2022年11月20日日曜日

MotoGPを振り返って2022

 今年も備忘録として記しておきます。


・Moto3

チャンピオンはI.ゲバラ。個人的にはD.フォッジアが本命かと思っていたけどゲバラは後半覚醒したかのように強かったですね。佐々木選手がトップを争うシーンが多くてランキングは4位で終わったけど存在感は大きいシーズンでした。


・Moto2

チャンピオンはA.フェルナンデス。シーズン前半はC.ヴィエッティ選手がリードしていたのですが後半は嘘みたいにノーポイントレースを続けました。フェルナンデスは開幕前から小椋選手がライバル視していたとおりで最後までチャンピオンを争いました。体が大きいフェルナンデス選手はストレートスピードが伸びなかったりレース前半は我慢のレースだったりするのですが勝負強さで小椋選手を上回りました。とはいえ小椋選手は日本人選手としては久々にチャンピオンを狙える実力を持つライダーで来期はアコスタ選手あたりとまたチャンピオンを争いそう。このクラスはフェルナンデスのみMotoGPにステップアップします。

第13戦オーストリアGPで小椋はチームメイトのチャントラと1,2フィニッシュを決めました。小椋は今季3勝しました。中でもフェルナンデスと我慢比べのようなひりつくレースを見せた日本GPは見応えがありました。

・MotoGP
チャンピオンはF.バニャイヤ。シーズン後半に入った頃はディフェンディングチャンピオンのF.クアルタラロがリードしてましたが後半からバニャイヤが4連勝するなどあっというまに追い上げ逆転しました。今期DUCATIは8台走っており日本のバイクメーカーはYAMAHAのクアルタラロが一人気を吐いている状態でなんとも寂しい限り。MotoGPはこのままヨーロッパを中心とした元々の姿のレースに収束して行きそうに見えます。YAMAHAのサテライトチームで頑張っていたA.ドビチオーゾがシーズン途中で引退しました。

今期アプリリアに初勝利をもたらしたA.エスパロガロ。エスパロガロは一時期ランキングもトップでした。しかし第9戦カタルーニャGPで周回を一周間違えて2位フィニッシュを逃したあたりからリズムが狂ったようです。来期はエンジン開発が凍結されるのでKTMのように伸び悩む可能性が高いとみています。

長期欠場していたM.マルケスは復帰早々クアルタラロと接触してコースアウトしたりとリズムにもう一つ乗れないようです。まだ勝つための走りはやってないようですが出れば上位の方で走っているので万全なら日本車でドカに対向できると思うけど来期はどうだろうか。

SUZUKIはシーズン途中で今季限りでMotoGPとEWSの撤退を発表しました。個人的にはものすごく残念ですが近いうちにMotoGPのエンジンレギュレーションが変更されるようでこのままレースを続けても得るものがないと判断したのでしょう。第18戦オーストラリアGPでA.リンスがぶっちぎりで優勝したのは痛快でした。彼は最終戦バレンシアでも勝ちました。2年前にチャンピオンになったJ.ミルがふがいないシーズンだったので余計にリンスの活躍はうれしかったです。ミルは来期レプソルホンダ、リンスはHONDAのサテライトチーム入りが決まっています。




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