2011年2月14日月曜日

UFC126

アンデウソン・シウバの強さはUFCで13連勝という数字だけを見ても傑出しているのは間違いないところです。
しかし彼のことをファイターとして尊敬しきれないところはデミアン・マイヤ戦などで顕著なように彼の内面に関するところがどうしても好きになれないからです。

端的に言えば自分が気持ちよく対戦できる相手には圧倒的に強いが相性が悪い相手にはとことん慎重になり石橋をたたいて渡らないような試合をするからです。

しかしチェール・サネン戦は9割方シウバが負けていた試合を最終ラウンドの本当に最後の土壇場で見事に逆転で1本勝ちしたのには驚きました。
あれは本当に勝利への執念がないと実力だけではできない芸当です。

そしてUFC126で対ビクトー・ベウフォート戦で見せた鮮やかな1RKO勝利。
上段前蹴り一発で試合を決めた選手なんて過去に居たかな?
自分の間合いに入った相手を一撃でしとめるという打撃技の極意と言っても良い見事な蹴りでした。
彼に申し上げることはもう何もないですね。すばらしいファイターです。


0 件のコメント:

コメントを投稿