こういう時隠蔽配線などやっていないと簡単でいいです。
室外機のアース工事は最近はやらないことが多いそうですがこれはやっていただきます。

シアター部屋を作ったときは新たに追加した機器は光るチャイムとLED照明一つ、壁コンセントの交換一つ、外灯スイッチ交換一つだけだったのですが電気工事は9万円の請求でした。電気屋さんに聞いてみるとこれはエアコン工事などの標準化された工事と個別の案件では費用が全然違うということです。腑に落ちないですがまあそんなもんなのでしょう。

電気屋さんプロの目から見て私のシアター環境はかなり新鮮だったようで部屋の中はもちろん分電盤などもかなり驚いていましたね。「こんなん初めて見るよ。すごいね。」という感じです。なかばあきれているのかも。少し恥ずかしかったけれど電気工事に関する話などでなんだか盛り上がりました。

2018年4月14日土曜日

国際会議場のフェア2018

今日は福岡で開催されているハイエンドオーディオフェアに行ってきました。
自分のシステムになにか取り入れたいということはなくて完全に冷やかしなのですが、昨年末に今のシステムが完成してから他所のホームシアターシステムが体験したいなというのが一番かな。なのでビジュアル関係は興味あるのですが2chオーディオにはあまり興味がありません。

シアター部屋ではSONYとYAMAHAのデモを体験しました。
SONYはプロジェクター VPL-VW745 と VPL-VW245 を持ってきていて比較試聴をしてくれたので違いがよく分かりました。
もし今プロジェクターを買うとしたら私はVW245が最有力だなとか思っていたので大変参考になりました。

今日のデモで用意されていたのは140インチのシネスコスクリーンですが自分ちのスクリーンが大きくなったことでデモで映像の迫力に圧倒されることはなくなり冷静に分析できたと思います。一番大きな違いはやっぱ明るさですね。スペックが一番低いVW245が1500ルーメンなのですが自分が使っているX3の1300ルーメンと比較しても圧倒的に明るい。
使っているうちに暗くなってくるだろうけどランプ寿命が単純に倍なのでX3ほど不満は出ないかもね。

あと2KのBDを再生するときSONYの場合OPPOのプレーヤーよりプロジェクターで4Kにアップコンした方がノイズが少なくて画質が良かったです。

YAMAHAは一体型AVセンターを中心にプリメインアンプやパワーアンプを継ぎ足したりして11.2チャンネルシステムを組んでました。アクション映画の再生ではいいパフォーマンスなのですが音楽になると質感でかなり物足りないです。
自分ちのシステムでこの手のアクション映画はあまり観ないのですがサラウンドスピーカーをグレードアップしたくなりますね。フロントに完全に負けてしまっているなあと感じます。


BenQは参考出品ですね。最近DLPの映像も魅力があるなと思っているので観たかったのですが朝一番のデモに間に合いませんでした。


部屋の広さに負けるのでセンタースピーカは2本スタック仕様だそうです。
シネスコスクリーンで16:9ソースを投影するのにリサイズしなくて小さいサイズのままデモするくらいなら最初から16:9スクリーンでやればいいのに。そっちの方が数も多いしね。



お客さんの入りもそれ程ではないですしデモの機器も特に目を引くものがなくていまいち盛り上がりに欠ける印象です。

型式不明(fidata) → REFERENCE DAC(MSB) → KX-R20(Ayre) → MX-R20 → kyara(Lumenwhite)

DP-950(Accuphase) → C-3850 → P-7300 → NS-5000(YAMAHA)

175vienna(Pro-ject) → 型式不明 → SC7S2(marantz) → CA-M300(Classe) → 702S2(B&W)

2chオーディオについてはざっと見て回ったという感じで興味のある機器もパフォーマンスも特になかったのでパフォーマンスの感想などは省略します。
14:00くらいから大部屋でアナログのイベントをやるということでその間は小部屋のデモはお休み。この手の人集めのイベントって個人的には全く得るものが無いので興味がない私は早々に退散しました。

2018年4月6日金曜日

さようなら高畑勲さん

個人的には絶賛できる作品もあればそうでもない作品もありやはり地味な趣味の監督さんだったと思います。劇場版最後の作品「かぐや姫の物語」はまだ観ていません。そういうことで私はファンを名乗るには中途半端かもしれない。
自分の中で高畑さんの作品で特別なものはやはりTVシリーズの「赤毛のアン」と「じゃりン子チエ」です。
どちらもリアルタイムで目にしていながらその当時は全く興味を示さず大学生くらいになって初めてその作品の価値に気付いた次第。実際同監督作品が子供にそれほど受けたとは思えない。
漫画を描くことに挫折してこの世界に入った宮崎監督とは違って高畑監督は絵を描かない(描けない?)人。純粋に子供を喜ばせるような作品が作りたかったのだろうと思うが大人受けのする作品ばかりだと思う。

赤毛のアンもじゃりン子チエも物語や映画の世界ではあまり描かれないタイプの家族構成が面白いと思う。

前者は結婚しない(できない)兄妹二人で暮らしていたところに新しい家族として孤児を引き取ることでできあがった3人家族。それも男の子を呼んだのにやって来たのは女の子だった事から起こるあれやこれや。しかしこの家族はとても幸せで充実した日々を送る。ろくに女性と話すこともできないマシュウの姿に私は強く共感を覚えます。

後者はろくに嫁さんの顔も見ることが出来ないテツがどうしてチエちゃんをこさえる事が出来たのかが最大の謎です。(笑) 博打狂いの親父は家に寄りつかず小学生の女の子が家業のホルモン屋を切り盛りする。ヨシエさんがホルモンを焼かないのはテツに遠慮しているのかな。この作品は逆に多分普通の大人には受けないだろうと思います。ちょっと観ただけだと柄の悪い関西弁が自分の子供に悪影響を与えるんじゃないだろうかと心配になるような。(笑)

「ハイジ」もそうですがキャラクター達の日常をリアルに描くというのは上質な映画作品でも基本的なことだと思います。そして当時のTVシリーズは年間を通してほぼ休み無く毎週1本を仕上げてあのクオリティなのは大変な事だと思う。手書きのセル画で動画をやっているわけですし背景の美術なども全て手書きですよね。

長く生きて行くにつれて出会いもあれば別れの機会も増えていきます。そしてより重いのはやはり自分の人生に大きな影響を与えた人との別れでしょう。

2018年4月1日日曜日

今期のTVアニメ1804

今期楽しかった作品を記しておきます。

・ゆるキャン BS11
・グランクレスト戦記 BS11
・ダーリン・イン・ザ・フランキス BS11
・新世紀エヴァンゲリオン 日本映画専門チャンネル


・ゆるキャン

冬の一人キャンプを楽しんだり、初めて来た屋外であろうと爆睡できたり、極狭な部室で活動したりと男子顔負けの剛の女子高生達を描いた作品。(笑)
特に志摩さんの厚着自転車や原チャリでキャンプ場まで遠出するお話はとても面白かったです。日頃は図書室に常駐する読書好きな女の子とという設定も興味深いですね。キャンプご飯がすごくおいしそうなのも女の子キャンプらしくていいです。
久しぶりにキャンプツーリングやりたいなあ。


・グランクレスト戦記

まだ放送中です。11.5話まで観ました。
小説だと詳細を描き込めると思いますがこういう壮大なお話は映像作品にすると世界観を観客に分かってもらうのが難しいように思います。
放浪の騎士と契約魔法師の二人を中心とした一代記だと思いますが登場するキャラクターや戦術などの見せ場を押さえてあって面白いです。


・ダーリン・イン・ザ・フランキス

まだ放送中です。11話まで観ました。
少年・少女がロボットを動かして敵と戦うというのはガンダムの70年代からの伝統だと思いますがまじめに考えると説得力がかなり乏しい。(ガンダムはその辺をちゃんと描いているのが偉い!)この作品もそういうおなじみの流れですが男女二人を組ませて思春期特有の雰囲気を描いているのが新鮮かな。女の子がメカと同調しそれを男の子が操るというシステムはなんだか萌えるような。。。(笑)「トップをねらえ2!」とキャラやメカのデザインがよく似ています。スタッフが共通なのかな。


音楽的には中島美嘉さんには興味がなかったのですがOP曲は映像作品と良くマッチしていて秀逸だと思います。


・新世紀エヴァンゲリオン

もちろん過去に観たことはありますが日専でまとめて放送していたので久しぶりに観てみました。BSで放送したのと同様みたいですが音声が5.1chですね。古い作品ですがこの音声は十分に楽しめます。毎回アレンジが変わるEDの「Fly Me to the moon」はやっぱいいですね。私の中ではこの作品は終わらせ方を誤った愚作という位置づけなのですが改めて鑑賞してみると普通に楽しめました。