古谷実さんの作品はいつも単行本が出たら購読していますが「サルチネス」は出たことを最近まで知りませんでした。
全4巻発売になってます。
「修行」によって何に対しても動じない能力を身につけた男。
幼少の頃、妹と二人親に捨てられてからは妹の幸せのみが人生の目標で他人との関わりを持たず家にこもって暮らしている。
しかし自分自身の存在自体が妹の負担になっていることをうすうす気付かされた彼は自立するため東京に出てくる。
幼少の時に経験した大きなトラウマから自分の周りに大きな壁を作って狭い世界、価値観に閉じこもってしまうという話は最近観た映画「みなさん、さようなら」にも通じるところがあり興味深いところです。
ここまで他人の心を理解しようとしないのは完全に「病気」ですけどね。
けれど言ってることが案外真理だったりするのが面白い。
今回も登場するキャラクター達は強烈な面々ですね。
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