分電盤を新調したことで音声も映像も体感上のノイズレベルが一気に下がりました。
ノイズレベルが下がるというのはノイズに埋もれていたであろう情報が埋もれずに再生できるようになったということです。
結果として音楽の再生では楽器や声、室内の反響などのおいしい音情報成分が拡大し、映像では例えば日本映画専門チャンネルなどの比較的ノイジーなソースが普通にHDの画質として楽しめるようになりました。
しかし分電盤を改善したからといっても実際に仕事をしているのはオーディオ機器であり、映像機器なのですからパフォーマンスが上がったといっても本来これらの優秀な機器が持っている潜在能力を発揮させているにすぎないのでしょう。
今回特に感心したのはスピーカーの Incognito です。
最新の PeakConsult の音は知らないのですがこの頃のPeakConsultの音は例えばB&Wと比べるとストレートな音色で、KRELLと比べるとストイックな音色だと思います。
鳴らない時は本当に狂おしいほど鳴らないし鳴り出すと踊り出したくなるほどナチュラルにハイな再生ができます。
そして入力される信号に忠実で必要以上に気持ちよく鳴らそうとはしてくれずむしろ弱点をさらけ出すスピーカーです。
入力される信号が洗練されればされるほどにどんどん深みや凄みを増していく様を長く楽しめるのですがなかなかにマゾヒスティックなスピーカーだと思います。
今回のパフォーマンスアップはこのIncognitoの潜在能力の高さがあればこその結果でしょう。
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