2007年7月15日日曜日

ΩSACD2の天板交換

ΩSACD2の天板と側板をCFRP化しました。

今回は天板が4mmで側板を2mmの厚さで作りました。
CFRPの仕様は今まで通り60tと24tのハイブリットタイプです。
天板を厚くしたのはドルフィンの鍋谷さんからのアドバイスで、クラッセのラムダシリーズの天板は5mmのパフォーマンスが良いという情報があったからです。
4mmにしたのはコストの面で妥協しています。

ノーマルの天板と側板は10mmのアルミ板でできていて、特に側板の厚みの変更はそのままでは無理があるので樹脂と組み合わせて取り付けるように工夫しています。(概略図参照

取り付けで予想していなかったトラブルが少々ありました。

1. 背面パネルの取り付けねじが長すぎて、側板を取り付けるための樹脂パーツと干渉する。
  →樹脂パーツを削り込んで対応

2. 天板を前面パネルに取り付けるためのタップ穴がもともとぎりぎりの深さしかなく、天板を薄くするとねじが最後まで入らない。
  →M4用平ワッシャを2枚使って対応

いずれも短いねじを使ったり、タップを深く切ったりすればスマートに解決できるのですが、クラッセはインチねじを使用しているので速やかに対応するのが難しく悩ましい所です。


ΩSACD2ドルフィンバージョンの音は、導入前までリファレンスだったSR-DVD+ER-DACに比べて情報量にかなりの余裕がありパフォーマンスの基礎体力に関しては問題ないところです。
しかし後者にはCFRPを筐体に組み込んだり、DACにシールドしてアースを取ったりの改善の結果、音にΩSACD2ドルフィンバージョンにはない特有の実在感が備わっていてその点がどうしても物足りない所でした。

ΩSACD2の天板は、10mmのアルミ板3枚を鉄板でつなぐ様な構造になっていて重く、まるで古井戸を塞ぐ蓋のようなイメージです。
天板と側板の重量を測ってみると、

・ΩSACD2ノーマル 6.4kg
・CFRP+樹脂パーツ 1.6kg

となります。プレーヤ全体の重量を約40%削減できたことになります。
多分エージングに3週間くらいかかると予想しますが、これでアルミ材特有のもっさり感が抜けて実在感がアップしてくれるのではないかと期待しています。


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