2013年10月5日土曜日

HP-5509(シリーズ4)試聴

AVプリアンプ HP-5509 は私のオーディオシステムの中ではパフォーマンスの中核と言ってよい製品です。

音の傾向はデジタルの良さを突き詰めたような感じで聴感上のS/Nとワイドレンジ感では同価格帯の2chプリでは勝負にならない性能の高さです。
オーディオ用プリアンプを価格無制限で比較しても結構上位の方にランクされると思う。

ただ万人に評価されるかと言うと例えば アナログディスク→管球アンプ→フルレンジスピーカ のようなナローで音色のみに価値を見いだすような向きには合わないような気もします。

年齢の若い物理的に耳の性能が高い人に聴いて欲しい製品です。


それはさておき私が使っているHP-5509はシリーズ3ですがシリーズ4がこの度完成したようで試聴機を送ってきてくれました。


右が試聴機、左が私のHP-5509ですが外観は同じ。

シリーズ4の音出し一発目はやや粗いものの大地に根を張ったような安定感のある感触が印象的。
音場の見通しが良くて背景がものすごく静かなのが安定感になっていると思う。

30分も鳴らしてやるとこりゃ化け物じゃんってくらいアクティブな鳴り方。
さらにワイドレンジなのですが音像のにじみがない。
純度を極限まで高めたような自然な音色。
フットワークが軽いのですが密度が高く、足回りが決まった車体をギュッギュッと自在に向きを変えることが出来るようなグリップ感がたまらないですね。


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