2011年2月28日月曜日

大学で学ぶということ

大学に入ってから最初に味わった挫折感はコンピュータのプログラミングの課題でした。
専攻は機械工学なのでプログラミングの授業は1個だけでしたが、一年生の頃午後一番から確か1.5時間くらい講義を受けた後に課題が出されてそれを提出した人から順に退室して行って良いという授業でした。

当時はPCがまだ普及していない時代で私は大学に入ってその授業で初めてPCに触れたわけです。
OSはなんだったか覚えていませんが三菱の端末を使っていました。
そして授業はプログラミング言語「Fortran」の講義と実習でした。

最初の講義で内容はちんぷんかんぷんで出された課題は何とか自力で頑張ってはみるもののうまくできずに結局その実習の施設が閉まる午後10:00まで教室に残っていました。
当時は50人くらいのクラスメートがいましたが残っていたのは私の他にあと2名くらいだったでしょうか。
大概の人はできなくてもPCに通じているクラスメートの答えを丸写しにして課題をクリアし退室していました。
私はどんくさいこともありますが他人の答えを丸写しなんてプライドが許さずに結局最後まで残っていたわけです。

まあその後は暇を見つけてはPCルームに通ってプログラムの勉強をしてました。
そして卒業研究では自力で3軸のステッピングモータを駆動するプログラムを組んで治具を作ったりすることができるようになっていました。
デジタルの基本的なところは助手の方に教えを請うていましたが。
そして苦労して拙いながらも一つの研究課題を完成させたことは自信になり社会人になってからも相当大きな武器となりました。



なんで今頃こんな事を書いているのかというと、ズルして実力もないのに大学に入って一体何がしたいんだろうと思ったからです。
私が大学4年生の頃は売り手市場で極端な例では他人の論文を丸写しして提出したような人間でも一流企業に入社することができました。
しかし今現在彼がどうしているかなあと思うと結局実力や向上心がなければどんな場所にいてもうまくやっていけないのではないかと思います。

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