MAXオーディオ 音楽館 で行われた視聴会に行ってきました。
視聴したシステムは
No512(mark Levinson) → No326S → No53 → DD67000(JBL)
いつもならぎりぎりまでそれ程集まらないお客さんが私が訪れた15分前にはほとんど席が空いてないほどぎっしりと入っていました。
最終的には席が足りない状態でした。
評論家の柳沢功力氏が進行役だったのが盛況の理由かもしれません。
個人的にはステレオサウンド誌での氏の印象は機器の音の評価が私とは正反対のことが多く正直「耳」は全く信用していませんでした。
しかし氏の講演は博識でウイットに富んでいて再生する音楽ソフトのバリエーションもセンスも素晴らしく大変充実した内容でした。
ソフトは意外とボーカルが多くてフルオーケストラは「春祭」を数分かけたのみ。
最後に「蛍の光」をチョイスしているあたりしゃれっ気が効いていますね。
DD67000の音に関しては私がJBLに抱いている印象とそれ程大きくは変わりませんでした。
基本JBLは大きな音を破綻させずに再生するのには大変向いているのですが、どこかぼんやりとしたおおらかな鳴り方が私には一枚フィルターをかましているようなもどかしさに感じられます。
PAだったらそれで良いのですがこのクラスの高級機ならばその上の表現力を望みたくなってきます。
DD67000はかつてのK2シリーズが持っていたようなちりちりとしたところがなく、おおらかさに磨きがかかっているように感じます。
柳沢氏がこの機体は「まだ新品なので」というふうに一言前置きをしていたのはうなずけるところです。
しかし2時間行われた視聴会の終盤頃には音が幾分ほぐれてきたようで、オルガンの再生やその次のピアノソロの再生は独特の雰囲気が出ていて素晴らしい再生でした。
今日は寒く荒れた天気でしたが会場は熱気むんむんで濃密な時間をすごすことが出来ました。
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