去年まで2ストローク250ccクラスだったカテゴリーがホンダの4スト600ccエンジンとダンロップタイヤオンリーのMOTO2クラスになりました。
元来レースといえばバイクメーカー同士の争いだったわけですがMOTO2クラスはフレームビルダー同士の争いということでエントリ台数も40台と壮観なカテゴリーになりました。
そしてその新カテゴリーMOTO2クラスの開幕戦で優勝し歴史に名を残したのはゼッケン48番の日本人ライダー富沢祥也選手でした。
将来を嘱望された富沢選手ですが19歳の若さでレース中の事故で帰らぬ人となりました。
彼の事故は後続2台のバイクの進路を塞ぐような形でライダーが路面に投げ出され2台のバイクにひかれるという、私の記憶の中では最も悲惨な事故でした。
事故といえばバレンティーノ・ロッシのダメージは全治6ヶ月といわれながら彼はわずか6週間でレースに復帰しました。
松葉杖をついて歩くような痛々しい格好で戻って来た彼ですが4戦欠場のハンデがありながらランキングは3位で終えています。
来期は念願の?ドカティ入りが決まっています。
今年のレースは3つのカテゴリーでスペイン人ライダーがチャンピオンになるというスペイン一色と言っても良いような幕切れでした。
特に125ccクラスのマルク・マルケスはロッシの最年少連勝記録を抜いて17歳で5連勝しました。
年間勝利数も全クラス通じてロッシの11にせまる10勝でチャンピオンを獲得しました。
ロッシに匹敵する才能の出現ということで今後彼はロードレースの中心選手になっていくかもしれません。
MOTO2クラスは日本のモリワキのチームから出ていたトニ・エイリアスが、MOTO GPはヤマハのホルヘ・ロレンソがチャンピオンになりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿