2007年1月3日水曜日

市販ソフトに頑張って欲しい

「スクリーンと暮らす」に訪れていただいている(奇特な?)方々へ、明けましておめでとうございます。
今年もマイペースでオーディオ&ヴィジュアル趣味を楽しんでいく所存です。

さて、皆さんはホームシアターで映画を鑑賞する時に使用するソースは何でしょうか?
私の場合、一番多いのはCSやWOWOWなどの放送をDVDレコーダーでDVD-RAMに録画したものです。
しかし、この方法は私のホームシアター環境で映画を鑑賞するのに質的に最上のものとはもちろん言えません。

質的に優秀なソースのランキングをつけてみると、

 1.市販のDVDソフトをSR-DVDで再生する。
 2.デジタルハイビジョン放送をCATVのSTBで受信する。
 3.放送を録画したDVD-RAMをレコーダーで再生する。

ということになります。

2.と3.の間には決定的な差があり、映画を楽しむというよりは良い作品に出会うために幅広く作品に接するための視聴と割り切っています。
CATVのSTBと録画機器との間はアナログ接続しかできませんので、仮にハードディスクレコーダーを使用しても質的にはあまり向上しないでしょう。

1.と2.の間の差ですが、映像的には若干2.の方が優位です。
市販DVDの480Pに対して、HD放送は750Pや1125iなど走査線数の点で有利なこともあり映像の精細さでは後者が上ですが、DVDの方はプレーヤーの性能に助けられているのか色彩の美しさに魅力があります。
いわゆる「フィルムライク」な色彩は私の環境ではDVDの方が上です。

1.が2.に完全に勝っているのは音声で、DVDの再生の方が音情報の微細さ、説得力など圧倒的です。
特に、音楽のライブで比べると放送の音は薄っぺらで全くリアリティを感じることができません。


メーカーが行うプロジェクターのデモンストレーションなどでは、もう何年も前から市販のDVDソフトよりもエアチェックしたデジタルビデオテープを使用することが多いですが、市販のソフトをきちんと再生してやるのがこの趣味のあるべき姿かなと思っています。

次世代ディスクたちが放送コンテンツを完全に凌駕してくれるなら、現在のこのソフトの状況に対するなんとも割り切れない気持ちが解消されるかなと期待しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿