ひとつは 素材への取組 もうひとつは 構造への取組。
例えばケーブルなら前者は電気抵抗の小さな導体を追求したりする方向で後者は被覆の構造を追求したりする方向です。
我々アマチュアが取り組むのにより難しいのは素材への取組だと思います。
ホームセンターやネットなどで普通に手に入る材料なら問題ないですがそれ以上を求めると難易度がぐんと上がりますね。
ネジ一つでもスペシャルなものを個人で用意しようとするとかなり大変です。
材料の吟味→加工工場の確保→メッキのプロセス & 最小ロットとコストなど他人のお世話になる要素が多々あり実現性はどんどん低くなってきます。
構造への取組はアイデアと根気があれば比較的実現は容易です。一人でこつこつ好きなときに好きなだけやればいいので。
両者を比べてどちらがパフォーマンスに対して影響が大きいかを考えるとやはり素材だと思います。構造をいくら頑張っても素材の影響からは逃れられないからです。
コストパフォーマンス云々は度外視ですが。
前置きが長くなりましたが素材への取組を熱心にやっている某ショップに注文して壁コンセントベースの取付ネジと壁コンセントの取付ネジを送ってもらいました。
ボードの取付ネジは M4×L20 2本。
壁コンセントの取付ネジは M3×L5 4本。
ボード用はAVプリ+音楽用NASで使っている壁コンセントのボードのネジを交換。
壁コンセント用はBDレコーダー+プロジェクターで使っているネジを交換。
M3×L5はCNT複合銀メッキネジの方がグレードは上なのでここはボードだけのネジ交換です。
壁コンセントはXP-PS Flare Limited。
こちらは
もともと使っていたネジは
M4は樹脂(RENNY)でM3は多分SUSです。CFRPと樹脂ネジの相性は悪くないと思っています。
ネジ交換後のパフォーマンスは音はやや細身で固い感じがしますが芯がしっかりしています。映像はSN感がすばらしくキリッとした気持ちのいい映像ですね。
2018.7.29追記
ボード取付ネジだけ元に戻そうかと悩んでいたのですが時間が解決しました。スピード感と音色の粘りを両立した素晴らしいパフォーマンスです。ネジだけの交換ですが影響力は大きいですね。